モヒカン故郷に帰る [DVD]

監督 : 沖田修一 
出演 : 松田龍平  柄本明  前田敦子  もたいまさこ  千葉雄大  木場勝己  美保純  小柴亮太  富田望生 
  • バンダイビジュアル
3.60
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569647979

感想・レビュー・書評

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  • 本作を観てカープ熱が上がり、黒田観戦に広島くんだりまで乗り込もうとしたものの…売り切れ残念。(苦笑)

    2016年度Japan Societyでの新作邦画映画祭JAPAN CUTS、トップバッターとして登場。舞台挨拶に沖田修一監督と前田敦子登場!…とはいえAKB世代ではない自分としては、もたいまさこに登場してもらったほうが盛り上がったかも(苦笑) 本作で前田敦子が演じるつかみどころのない今どきの20代の娘の演技が良かったことの証明なのか、スターオーラを感じることはできませんでした、ハイ。

    ゆる~くげらげら笑いながら観れるコメディとしては上出来です。奇しくも前田氏がコメントした「どこのまち、どこの国に住む人にも家族はいて、だからこそそのキヅナの暖かさをふと再認識できる、そんな機会になれたら。」というのが言い得てます。

    吹奏楽部部長役、いわきが産んだ新星「富田望生」の今後に期待大!(笑)

  • 7年ぶりに故郷(島)へ帰った無職、バンドマンの主人公。身ごもった彼女との結婚の許しを請いに…。驚く母と弟、怒りながらも宴会を開く父。しかし、そんな矢先、父が末期ガンを宣告されて…。

    人生の悲しくて嫌な、緊迫する場面が、こんなに滑稽で笑えて温かいものだとは…。悲観を楽観に変えてくれるとても素敵な映画だった。矢沢推しな父、涙もろい弟、肝っ玉の母、ちゃらんぽらんの主人公、明るい彼女、のんびりな島の人々…全ての登場人物が愛らしい。

    死の場面までコミカルにしてしまうのがすごいし、そこでその曲とは!と伏線に感服。矢沢登場シーン、吹奏楽部のゆるい初シーン、彼女の初魚料理、癌を打ち明けられないのにバレバレな家族、ピザ屋の配達…にやにやと楽しい時間。

    一方で、海辺の親子の会話、ネイルする彼女と義母など時折しみじみ、ジーンとする。

    人生って他人からみたら全て美しく、喜劇なんじゃないかと思った。必死に生きることは素晴らしい。素直に感じた。

  • ほっこりしたー

    モヒカンだけど中身は素朴で不器用な松田龍平が面白くて
    素直なあっちゃんが、どんどん家族に馴染んでいくのがかわいくて
    楽しかったー

    嫁あっちゃんのお腹が大きくなっていくのと
    父・柄本明の病状が変化していくのと
    時間の経過がリンクしているのが、切なくもあり、ぐっときた

    吹奏楽部の演奏がへっぽこなのがすんごく良かった(笑)

  • もたいまさこのお母さんがすっごい良かった。
    嫁ぎ先のお姑さんがこんな人だったら嬉しいだろうな。

  • 2019/2/16
    ぐるっと回って結局つまらん。

  • 邦画としてなら可もなく不可もなく。

    沖田修一と思うとかなり残念だった。
    地方映画だったからか、今までの地味に地味になるべく素らしさを撮ろうとした良さが今作には見えなかった。

    チラチラと良さはあるんだけど…
    両親が年老いていすぎる。
    地方だって、皆髪染めてるし今の人は老人含めて若いよ。
    あれはもう孫が20過ぎてるくらいの祖父母像。
    田舎の描き方も、この監督ならもっと描けたとは思うんだけど。都会育ちの人だったのかな
    けど、今までの作品見る限り どこかファンタジーさがあるのと 女性は特に描かれてなかったから、今回は監督の領分外だったってことだろうか。

    最後の ダ・ン・マ・ツ・マ!!! は良かった 笑

  • これ、いいです。
    どのキャストも個性が立っている。
    味がある。
    小道具の細部の凝り方も。

    時に笑えて、少し寂しくて、
    とってもあったかい。

  • 広島の話だというので鑑賞

    親が病に倒れる、とか自分もいつか迎えることだなと重ね合わせたり

    映画のおもしろさは置いといて、
    この映画の登場人物のいいとこは、全員が全員生き急いでないこと
    ついつい、あれしなきゃこれしなきゃで人生を急ぎがちになってしまうが、島の穏やかさがそうさせるのか、みんな感情は動きながらも、来るものをそのまま受け入れて、ただ生きている。
    そこに羨ましさを感じた。

  • モヒカンはあんまり関係なく、
    だた長男が帰郷したタイミングで、
    オヤジがガンになるって話で、
    コメディ感は、薄い。

    長男と親父の家族愛。

    良い話なんだけど、色々邪魔だなぁ。
    どっちにも振り切ってない。

  • 末期ガン父への不器用な親孝行。
    この手の映画を観た直後は、親が元気なうちに親孝行せねばと思う。

    モヒカンの一生懸命さと、島の人々のやさしさが伝わってくる。

  • 2018.3.1

  • 制作年:2016年
    監 督:沖田修一
    主 演:松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ
    時 間:125分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ


    モヒカンスタイルの売れないバンドマン・永吉は、恋人の由佳が妊娠し、結婚を決める。
    その報告のために故郷である広島県の瀬戸内海に浮かぶ戸鼻島へ7年ぶりに帰り、広島県出身のミュージシャン・矢沢永吉を心から愛する父・治、広島カープファンの母・春子、弟の浩二の一家が久しぶりに顔を揃える。
    のらりくらりとした態度の永吉に治は怒りを爆発させ、いつもの親子喧嘩が勃発。
    それでも永吉と由佳の結婚が盛大に祝われた。
    しかしその夜、治が倒れてしまう。
    検査の結果、治にガンが見つかり、一家に動揺が走る。

  • 野呂君、わかってるね〜。がすげぇく良かったです。

  • 映画のタイトルと松田龍平のモヒカンにちょっと観るのを躊躇ったけど観られてよかった映画でした。


    病院でのシーンがたまらなく好きです。
    まず、お水の件。
    千葉雄大の「持てるかねー?」には笑った。
    柄本さん発するもたいさんへのツッコミも可笑しくて。
    通常なら笑ってはいけないシーンなのに、静かな病室に鳴り響くチーンの音が、間が、絶妙で面白い!!!
    それを鳴らしている人が見えないところも想像力を掻き立てられて面白さに拍車を掛けてる。
    何度観ても面白くてツボにはまりました。

    クスクス笑えるシーンが多々ちりばめられてて好きだなぁ。
    ピザのシーンも好き。
    ただお父さんの最期はあれでいいのかー。

  • ハートウォーミングなストーリーです。

  • 東京で売れないメタルバンド・断末魔のヴォーカルをする永吉は熱狂的矢沢ファンの父と熱狂的なカープファンの母を持ち、同棲中のネイリスト・ユカを妊娠させ、7年ぶりに故郷・広島の戸鼻島に帰る。しかし、父のガンが分かり…

    中学の吹奏楽部を指導し、矢沢のI LOVE YOU,OKを義務だと演らせる父、もたいさんの優しさとおかしさ(ちょっとかもめ食堂のマサコさんみたいに)がとてもいい空気感。
    松田龍平のモヒカンも良かった。
    目新しさはないけど、こういう雰囲気のお話、好き。
    あと、景色が良かった。
    豊島で撮られたというお墓とか、すごい。

  • これは緩い映画というレビューをしている方を見て、上手い事言うなと思いました。確かに良い意味での緩さがあります。一見緩やかに流れながらも父(柄本)は死に向かい残された時間はわずか。その時間の流れはとても速い。


    松田のノンビリとして表情の奥に父や故郷に対する思い、家族が出来てこれからの不安や思いが感じられる。

    前田のアッちゃんもそれなりの味を出していると思う。決して目立つモノや存在感は感じない。それが物足りなさかもしれないが、その物足りなさが控えめながらも夫(松田)を支える感が出ている。

    もたいも地味でありながら夫を支え、子供達もしっかり見守る母親感が出ている。

    それぞれが自己主張や目立った存在感はない。そこに緩さを感じてしまうのかもしれない。その緩さが良い方向に進んでいっていると思う。ただ、観ていて飽きは来てしまうもしれない。

    その中で柄本の演技を含めての存在感。決して突出しているわけでもなく、全体の中で協調している。

    また、そこが観る人にとっては飽きを感じてしまうかもしれない。

    チョッと飽きを感じさせながらも、観終えてから良かったと思わせる映画かと思います。

  • バンドも上手くいかず、彼女が妊娠したのを機に地元の島に帰省した永吉。そこで、父が癌に侵されていることを知る。ぶつかり合いながらも、和やかに進んでいく家族の生活がとても良かった。記憶も少しあやふやになり、永吉を中学生と思って話しかける海辺のシーンが本当に良かった。家族っていいなぁと思いました。

  • 沖田修一監督が描く調理や食事の場面は、
    是枝裕和監督の描くそれとは違って、
    イラつく本質は少なくて、
    あくまでも柔らかく、
    くすっと笑えて、
    温かなものを感じられる。
    それもまた本質の一面かと。

    『南国料理人』や、
    『キツツキと雨』でもそうだったが、
    父と息子を絶妙に描けるのは、
    そこに母の存在があるからなのだろう。

    もたいまさこ、素敵。

  • 売れないメタルバンドのボーカルが彼女の妊娠を機に結婚を決意、
    それに伴い故郷の両親に伝えるために里帰り、
    YAZAWA好きの父親に怒鳴られるが、
    それと同時に父が末期癌だという事が発覚し‥‥。

    全体的に重いテーマの連続ではあるが、
    作品全体に重苦しい雰囲気はなく、
    どちらかというとユーモアが漂い、締めるとこは締める。
    そんな印象ではあった。

    一つ残念だったのが、タイトルの由縁にもなっているモヒカン。
    そこに特に意味があったのか無かったのか、
    どこかモヒカンが逆に浮いていた様な気がしないでもなかった。

    ただ、胸に突き刺さった言葉もある。
    親って本当に死ぬんだな。
    当たり前の事だし、わかりきっていた事でもあるが、
    一番遠い所で捉えていた常識であった気がする。
    そう、それはいつかやって来る紛れもない事実なのだ。
    その事に気付かされた作品であった。

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