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- / ISBN・EAN: 4988021714631
感想・レビュー・書評
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「はじまりのうた」で小汚い落ちぶれた音楽プロデューサーを演じたマーク・ラファロが熱い編集者を演じていたが容姿ともに別人で役者の幅を感じさせた
内容は衝撃的な実話に切り込んだボストン・グローブ紙のチームの話
地味だが見応えのある良作に拍手詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画のスクープネタが面白いのは、やはり締切という
概念と、現実とテキストのその間が見えるからだよね。 -
評価が高い映画だったので観てみました。ボストンクラブという新聞社の中の、調査報告部門が、真実を徹底的に取材していくスポットライトの特集で、新任編集長が、神父たちの児童に対する性的虐待事件について調べるように指示する。数年前にも虐待をおこなっていた神父のリストを受け取ったにも関わらず調査しなかったのはなぜか?調べて行くうちにカトリック教会の闇が暴かれて行く。というお話。本当に許されないことが起きていたと思うと恐ろしいです。戦った記者さんたちの粘り強さに惹きつけられました。
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淡々とした進み方、無駄のないコマの割り方、ストレス少なく観れました。実話ならではの面白さですね
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終わった後成功しても爽快感はないけれど、地道な努力が実る事実にはほっとします。また、暴力や武力を使わずに、知力とペンで勝ち取るということも。
しかし、この映画の始まりも、最初は、誰も、「教会にたてつくなんて・・・」と動かないところからはじまります。
ところが、調べを進めれば進めるほど、「今暴いても、枢機卿が謝罪して終わる。大事なのは、whole systemなんだ。」と変化していきます。
そして,ついに、その事実の裏付けをとって、問題を解明することとなるというストーリーです。 -
ペンは剣よりも強し。剣は時には暴力だけではなく大きな権力にも立ち向かう強さがある。特に今回は神という聖域の中でのスキャンダルであり、これに立ち向かうジャーナリストの強い信念に感動した。
実話を基にした話しなんですね。 -
03年に神父達の度重なる性的虐待をスクープしたボストン・グローブ紙の実話を描く。
町の名士である神父達の犯罪は長い間隠されていた。記者達ですら意思のあるなしに関わらずその隠蔽に加担してしまっていた。
こんな実話があったとはとなるんだけど、最後にこのスクープをきっかけに世界中の都市で同じことが明るみになった事実を知って驚いた。
重たい実話である。 -
on the flight to singapore
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2016/1107
映画ログ スポットライト世紀のスクープ
監督トムマッカーシー 脚本 同 ジョシュシンガー
マークラファロ マイケルキートン レイチェルマクアダムス リーヴシュレイバー スタンリートゥッチ わ!知っとる!な人ばっかり。
アカデミー受賞作だそうで。
全体的には暗めというかテーマも重たいから派手さはないけど違和感はないし、より内容が入ってくる気がするかな。予想していたとこより斜めからズーンときた。
ズーンとくるしあれはなんで?って疑問点も少々出てくるから鑑賞後の気持ちは晴れないけど胸糞にならないのが良かった。
きっと無事新聞が出せて鳴り止まない電話のシーンを見たからかもしれん。最後の報われる感が多少ないと救われない。
虐待をした元神父がイタズラはしたけどレイプはしてないし解ってやってる、イタズラとレイプは別なんだ、って言うのよ?バカジャネーノと思ったけど彼自身も神父からレイプされた被害者だったとか。加害者自身の精神年齢は12.3歳とかさ。だいぶキチっとるわ。
主人公達記者も誰かが飛び抜けて優秀だとか正しいとかこの人が一番悪いとかハッキリ演出し過ぎないとこもリアル。誇示し過ぎないというか。記者役の人達皆んな敏腕!て。
最後の教会の名前が映るとこは静かにドーンと打たれた。
総合的4 電話相手のサイプが謎過ぎるので4。だって怪しすぎるよ!他の映画ならあいつは黒幕か途中で殺される。ヒヤヒヤしまくったわ -
多分アメリカの中ではかなり衝撃が走った事件だったんだろう。
尺のなかにおさめるために、全体的に表面をさらーっとさらったような内容になっていて、なんとなくあらすじを読んだような感じ。
事態が事態だから、もっと掘り下げてくれたほうが、映画としては面白い気がする。
ただ。とにかくこの事件は、注目はされただろうけど、多分現代でも、払拭しきれはしないんじゃないかと思うと、なんだかゾッとする。
きっとまだ被害者はいるんじゃないかな。。 -
まあ、事態の醜悪さに嫌悪しつつも話自体は勧善懲悪なんで爽快な感じで観るんだけど、ちょっとお約束過ぎてそれ程盛り上がりはしなかった。
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話は1976年から始まるからアレアレ?と思ったけど。現代まで延々と繋がる教会牧師の性的虐待の黒歴史を暴く、アブナイ映画でした。
ボストンの一部牧師の腐敗と思いきや取材を続けるうちに牧師は13人に増え、更に映画中盤には87人!国をゆるがす大スキャンダルに発展していく。
映画を観て実感したんだけど、ホントに教会が生活の一部になっているんだね。
貧困層の人々にとって牧師様は神にも等しい存在、その神に性的虐待を受けても誰も告発出来ない、言わばアメリカの恥部を曝け出したスクーブと言うより告発を描く。見応えあります。