生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 (朝日新書) [Kindle]
- 朝日新聞出版 (2016年6月13日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (308ページ)
感想・レビュー・書評
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「生きるのが面倒くさい人」読み終わった。それなりに学びはあって、まあまあよい本だった。ただ僕が日ごろ持て余している体力の欠落は回避性パーソナリティの特徴ではないので、僕が自分をそのまま重ねられるような類例にはついに出会えなかった。しょうがないこととは思うもののちょっと残念。
思いだけを杖に、一歩踏み出せば解決に向かう、って結論に致命的に抵触するのが純体質的な問題なんだよな。先月も無理してオンライン飲み会参加してズタボロになり翌週いっぱいは鳴かず飛ばずという経験をしたばかりだ。ことはそう単純じゃない。
意志力とか、倒れても倒れてもまた立ち上がるとかって美談がわりと好きなので、ついつい実践してしまう。何度も何度も。うまくいったことなんかないくせに。そのたびに傷を増やし続けてきたくせに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安全基地
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回避するようになるのは遺伝より育ち方の影響だという主張だが、ほぼ母親の接し方についてしか書かれていない。子どもの期待に応えるようなコミュニケーションが必要という話なら、父母の責任は同様のはず。このような本が母性神話を補強して、女性たちが妊娠・出産を”回避”するようになりそう。
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面倒くささや無気力な状態から抜けだし、自由に生きる方法を解説した本。
回避性パーソナリティ障害とは、傷つくことや失敗を極度に怖れてしまい、仕事や私生活に支障をきたす障害のこと。
本書は実例を通して、回避性パーソナリティ障害について理解を深めるものになっています。 -
「求めないことを、満たされていると勘違いすることだけは、止めてもらいたいものである。」
回避性パーソナリテイについての本。誰にでも該当しそうな症状である。医学界は病気を作りたがると聞くが、まさにその例ではないだろうか。