さようなら [DVD]

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監督 : 深田晃司 
出演 : ブライアリー・ロング  新井浩文  ジェミノイドF  村田牧子  村上虹郎 
  • TCエンタテインメント (2016年10月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474176859

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さようなら [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 舞台は気になりつつもタイミングあわず。
    映画化も知らなかった。
    なんとか買い物も出来たりのようだし郵便物も届いたりって日本らしくもあるけれど、もっと凄惨なことになんないのかな。

  • 日本では汚染が進み国民が次々と海外へ避難していた。
    外国人難民のターニャとアンドロイドのレオナは取り残された人々と暮らしていたが、2人の周囲から多くの人が消えていく。

    ロボット研究者 石黒浩さん製作のジェミロイドFが平田オリザさんの舞台に出た演劇を映画化。
    ロボットの演技よりテーマが難民を扱っている点に注目してしまいました。
    今は自分たちが難民になるなんて想像もせず、難民問題には他人事で消極的な日本ですが、これを観ると無関係ではないと気づくはず。
    ロボットの演技については、やはりまだ歩くと不自然なのであの設定なのかな~と思いました。

  • んー…僕には評価のむずい映画でしたねぇ…。

    あらすじとかまったく見ずに鑑賞しましたので、どんなストーリーの映画なのか、観るまでは全く分からなかったのですけれども、なんだか原発問題と絡んでいる感じ?が分かるとこう…否応にも「福島原発事故」を思い出してしまいますねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    というわけで、若干ドキュメンタリーちっくな映画かと思っていたんですけれどもまあ…観て行きますと「これ要る…?」みたいなシーンが多々散見されますね!

    原発問題を扱っている映画でありながら、なんというかこう…「雰囲気」で持って行く映画だと思いましたよ、自分は!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    終始、淡々と進むというか、なかなか動きのない映画だと自分では思ってしまいましたのでまあ、眠気に苛まれますよねぇ…。

    でもまあ、その雰囲気自体は悪くはないと思いましたので☆三つで…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ・まさかの白骨エンドでぼくは
    ・あっこで終わられたらどうしようかとおもった暗転しちゃったし笑
    ・佐野さん役の演技すごい好きだった
    ・サトシがいい加減すぎて最悪だったな、ああいう人種とは本気で関わりたくない
    ・それにしてもアンドロイドすごいなすごいな

    「夜になったら、星を見る。昼はいろんな人と、話をする。そしてきっと一番好きなものを見つける。見つけたら大切にして、死ぬまで生きる」

  • 劇場にて鑑賞。とても静かな映画だった。主人公の女性が死んで朽ちていく様子では、BGMがなく窓から吹き込む風の音のみだったと思うのだけど、ほんとうに静かで思わず息を殺して見入ってしまった。終盤は、アンドロイドが命を持っているかのようだった。人間を失ったそのアンドロイドが、最後には花という命を求めて疾走するシーンが印象的。

  •  タイトルが秀逸。当たり前の言葉なのだけれど、現代口語だと「さよなら」になっている。「さようなら」ゆえの丁寧さとほんのわずかの違和感。(舞台版と
    同じタイトルだけどね)

     序盤、不気味の谷を越えられないジェミノイドに違和感を感じるが、後半になるにつれ、だんだんと「感情をうまく表に出せない」「感情を抑制している」よ
    うに見えるのが不思議。間違いなくアンドロイドに自分の心が映し出されている。

     以下Disってるうえネタバレしてるので、この作品を好きな方は注意。

     その1:設定の不整合が目立つ
     物語のイキオイで押し切れる話じゃないので(というかイキオイは全くない)、ちょっとした違和感がリアリティを失わせている。
     ナオミは道路のメンテナンスのない路面で車いすで毎日買い物に行くって、どんだけ丈夫なんだろうか。道路とかメンテナンスする人いないけど平気なの。段差で転ぶよね? せめてキャタピラというか、安定性の高い乗り物で移動しようよ。
     ヒロインの病気設定も謎。子供のころから死に向かう病だとして、日本が見捨てられた状態で、薬の供給ってどうなってるんだろう。病院で医師が足りない状況で薬だけあるの? なくなりつつあるの? 薬に不自由していなさそうなところが違和感。あと、都合の良い病弱ヒロインに見える。やる気はないけど元気そうだよね。

     ヒロインの家って結局どこなの?
     親の世代からここに住んでるってことは、難民だってみんな知ってるんじゃ……。ヒーローとの出会いが遠く離れた場所っていうならまだわかるけど、元気な時代に外にいたとして、この状況で静岡から移動可能な範囲で……って考えるとすごい謎。
     最後のヒロイン裸で外でたき火をしている人は、へき地に何しに来てるんだろうか。裸を見に来たんだろうか。
     もう市内でよかったんじゃなかろうか。あれか。自然の中を歩かせたい、竹の花を見せたいがためのへき地なのかもしれないが、へき地に家がある故のリアリティが薄さの方が目立つ。市内から郊外にでける方が自然じゃないか?

     その2:演出がお約束かつあざとい
     演出的にこうあるべき、たとえば竹の花は最後に咲いた方がいいとか、日本全体が難民を強調したいがゆえの南アフリカ難民かつ在日設定。
     それらの設定は非常に強力なツールであるがゆえに、「だからどうしたの?」ってなる。その設定だけで、難民を意識しない。
     独り者の女、純粋に結婚をするカップル、など、演出意図は感じるが、だからといって感情は揺さぶられることはなく、かえって冷静になる。

     その3:アンドロイドの使い方がもったいない
     竹の花を見に行くアンドロイドの意図が分からない。感情を芽生えさせたいの? なんでヒロインが死に、遺体が朽ち果てるまで見守ってから移動するの?
     ヒロインが竹の花について語ったとき、舗装された道の上だったよね? 車椅子で移動できない範囲に竹があると、どうやってアンドロイドは認知したんだろう。(歩けた時代に行ったとも言えるけど)
     ヒロインが死んだのを認知して、朽ちるまでまった理由はなんだったんだろう。
     竹の花シーンの這って進むシーンが明らかに人の動きで、ものすごくもったいない。せっかくCGではないアンドロイドを使うのに、なぜクライマックスの一番いいシーンがそれなんだ!ってなる。
     そして、どうせお約束の演出をするなら、朽ち行く間、ずっと詩を読んでいてほしかった。個人的にそのシーンが見たい。

     その4:安い死のバーゲンセール
     ヒロインが死ぬことは最初から明らかだ。
     けれど、恋人とセックスして、裸ですごし、死に朽ち果てる。生と死の対比ですか。あはは。
     朽ち果てるなら布に腐液が出るでしょうに。虫も湧くでしょうに。なんなの、あのリアリティのない死は。CG使うんならそうしようよ。
     サノさんも息子の設定が出た瞬間死ぬなって思ったけど、やぐらに火が付いた瞬間そこに突っ込むしかないだろうってなったらその通りで噴いた。あと、ネグレクトって旦那にも責任はあると思うんだけど、なんで旦那善人設定なんだろう。
     子供はいっそ事故死とかのほうがよかったんじゃないか?
     サノさんは9年を生きたんだから、この先も生きてよかった。殺すにしてもあんまりな死に方である。
     どうせみんな死ぬんでしょっていう乾いた笑いが浮かぶ。
     死はその人にとって1度しかないものなのに、なんというか、ずいぶんと乱暴な扱いだなぁという印象。いや、原発火災により安く人が死ぬんですよ、っていう設定なのかもしれないけどね。しかしながら、この話の人の死に方、そしてアンドロイドの見送り方からは「メメント・モリ」は感じない。

     その5:個人的に舞台で見るべき作品かなと
     舞台を見ていないと成り立たないところが多いけど、舞台を見てからだと「15分の舞台の方がじんときたなぁ」という感想。
     余計なものをつけて、しかもそれがボロボロだと目についてしまう。
     ただ、純粋に詩を読むアンドロイドだけでは映画にならないんだろうけれど、だとするならば、映画にすべき作品ではなかったんじゃなかろうか。
     舞台上に常にアンドロイドが居る違和感が、アンドロイド演劇の真骨頂なのだが、アンドロイドが居ないシーンが多く、人の物語だった。(その割に人物設定や世界設定がボロボロなのがつらいんだけど)
     そして、人とアンドロイドを同じ画面に収めるにはフレームが狭すぎ、個別で映されても違和感が薄い。

     2015.11.26 映画館にて鑑賞。

  • 2015年 日本 112分
    監督:深田晃司
    原作:平田オリザ
    出演:ブライアリー・ロング/ジェミノイドF/新井浩文/村上虹郎/村田牧子/イレーヌ・ジャコブ/ジェローム・キルシャー
    http://sayonara-movie.com/

    本物のアンドロイドがアンドロイド役を演じている映画、というので俄然興味を持ちました。ハリウッドのSF大作や日本のアニメでは定番のアンドロイドが、一種のファンタジーとはいえ比較的日常寄りの日本の実写映画にどのような形で登場するのかも興味深く。アンドロイドの製作はテレビのマツコロイドなどでもおなじみの石黒浩。アンドロイド女優・ジェミノイドFの名演技は個人的には助演女優賞もの。終盤、彼女が谷川俊太郎の詩を朗読するシーンでは堪え切れず嗚咽。

    近未来というか一種のパラレル日本。各地で原発事故が起こり放射能汚染に日本中が侵されてしまう。難民となった日本人を受け入れてくれる国へ順番に移住してゆく人々。しかしその順番には当然、避難優先順位というものがある。持病持ちで、実は難民として日本に来た白人女性ターニャや、その友人で独り身の中年女性などにはなかなか避難の順番はまわってこない。ターニャは幼少時に病弱な彼女のために父親が与えてくれたアンドロイドのレオナと一緒に田舎の一軒家で静かに暮らしている。時折訪れる恋人はいるけれど、家族はすでにない。いつまで待っても訪れない順番。自暴自棄になる人々、友人の自殺、恋人の裏切り。持病が悪化してどんどん孤独に衰弱してゆくターニャ。そして最期に彼女が望んだことは・・・

    原発事故、難民問題、ネグレクトなど、現代的な問題が散りばめてはあったけれど、基本的にはアンドロイドと人間の交流ファンタジーで(と私は捉えたので)政治的メッセージの強い映画にありがちな押しつけがましさがなかったのは良かったです。何もかも「データ」として情報を収集し分析し学習するアンドロイドのレオナには「忘れる」ということが理解できない。何を美しいと思うか、どう感じるかはターニャから収集したデータの集積にすぎない。にも関わらず、ターニャの他愛ない問いかけに律儀に応え続けるアンドロイドの、不思議な優しさ、包容力。機械なのに何故か温もりを感じさせる彼女の声。かなうなら、自分も死の間際まで、レオナの朗読する谷川俊太郎の詩を聞いていたい。そうすればきっと自分を孤独だなんて思わずに死んでいける気がする。

    原作は平田オリザの戯曲。主演のブライアリー・ロングは、最初は何故わざわざたどたどしい日本語の白人女性を主人公にするのだろうとちょっと疑問だったんですが、舞台でも同じ役を演じていたということなので、だんだん背景がわかってくるにつれ納得。でもまあ、理由づけなどどうとでもなるので日本人女性のほうが違和感なかった気はするけれど。

    友人役の女優さんはとても良かったです。彼女も平田オリザの青年団の女優さんらしい。同じく途中でヒッチハイクしてくる若いカップルの女性も劇団の人みたいだけど、こちらはちょっと演技ではなく年齢に無理があった気が・・・。舞台ならOKでも映画では、リアル10代の村上虹郎の恋人役にしては年上すぎるでしょう。

    村上虹郎は演技しているところを初めてみましたが、二世タレントとしては珍しく両親の良いとこ取りで将来有望そう。顔は父・村淳似のイケメンベースに母・UAのエキゾチックさを足したような感じ。声質も個性的でこれはママゆずりだろうな。回想シーンのみだけどヒロインの母親役がイレーヌ・ジャコブだったのはなかなか贅沢。

    (2016/3/23】新文芸坐

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