ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前巻(ZERO)の後半戦
    あー良かった!の一言(笑)
    メインキャラが捕まっちゃって
    ほぼほぼ仲間たちが奔走する内容で
    少ぉ〜しヤキモキしたけど
    かえって本作らしさが出ている気もして
    ハラハラ、ぞ〜、ホッ、と出来たから◎

  • 悪が生まれる瞬間。
    悪が求める安らぎ。
    都夜が復活して、消えていった。

  • 電子書籍。シリーズ第6弾、『ZERO』から続く事件の完結編。犯人じゃないといいなと思っていた人が犯人だとダメージでかいですよね… 今回のお話は特に。やり切れないわ… 比奈子の想いが切なく、それでも刑事である以上目を逸らしてはいられない。彼女の普通にある弱さと強さが仲間を惹き付けるんでしょうか。

  • ミスリードされてる感じがビシビシあって、チラッとこっちが真相かなとも思ったが、まさか年齢が…と打ち消したけれど、なるほどー!!
    こんな事あり得るのか!とビックリさせられた。
    最後は怒涛の展開でいい意味で呆気に取られた。
    いろんな狂人がそれぞれの主観主張で行動してる。
    面白かった。
    比奈子は気持ちいいキャラで、みんなに好かれてるところが悲惨な内容だけれど、暗くならずに読める。

  • あれこれ最終的にはまとまった。少年の容姿、聡明さが気になっていたら。完璧すぎるって気持ち悪いのかも。

  • 読んでいくうちに犯人が分かってしまう。残念

  • 今回の話は前回のZEROの続き。
    なかなか比奈子が登場しなくてハラハラドキドキした。
    結果的に最悪な終わり方だったけど、主人公比奈子がみんなに愛されてるキャラなんだなと実感した。

  • 比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。被虐待児童のカウンセリングを行う団体を探るなか深手を負った比奈子は、そのまま行方不明に。残された猟奇犯罪捜査班の面々は各地で起きた事件をつなぐ鍵を必死に捜す。そして比奈子への復讐心を燃やしている連続殺人鬼・都夜が自由の身となり向かった先は…。新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第6弾!

  • 比奈子がみんなに信頼され、慕われていることがよくわかる1冊。
    また、厚田班のメンバーが活躍するシーンが多くあり嬉しかった。

    ついに都夜が復活する。
    この後の展開はドラマで見ていたので予想はできていたが、悪が悪を超えるというか、決してこっちが悪い、あっちがの方がもっと悪いなんていう悪意の度合いみたいなものはつけてはいけないのだろうが、ZEROの前では都夜もあっけないものになってしまった。悪が悪を飲み込んだ瞬間。

    比奈子が繰り返し自問自答する、「あの時都夜を助けなければ」。
    答えの出ない問いではあるが、純真な比奈子だからこそ考えてしまう。
    たらればを考え出したらきりがないし、まして刑事。
    でも、そこを考えてブレないところが比奈子の人間らしい、職業を抜きにして人としての魅力なんだろうなぁと思う。

    三木捜査官と麗華さんのくだりは本当に面白い。
    なんとなくこのシリーズ、進むにつれてギャグテイストもテンポが良くなっている気がする。

    東海林先輩がもらった雲霧目薬を、怖いもの見たさで使ってみたいと思った。

    今回の事件をきっかけに比奈子と保先生の関係、また保自身はどのように変わるのだろう。BACK、石神女史編が楽しみ。

  • 厚田班の優秀さがよくわかる本作。
    そして人には教育と経験は絶対。知らなければ、何もわからないままだったら、それは。
    主人公は色々たまらないだろうけれど、救いの手が差し伸べられて、うっすら希望があって良かったと思った。こういうところがフィクションの素敵なところ。

    気になるのは、主人公の中で一瞬の闇。自分のせいではないとしても、黒い願いを吐き出し、それが叶ってしまったのは事実で。
    あの時はただ1度魔が差しただけなのか、それとも今後に影響するのか。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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