- Amazon.co.jp ・電子書籍 (309ページ)
感想・レビュー・書評
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おもしろいな〜〜〜
ブータン自体ももちろんおもしろい国なんだけどとにかく文章がいい。
ソマリランドに比べてかなり読みやすかったので一瞬で読んでしまった、まだまだ読むぞ! -
ふと、明石家さんまの唄った「しあわせぇ~って、なんだぁっけぇ~」というフレーズを思い起こした。
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ブータン行ってみたい!早くから生物や環境を大切にする国を確立するシステムをつくっていたことも知らなかった。国王やエリートの謙虚な姿勢にも驚いた。閉じられた国であったブータン。国民の自発性を尊重しつつ指導し、補完するシステムの「自由」があるようでない感じが、不思議だった。
印象的だったあとがきから、
国家というのは「ある」のではなく「つくられる」ものなのだ。国家は目に見えない。国境に行っても線が引かれているわけではない。でも実在する。住民の心の隙間にひたひたと浸透していく。ときに人の心に取り憑く。
他国の国のあり方を見ることで、改めて考えるきっかけを持った。ブータン、面白い国だ。
2017.12読了 -
幸せの国として有名なブータン。しかしながら、この本を読むと近年まで鎖国していたこともあり、なかなかになかなか。よくあるアジアの成長とは異なるところに驚く。
幸福を測る正確な物差しはないし、それが正しいかはおいておくとして、未来が明るい、明るい未来を築こうという国の姿勢がまぶしい。
幸せとは何だろうか。自分で切り開くものではなくて、占いで出たから、その道を歩むという自由さの中に幸せがあるという観点に驚いた。 -
発展途上国なんだけど、実は結構先進的な部分もある国がブータンという印象。他の発展途上国とはだいぶ趣の異なる国。何より国王が非常に現場主義で優秀。80万人という小国であることも手伝って、国の隅々まで水戸黄門のように歩き回り、国民の意見を聞いて回るというのも素晴らしい。彼のお父さんから全く違う国家になったというから、2代続いた明君が、ブータンという特殊な国を形作っていると言えるだろう。