ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声 [DVD]

監督 : フランソワ・ジラール 
出演 : ジョシュ・ルーカス デブラ・ウィンガー キャシー・ベイツ ギャレット・ウエアリングダスティン・ホフマン 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.35
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本棚登録 : 31
感想 : 9
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  • / ISBN・EAN: 4548967290042

感想・レビュー・書評

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  • ‘「ボーイソプラノという声はほんのつかのま神様から借りるている声だ。すぐに消える。」’

    アルコール依存症の母親を事故で亡くした問題児のステット。
    彼はその天性のボーイソプラノを見出だされ有名な合唱団に入団する。
    問題ばかり起こすステットだが合唱を指導するカーヴェルの導きのもと才能を開花させる...。

    ステット役のギャレット・ウェアリングの面構えがよかった。女の子みたいな可愛らしい顔立ちなのにナヨナヨしておらず、決して屈しない精神を持っていそうな。
    ステットが筋金入りの問題児なのにママ大好きなところも胸キュン。もしわたしが同級生だったら惚れてまうやろ!でした。
    カーヴィル役のダスティン・ホフマンは納得の演技。
    ピアニストになりたくて挫折した指揮者なのだが、彼の屈折と音楽に対する秘めた熱い思いを感じさせる。

    ほんの数年しか得られない美しい声、ボーイソプラノ。
    そんな貴重な歌声を披露するために世界中を飛び回る少年達。
    厳しい訓練と激しい競争に晒され、「どうしてこんなことを?」と問うステットに教師は「学びになる」と答える。
    そんな世界で生きていくと、どういう大人になるんだろうと思った。

    合唱シーンもいくらかあって耳の保養になった。

    • 夜型さん
      こんばんは。
      素晴らしいレビューですね。
      良い映画であろうことがすごくよくわかるレビューだと思いました。観たいです。
      ボーイソプラノと関連し...
      こんばんは。
      素晴らしいレビューですね。
      良い映画であろうことがすごくよくわかるレビューだと思いました。観たいです。
      ボーイソプラノと関連して、カストラートというのはご存知でしょうか。
      ボーイソプラノの時期に"あること"をして高い音域を保った男性歌手のことです。スター選手ゆえモテモテの商売らしいです。
      この映画に続いて声楽に興味がおありでしたら映画があるのでいかがでしょうかヾ(๑╹◡╹)ノ"
      2018/05/15
    • 5552さん
      夜型読書人さん、コメントありがとうございます。
      お褒めいただき光栄です(^-^)
      この映画は「全米が泣いた!」的な大仰さがなく、そこが好...
      夜型読書人さん、コメントありがとうございます。
      お褒めいただき光栄です(^-^)
      この映画は「全米が泣いた!」的な大仰さがなく、そこが好印象でした。
      機会があれば是非。

      カストラート、知っています!
      というか思い出しました。
      確か若い頃に映画を観ました。
      あまり内容は覚えてないのですが、‘あること’に関しては「そんな酷いことを...」と思った記憶があります。でもモテたんですか~、彼ら。じゃあ、いいか(!)

      声楽は未知の世界なのでまたおすすめがあったら教えてくださいね。
      2018/05/15
  • TVにて
    歌声の美しさ、素晴らしい。主人公は不幸な生い立ちだが天性の声と学校の音楽教師や合唱団の先生たちの信念、指導力に恵まれて、幸せを勝ち取る。良かったです。

  • 学校の教師陣の中で特に厳しく指導するのが
    カーヴェル先生(ダスティン・ホフマン)
    ステットの才能は認めている。
    でも、本人がその才能を無駄にしていてはダメなのだ

    もうね、ステットが反抗したりひねくれたりしてると
    「さっさと自分の才能に気づいて努力してくれ!!
    明日声変わりするかもしれないのに!!」
    つってヒヤヒヤしてたのよ。

    ボーイソプラノは期限付きの才能だ
    それほど多くの時間があるわけじゃない。
    いつかは声変わりをしてしまうという切ない事実が
    待っている。
    いつかは歌えなくなる声なのになぜ
    厳しい練習をするのか
    そうやって努力することがこれからの人生に
    必要で、音楽で学び成長した時間こそが
    彼のこれからにとって大切なものなのだろう。
    教師としてのカーヴェル先生が教えたかったことは
    むしろそちらの方だったのかもしれない。

    ただ展開はとてもありきたりだった。
    題材的に切ないんだからまぁこれぐらいの方が
    よかったのかもしれないが思っていたより
    あっさりと終わった印象。
    スッキリとはしたかも。

    色々と物足りなさはあるものの合唱シーンは
    素晴らしかった。

  • 予想できる展開だとは思うがキャロリング代わりに。
    聖書の内容の歌とかあるのだなぁ。。。

    ライバルの演技が凄かった。
    嫉妬 というまさに少年をこえた怨念の眼差しで怖。。。
    やや丸い体型の子がちらほらいて ソプラノと男性ホルモンの関係はあるのだろうか??

    アルトに転向する、という道もあるけれど
    それとソロはやはり方向性が違うと思うので
    深みをもった歌い方を目指して うまくいけばいいのだけれど。。。
    何よりエンディングのジョシュ・グローバンの歌声が
    本作で一番感動したので。

    きれいな声だとは思うけれど
    もっと表現力が欲しいな、と思ってしまったのが正直な感想。。。

  •  荒んだ生活をしていた母子家庭の少年が母の死をきっかけに父に声楽学校に送られる。彼の才能はそこで開花するが。。。

     ストーリーは基本ベタ。少年たちの歌声を楽しむ映画。
     と思っていたら、ラスト間際になって急に「君たちの声はあと1、2年で変わる」と宣言されるのは驚いた。ボーイ・ソプラノって切ないですなぁ。努力の直結の結果はなくなるが、努力そのものが次のことに身を結んでいくと。いい話でした。

  • 寄宿舎、孤独な美少年、少年合唱団、厳格な音楽監督これでもかとツボを抑えた要素をだしてくる。
    けれど話自体は盛り上がりや波にはかけるけど主人公がじんわり周りに心を開いて歌う事に目覚めて行くのに心が暖かくなる映画。
    そしてなにより劇中のボーイ・ソプラノの歌声の美しさといったらない。変声期前のほんの一瞬、終わりが来るからこその、束の間の神様からのプレゼントというのが胸に沁みる。だからこその美しさ。

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