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- / ISBN・EAN: 4907953083196
感想・レビュー・書評
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サスペンスで終わらせず、親子の社会復帰に焦点を当てている。元になった事件があるけれど、救出後の方をリアルに描こうとしているのがいい。
子持ちの身からすると観ているだけで苦しいけれど、ジャックが賢くて良い子過ぎて救われる。
レオの親子に対する距離感がよく、踏み込み過ぎず見守る感じなのがいい。男性不信になっていてもおかしくない状況でほどほどに接するのは難しそう。
内容的に嫌いと言いにくい映画だろうけれど、親子もので泣くのが苦手な人は観なくていいと思う。レンタルでミステリー・サスペンスで分類されているけれど、そういう要素は薄めだったので。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年公開
監督 : レニー・エイブラハムソン
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ある親子が、その絆と勇気で”部屋”から”世界”に飛び出して生きていくお話。
自分にとっての世界とか社会が、いかに相対的なものなのかっていう認知の話でもあるなあと思って興味深く見ておりました。脱走の時に初めて空の下に出てそれを目の当たりにしたときのジャックのあの表情が、もう素晴らしい名演技で。あとカメラワークも素晴らしかったですね。
陰惨な事件のお話を題材に、ここまでフォーカスポイントを親子愛に自然にずらして描いているのは面白かったなー。 -
誰に感情移入すればよいのか迷っているうちに終わってしまった
犯人以外誰も悪くない。だから困る。本来犯人に嫌悪感を一転集中できれば心に一種の共同体性ができるはずだ。しかしこの作品は犯人により人間性をゆがめられてしまった若き母親と、それを取り巻く悪意のあるメディアや、娘を失い壊れてしまった家庭などが混在して誰も悪くないのに幸せではない環境が出来上がってしまっている。
いったい誰に感情移入して最後に「良かった良かった」と言えばよいのか -
huluにて。だんだん分かってくる感覚がよい。
ジャックからお話しを聞き出す警官さんが超優秀でかっこいい。レオがええ人で、犬を飼っててよかった…。 -
好きな映画だ。
子供が大人すぎると感じたけど、それもわたしが知ってる価値観で見たからだろう。
家事の片手間で吹き替え版で見たから、字幕版でゆっくり見たい。
最後に、さようなら、をして、前に進む2人に、勇気をもらった。 -
201802
いろんな登場人物それぞれに感情移入してしまった不思議な感じ -
言葉なく…。もう一度見たいかといえば、見たいとかではなく見られないと思う。
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久々にハラハラドキドキ、心臓が痛くなりそうな映画でした。