ズートピア MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

監督 : バイロン・ハワード  リッチ・ムーア 
出演 : ディズニー 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
4.09
  • (211)
  • (245)
  • (130)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 1308
感想 : 196
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241763334

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 動物たちの“楽園"ズートピアで、ウサギとして初の警察官になったジュディ。
    でも、ひとつだけ問題が…。
    警察官になるのは通常、クマやカバのように大きくてタフな動物たちで、小さく可愛らしすぎる彼女は半人前扱いなのだ。
    だが、ついにジュディも捜査に参加するチャンスが!
    ただし、与えられた時間はたった48時間。失敗したらクビで、彼女の夢も消えてしまう…。
    頼みの綱は、事件の手がかりを握るサギ師のキツネ、ニックだけ。最も相棒にふさわしくない二人は、互いにダマしダマされながら、ある行方不明事件の捜査を開始。
    だが、その事件の背後にはズートピアを狙う陰謀が隠されていた…。
    コマーシャルでの「自分の夢を諦めない」というだけでなく、属性で職業の制限をされる差別や偏見に踏み込んだ大人でも楽しめるストーリー、ズートピアの住民の行方不明事件に秘められたズートピアに隠された秘密を追うミステリアスな展開(行方不明者は何故野生化したか?などの謎)、属性による偏見に苦しんだ経験を持つジュディとニックの熱い相棒ぶり(ジュニアスカウトでいじめられた経験を持つニックとウサギであることを理由に不遇な目にあわされているジュディが励まし助け合う凸凹バディぶりがユニーク)、エリア別に暮らす動物の暮らしぶりと施設のユニークさ、無意識な差別意識を乗り越え行方不明事件の真相に迫るジュディとニックの名コンビぶりがハラハラドキドキな骨太な傑作アニメ映画。

  • 原題:ZOOTOPIA/ZOOTROPOLIS (2016年)

    大好きだわ、この映画。
    偏見や差別等をテーマにしていて重いテーマではあるけど、可愛い動物達なので分り易く変に説教臭くない。
    動物の生態も上手く取り入れていて、個人的にナマケモノがツボ(笑)
    あとラボで「ウォルターとジェシーが帰ってきたから」って言うシーンはブレイキングバッド観てないと笑わないだろうな。
    私は笑ったけど。
    面白くて、ちょっと泣けて好きな映画だわ。


    “故郷の田舎町から憧れのズートピアにやってきたウサギのジュディ。彼女の夢は、「立派な警察官になって世界をよりよくする」こと。でも警察官になれるのは、サイやカバなどタフな動物だけ…けれどジュディは、現実の壁に立ち向かいながらも夢をあきらめず、見事“ウサギ初!”の警察官に!しかし、サイやゾウなどの同僚たちが動物たちの連続行方不明事件の捜査に向かう中、ジュディに与えられた任務は駐車違反の取り締まりだった。能力を認めようとしないスイギュウのボゴ署長に憤慨したジュディは、驚異的な仕事ぶりを見せる。ある日、街で困っているキツネの親子を助けたジュディだが、実は彼らは夢を信じない詐欺師のニック達であった。そんなニックに対して、騙されていたことへ腹を立てながらもジュディはあきらめない。カワウソのオッタートンの行方不明事件が未捜査だと知ると、「私が探します。」と宣言する。ヒツジのベルウェザー副市長の後押しもあり、ボゴ署長はしぶしぶ認めるも、与えられた時間はたった48時間。失敗したらクビで、彼女の夢も消えてしまう…。手がかりがほとんどなく、唯一の頼みの綱は事件の手がかりを握る詐欺師のキツネ、ニックだけ。最も相棒にふさわしくない二人は、互いにダマしダマされながら聞き込み調査を続け、有力情報をたよりにツンドラ・タウンの一台の車にたどり着く。その車内には、行方不明のオッタートンの痕跡が!だが、その車はなんとツンドラ・タウンの闇のボス、ミスター・ビッグの車だった。ジュディとニックは手下に捕らわれるも、なんとか危機を逃れる。しかし、危機を乗り越えた二人を待っていたのは、ズートピアで何かが起こっていることを予感させる衝撃の光景だった!ボゴたちが到着した時には、その証拠は消えジュディの言葉は誰にも信じてもらえない。しかも、大きな成果を得られないまま約束の48時間まで残り10時間――ついにジュディはボゴから「クビ」を宣告されてしまう。夢を失う危機に落ち込むジュディを救ったのは、ニックの意外な一言だった…。果たして、ジュディの夢を信じる心は楽園の秘密を解き、世界を変えることができるのか?”

  • レンタル,DVD>相変わらず動物達の擬人化は巧いな~ディズニーは♪
    羊のモフモフ感が半端ないww大中小、様々な種族の動物達の特徴が良く捉えられていて巧いし非常に見ていて興味深い(^^♪
    電車の大中小のドアがあるのが可愛い。チビ動物達の行進とかw
    マフィア親玉がでかいかと思いきや、まさかのおチビ☆
    God FatherそっくりのMr.BIGが何とも可愛い♪
    詐欺師だったニックの変化→男前度も上がって良い。
    動物達の多様性=人種の色々や特性とか、元々の偏見や差別とかあって。
    それを認め、受容していく様は良い。
    動物達を通して人間が学ぶ事が色々あって良かった。
    久々、好きなタイプの作品に出会えて良かった(*´ω`)。

  • ニックと結婚したい。

  • 前評判がかなり良かったので、映画館で観ようかな、どうしようかなと思っているうちにDVDレンタルが開始。

    ディズニー映画の中でも、メッセージ性が強く、深い作品だったと思う。

    「ステレオタイプはダメなのよ!」と声高らかに主張するジュディが、Mr.ビッグを白クマ(巨大な肉食動物)と思い込んでいたり、“おひとりさまにんじん”を小さいという見た目だけで口をつけなかったり、と所々に矛盾している姿が描かれていて、人間の本質を見ている気持ちになった。

    そのジュディも、ニックと行動を共にしていくことで、
    自分の中のとっさの思い込みに気が付き、改めて行く姿が素敵だったし、そういう関係を肉食・草食という垣根を超えて築けていることに心が温まった。

    肉食動物と草食動物、大きい動物と小さい動物。
    宗教や趣向が異なっている者同士、人種を超えて共に歩んでいくには何が必要なのか、そういった言葉にするには少し気恥ずかしいものを、ストレートに伝えてくれる作品。

    子どもと一緒に見て、考えを共有したいなと思える良い作品に出会った。

  • ズートピア観にいった。
    なかなか複雑なはなしですな。
    物語のなかのメタファーだとか、これは何の模倣だろうだとか。
    人種問題に置き換えるとアメリカの縮図的なような世界情勢を風刺したような。
    諦めないで夢を叶えよう!君はなんにでもなれる!というわかりやすいメッセージ性の裏にほんとにそれユートピア?みたいなね。

    子どもが見るとすなおにおもしろいものでも、大人が見るとどんな穏やかで弱そうに見える人にも無意識に人を見下したり自己防衛のためだとしても他人を排除する気持ちがあるってことを見せつけられる。
    自分のなかにもあるってことを。

    肉食獣は草食動物を喰らっていた野蛮な生きものとされ、草食動物と共存する理想の都ズートピアではなりたい自分になれる、本当に?
    オオカミより羊がより悪役で、うさぎよりキツネがより傷つき苦労している。
    被害者ぶる大多数はむしろ暴力にもなりうる。
    草食動物は大人しくて、肉食動物は獰猛ってことがもう偏見だもんね。
    スイギュウもカバもゾウも草食なんだぜ。
    猫や犬は肉食だし、パンダだって笹だけ食べてるわけじゃないんだクマだから肉だって食べる。

    いやでも!すごいおもしろかったから!
    面倒なこと考えなくても、みんな仲良くしていけたらそれがいちばんだよねって!
    ジュディニックがお似合いだよねって!
    ニックとても好きだー。予想外にもきゅんときた。

  • お一人様にんじんや、ヌーディストの動物など、
    それぞれの動物の細かい設定であったり描写が面白かった。

    多様性や偏見をわかりやすく変換している話。

  • 私たちはいつも何かをカテゴライズしたりラベリングしたりして、そのカテゴリーやラベルで勝手に決めてかかっているところがある。"分類"をもって"個"を決めつけることは差別そのものであり、差別はいけない、などと言っている人も実は無自覚に差別している。誰かの意図で流された印象操作に、その流れに流されるがままに無批判に乗っかって、気付けば自身が差別を助長する立場になっている。これは情報の波に実質溺れている私たち現代社会そのものであるが、ズートピアはその危険性がとても良く描かれた作品であり、文字通り「種を超えて」認め合うことの大切さ、素晴らしさを投げかけてくれている。純真で正義感にあふれるジュディさえも、肉食動物のラベリングによる先入観があって、自身も実はそれに気づいていなかった、ということを知る。肉食動物が凶暴化しているという事例をもって、草食動物による肉食動物全体への迫害が始まり、しかしそれは草食動物である市長秘書が仕組んだシナリオで、彼女の思う壺であった。弱者を自認していた草食動物たちはそのことに気づかず、「正義」を振り翳していた。
    そして、小賢しいことをしていたニックにも、そこに至るまでの物語があるわけで、その一場面だけを見て「けしからん!」と石を投げるのは、実は間違った正義なのだと気付かせてくれる。
    見れば見るほど、この情報化社会で生きるためのリテラシーを体得せずにテクノロジーだけが進歩してしまった私たち人間社会の危うさが、ズートピアというまさしく多種多様で豊かで楽しい動物社会に投影されているようで、これはもう題材が素晴らしいと言わざるを得ない。しかもこれだけ楽しい物語にそういう教訓を散りばめているのだから、ディズニーの哲学と技術の素晴らしさにひたすら称賛と敬意を表したい気持ちである。

  • 2016.8 劇場鑑賞記録転載。

    『ズートピア』

    結論、めちゃくちゃおもしろかった。上戸彩の吹替えも良かった。妻も娘も大感激。もう一回観たい。以下、ネタバレ気を付けてますが満喫したい方はスルーしてください(できれば予備知識ゼロの方が楽しめるタイプの映画と思います)。

    冒頭、念願の警察官になったウサギのジュディが大都会ズートピアに向かう鉄道のシーンは感動モノ。様々な動物が共存する街での、キャラクターの動き、ギャグも最高。しかし何より恐怖=テロが住民を分断していく、というサスペンスがよく練られている。一番怖いのは、記者会見で功を焦り、思わず聞きかじりのコメントをしてしまうあのシーン。映画のタイトルが示すテーマはユートピアの名を借りたディストピアだろう。

    「実は差別を巡る深い話だよね」といったレビューが多いようだが(私もそう思う)、それに加えて私が思うのは、主人公ジュディのピュアさが持つ「危うさ」。警察内で手腕を認めさせるために権力を恣意的に行使するし、詐欺師のニック(キツネ)を逮捕をちらつかせてこき使う。一番はなはだしいのは「拷問」も辞さないあのシーンだ(すべてギャグに巧妙にまぶされてはいるが・・・)。

    全然関係ない場面で「目的は正しいが手段は誤っていた」というセリフがさらっと出てくるが、この映画は、違いを認め合おうといういかにもディズニー的なメッセージの裏に「正義の暴走」批判を隠し持っていると私は睨んでいる。

    いずれにせよ、先日観た「パディントン」といい、多様性の受容は一見子供向け映画の世界でもいよいよ今日的なテーマになりつつあるようだ。

    それにしても、「夢を信じるあなたにおくるどうのこうの」っていうノリのお約束コピー、もういい加減にしたほうがいいのではないか。そういう話じゃないんだし・・・。

  • ティーン以下の女の子向けかな?トライエブリシング!なんでもやってみよう!失敗しても大丈夫!いつも助けてくれるちょっと悪っぽいけど優しい彼がなんだか気になるの♡っていうなんか背中が痒くなるような話だった。差別的な話とかポリコレ的なものを盛り込んでるようだけど、それも含めて子ども向けかな。それってディズニー映画で大人が学ぶ事じゃないような気がするし。

全196件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×