天久鷹央の推理カルテIV―悲恋のシンドローム―(新潮文庫nex) [Kindle]

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  • 2023/8/10 Amazonより新潮社書籍50%ポイント還元キャンペーンにて649円(325pt)でDL購入。

  • 脇腹が痛くなった秋恵は写真に向かって訴えた。「お願い…もう赦して。私を自由にして、…恭介」呪いによって腹痛が起き、喀血もしたという患者が搬送されてきた。小鳥遊の上司の天久鷹央はその「呪い」に興味示した。それでこの患者を統括診断部で診ることになったのだ。「呪い」なんてと思う小鳥遊はがっくりときているが…。

  • 謎の腹痛に喀血で病院を受診した女性。出血の原因もよくわからず,腹痛は付き合っている男性と結婚の話が出ると起こるのだという。本人は呪いが原因だと主張する。女性は以前結婚寸前まで付き合っていた男性がいてプロポーズされたが生活設計のいい加減さに呆れ果てて断ったら,男性が自殺してしまったという。女性は霊能者に頼ろうとしており,治療に300万円かかると言われているという。鷹央はこの霊能者を偽物と断じ,対峙するために女性の自宅を訪れる。
    第2話。統括診断部に外部から持ち込まれた相談事として近所のゴミ屋敷に困ってる話とそれに関連した殺人事件の疑いがあった。相談者の経営するアパートの近所のゴミ屋敷にアパートの住人の大学生が苦情を言って揉めたあと,学生がそのゴミ屋敷に入るのを目撃されてから行方知れずになっているという。相談者はゴミ屋敷のヌシが学生を殺したと断定しているが。
    第3話。小鳥遊の切ない恋愛の顛末。
    小鳥遊が気になっている看護師・若菜から相談が持ち込まれる。親友が殺されたのだがどうもその操作が進展しないのは瞬間移動が関わっているらしいという。要は殺人現場と推定殺害時刻と実際に遺体が発見された場所と時間を考えると瞬間移動でもしないと無理だということらしい。

  • 総合診療科の凸凹コンビの推理劇。
    不可思議な現象を、特殊な症例に絡めて解決。
    今回は肉体派担当のことりちゃんの成長がみれますよ。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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