神々の指紋 下 (角川文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA
2.85
  • (2)
  • (3)
  • (9)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 154
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (385ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スケールの大きなお話(考古学なので、そうですね)。
    文明は繰り返される。

    私達は優れた科学技術を持っている、と思っているかもしれない。
    それは驕りであり、過去の文明のほうが優れていたかもしれない、ということは認めるべきだ。

    過去の文明、そして今の私達の文明は、この先必ず訪れるであろう災害(たとえば、大型獣が食べ物を消化する暇もなく瞬時に冷凍されてしまうほどの災害)により消滅することは、これから起きるであろう事実として受け止める必要がある。

    神話を非科学的なものとして、妄想として扱ってきていないだろうか、と筆者は言っている。
    大洪水は本当に起きたことなのだろう。
    地軸の反転もしかり。

    過去の文明は、未来の文明に対してメッセージを送っていた。
    大切なメッセージを。

    彼らの立場で考えてみよう。
    私達が生きてきた証拠、それは西暦で示したところで、新しい文明には伝えることはできない。もっとも正確な時計、それは地球の歳差運動だ。
    この時計は、数万年単位の時を刻む。
    (この発想はなかった。さすが。)

    ピラミッドの通路から正確に見える星。それは何を意味するのだろうか。
    ピラミッドに収められているものは?

    南極大陸にはなにかあるね。。。

  • 上巻に引き続いて下巻を読みました

    上巻は南米の不思議について触れていましたが、下巻は本丸?であるエジプトに入ってきました

    しかしながら正直チョット読みきれず、、、というかそうですね、、、結論を急いでしまいました
    結論の章だけ読んでしまった次第です
    エジプトはテレビとかでも色々やっていますし、その不思議さってものは色々言われていますから。。。

    で、結論
    南極大陸の氷の下に失われた文明が埋もれているのではないかというのが結論でした

    アトランティス大陸という一晩で沈んでしまったという伝説の大陸がありますが、その伝説が南極大陸の事だったのかも知れないと

    しかし沈んでないじゃん
    ていうか南極大陸に人が住めないでしょ
    といった疑問が出てくる訳ですが、1つ目は「一晩にして凍りついてしまったのではないか」という事で、アトランティスと関係があるとすればそこが伝説の中で「沈んだ」に着色されたといった事があるのではないかと

    で、2つ目
    こちらはもともと南極大陸は氷ついていなかったのではないかと
    どういう説かというと、地球の軸というものがあるかと思います
    その一番北を北極、南を南極という訳ですが、その「極」がズレていたのではないかと

    南極点が今の南極点でなくズレていたとすると、今の南極大陸は「極」の位置には無かった
    つまり極寒の地では無かったのではないかという説でした

    その軸が一晩にしてズレた
    そのような事が起き得るのかなどは未検証(検証できっこないか)だが、いくつかその証拠とも思える根拠を出していました
    それによって南極大陸は「極」に移動し、一気に極寒⇒一晩で凍りついたのではないかと

    21世紀の今でもこの説の結論は出ていないですが、面白い話ですね
    南極の氷とか今の技術で中を見たりできそうかなと思っていたのですが、そんな簡単な事では無いのですね

    私が生きている間にそれが見られるかどうかわかりませんが、もし南極の氷の下でかつて存在していた高度文明の証拠が発見されるとか夢がありますね
    実に面白い結論でした
    夢がある

    引き続き神々のシリーズ読み進めたいと思います

  • 巨石文明をめぐる紀行文。地軸変動により南極大陸がかつては温暖な場所に存在していた時代に栄えた文明により、エジプトのピラミッドなどが建設されたという仮説。多くの反対論者による反論がなされているが、旅をしながら編み出された妄想・想像だとすれば大したものだ。
    最後の終末論の予想は余計か。

  • 「神々の指紋(上)(下)」(グラハム・ハンコック :大地 舜 訳)[電子書籍版]を読んだ。実に二十年ぶりじゃないかな。
    この手の考古学ミステリーは大好き。もし本当だったらと思うとワクワクするよね。読み物としては良くできてると思います。数字遊びはちょっと胡散臭くて無理があるかな。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

イギリス出身。元『エコノミスト』特派員。国際的なノンフィクション・ベストセラーの著者。主な著書は『神々の指紋』、『創世の守護神』、『神々の世界』(共に小学館文庫)、『天の鏡』(翔泳社)、『異次元の刻印』(バジリコ)、『神々の魔術』(KADOKAWA)など。冒険小説には『リアとレオーニ・時空を超えた姉妹』(講談社)、『WAR GOD』がある。彼の著作は30ヶ国語以上で翻訳され、世界中で700万部以上売れている。有名なテレビ・シリーズ『Quest for the Lost Civilization and Flooded Kingdoms of the Ice Age』をはじめ公開講演、ラジオ・テレビ出演も多数。WEBでも数千万人の視聴者を捉え存在感を示している。また、型にとらわれない思想家として知られるハンコックは、人類の過去や私たちの現在の苦境について、共感を呼ぶ疑問を投げかけている。

「2020年 『人類前史 失われた文明の鍵はアメリカ大陸にあった(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グラハム・ハンコックの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
高野 和明
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×