神々の指紋 上 (角川文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA
3.03
  • (3)
  • (9)
  • (12)
  • (4)
  • (5)
本棚登録 : 189
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (447ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 学生時代、古代エジプト沼の住人だったので、グラハム・ハンコックの『創世の守護神』にはかなりハマりました。たまたまAudibleに彼の名前を見つけて懐かしかったので早速聴了。
    やはり超古代文明へのロマン溢れる語り口には心底魅了されます。本作ではメソアメリカ中心に話が進められていくので、最近の興味関心ともシンクロして余計に好奇心を掻き立てられました。

    自説に沿って展開される「これが証拠です」コラージュの羅列が、どう見てもこじつけ感満点で面白いんですがw地層に残るポールシフトの証拠や天の星々と神殿の配置の相関関係、神殿構造の数学的共通点など、信憑性を感じる部分も多々あり…これをただトンデモ本と貶すのは、宝石や金銀の混ざった砂袋をただの砂袋だと言って捨ててしまうようなものなんじゃないかとも思える訳です。

    個人的には超古代文明は存在していないはずがないし、当時知るはずのない情報をメソアメリカの古代人が知っていたのは、彼らのシャーマンが幽体離脱して時空を超えた様々な情報をゲットしていたからだと思うので、本書もそんなに突飛な説ではないんじゃないかと。(この自説こそトンデモ扱いでしょうねw)

    今後どう展開していくのか、下巻も楽しみです。

  • 「神々の指紋(上)(下)」(グラハム・ハンコック :大地 舜 訳)[電子書籍版]を読んだ。実に二十年ぶりじゃないかな。
    この手の考古学ミステリーは大好き。もし本当だったらと思うとワクワクするよね。読み物としては良くできてると思います。数字遊びはちょっと胡散臭くて無理があるかな。

  • 20年前にベストセラーになった本が、Kindleで10円だったので買ってみた。

    一言で言えば、12000年前に超古代文明が今は南極大陸に位置するところにあったという話。
    で、その根拠として高度な技術なしには作れないエジプトのピラミッドなどが上げられていた。

    色々突っ込みどころはあるらしく、当然ながらとんでも系とあちこちで非難されてるみたい。
    それでも、読み物としては面白かった。

  • 最近、テレビ東京で都市伝説なるものをよくやっていると思うのですが、それを見ている中でよく思い返していたのがこの本です

    少し昔の人は知っているかも知れないですが、世紀末くらいだったかに評判になった本です
    その頃は私も少年期、青年期でしたが、ちょっと読んでみようと読んだ記憶があります

    その当時住んでいた家の近くの小さな本屋さんで買いました
    余談ですが、先日付近を通った際にはすでにその本屋さんはなくなっていました

    読み始めての感想はどう表現したら良いのか。。。
    違和感が全員集合?その当時に私が認識していた常識からかけ離れていて、私も若くてその物語を理解して噛み砕く度量がないという
    これだけ嘘八百を並べて書籍化して売っていていいの?
    言葉にするとそういう感じだったと思います
    怒りすら覚えていたかも知れない

    そのまま時は過ぎ現在にいたり冒頭につながる訳です
    度量はなかったかも知れないですが、この本の存在や内容は自分の中で消える事はなかったのですね
    日本ではウケが良いのか、こういった説というのはちょいちょいとテレビなどで見られ、その時々で思い出しつつ、自分も歳を重ねるごとに知見を増やしたりしてきた事で徐々に噛み砕けるようになったのですかね

    で、今回ついに再度読んでみようという事になったと
    今読んでみると不思議な感覚に包まれました
    「昔読んだ記憶あるな」とか「あー、これテレビで語っていた事だな」とか
    昔はよくここまで都合良くモノゴトを捉えられるなと思ったものですが、今読むとよくここまで色んな国の伝承などを集めて調べて想像力豊かに過去に思いを馳せているなぁ素敵だなぁと
    郷愁やら羨望やらでちょっと感動すら覚えました

    引き続き下巻も読みますが、チョット待てよと
    この本が発行されてから20年経過しているが、この説の正しさは立証されていたりするのだろうか?
    絶対に大ニュースになるはずで、立証されていたら自分みたいな人間でもさすがに耳に入っているはず
    まぁこういった事実を証明するのはそう簡単にはできないでしょうね

    話の軸が違うかも知れないけれども地球が丸いというのも受け入れられるのに時間がかかったらしいし
    ただ少なくとも、この説に続く本は出ているのではないかと思いAmazonで検索したところ出ていましたね
    今、本文章を書いているのが2018年なので、その2年前の2016年に本書と同じグラハム・ハンコックさんが神々の魔術という本を出していました
    Amazonで内容を簡単に確認するとギョベクリ・テペとか、完全にテレ東の都市伝説の内容ぽいですね

    なんだ関何某という人はこういった本の内容をなぞって自分の知識のように語っているだけなのかと思いつつ、本の内容をわかりやすく、実際に現地に行ったりビジュアル的に見せてくれる事にも価値はありますよね
    池上さんの番組で政治や経済を学ぶのと同じ事か

  • 今となっては作者がいいように解釈したトンデモ話しを高校生の頃は夢中になって読んでました。

  • 主流の歴史観に異を唱え、古代文明が存在していたという説を唱える本。上巻は中南米の遺跡を巡りつつ、現代の工学技術をもってしても造営や建設が困難な土木工事・建設がどのようになされたのか、という論証を行っている。また、これらの遺跡のデザインに内包された高等数学や天文学のエッセンスを紐解く。
    本書がトンデモ本なのか、あるいは瞠目すべき考古学の名著なのかは判断できないが、紀行文としては非常に良く書けていると思う。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

イギリス出身。元『エコノミスト』特派員。国際的なノンフィクション・ベストセラーの著者。主な著書は『神々の指紋』、『創世の守護神』、『神々の世界』(共に小学館文庫)、『天の鏡』(翔泳社)、『異次元の刻印』(バジリコ)、『神々の魔術』(KADOKAWA)など。冒険小説には『リアとレオーニ・時空を超えた姉妹』(講談社)、『WAR GOD』がある。彼の著作は30ヶ国語以上で翻訳され、世界中で700万部以上売れている。有名なテレビ・シリーズ『Quest for the Lost Civilization and Flooded Kingdoms of the Ice Age』をはじめ公開講演、ラジオ・テレビ出演も多数。WEBでも数千万人の視聴者を捉え存在感を示している。また、型にとらわれない思想家として知られるハンコックは、人類の過去や私たちの現在の苦境について、共感を呼ぶ疑問を投げかけている。

「2020年 『人類前史 失われた文明の鍵はアメリカ大陸にあった(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グラハム・ハンコックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×