海よりもまだ深く [DVD]

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監督 : 是枝裕和 
出演 : 阿部寛  真木よう子  小林聡美  リリー・フランキー  池松壮亮 
  • バンダイビジュアル (2016年11月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569648037

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海よりもまだ深く [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 樹木希林の言葉が心に残る。
    海より深く人を愛せたら・・・、でもそれが幸せかはわからない。
    でもそんな人生は素晴らしいと思ってしまう。

  •  海よりも深く、人や夢を愛することなんて、できない自分を知っている。 それでも、そんな風に生きたいという思いを捨てることができないから、現在にいながら、過去や未来に囚われてしまう。 その感覚には覚えがある。 だから、そんな弱い人間の姿を可愛らしく映す目線に、優しく肩を叩かれたような気がした。
     
     直接的な愛情表現を介さずに繋がっている日本独特の家族感が、団地部屋の狭い空間に充満していて、じんわり暖かく、そして切ない気持ちになった。 繊細な空気感をもつ役者が揃っていてとても見ごこちがよかったが、その中心で常に圧倒的な実在感を醸していた樹木希林はさすが。

  • 樹木希林が軽妙に演じる。思っていたより少し違う人生を歩む人々。それも含めて全部私の人生と言う女性の言葉が妙に残る。台風の到来によって、一瞬、家族の時間が再来する。

  • 淡々とした映画だけど とても良かった。
    樹木希林って やはり存在感あるわ〜言葉に重みがあり
    何気なく言ってても説得力あります。阿部寛もいい味だしてましたね、何だか人間臭くって分かるなぁって素直に感じられる映画だった 息子を想う親やおばあちゃんの気持ち 子供の素直な感情 「何かを諦めなければ幸せを掴めない」何もせずに幸せは向こうからやってこない…現在の自分から 一歩前にて進むこと
    日常の中で見え隠れする本当の事が 懐かしい気持ちとともに静かに語られてる感じが 良かったです

  • 是枝監督らしい作品。離婚したものの、妻のことが忘れられない小説家兼探偵稼業の良多。うまく生きることができず、息子と会える日にも見栄を張る。実家に息子を連れていったものの、台風で帰れなくなり、元妻響子も泊まることに。そこでお互いが本音を訥々と語る。ラスト、2人を見送る良多のシーンが良かった。淡々としてるけど、何か滑稽。人間ってね~という作品。やたらと出てくる「あれ」というセリフがホント日常を感じて良かった。

  • 夢ばかり追い続けて妻子にも愛想を尽かされた甲斐性なしのダメ男を主人公に贈るコメディ・ドラマ。冴えない人生を送る男が、ひょんなことから年老いた母の家で、別れた妻子と一晩を過ごす中で織りなすほろ苦くも心沁み入る人間模様をユーモラスなタッチで綴る。

  •  一度賞を取ったものの売れず今は探偵をしながら書いている小説家。ギャンブル好きで妻とも離婚した彼だが、元妻と息子には未練ありあり。そんな元家族が団地で一人暮らしの祖母宅に台風の夜を過ごすことになる。

     是枝裕和監督のテーマである血縁な家族と家族的なものがよく描かれている。親子は好き嫌いを超えて血のつながりがあって似ていて、しかも一生関係が消えない。逆に夫婦なんてものは家族であっても吹けば飛ぶような関係性でもあるわけだけど、そういう血縁なきつながりが大きかったりもする。しょうもない主人公を軸にそういう二つの家族の縁を描いていて、色んな関係性に目がいく。
     舞台は清瀬駅周辺のいわゆる昭和の団地で、かつての家族の場所の象徴だった場所。そういうとこもうまいなぁと思う。

     別に何も起きない、感動もないんだけど見てしまう。静かな家族の映画。

  • 相変わらず、何気ない家族の会話が素晴らしい。台本通りなのかアドリブなのかわからないというのがいい。
    樹木希林と小林聡美、樹木希林と阿部寛、小林聡美と阿部寛いい組み合わせです。
    家族って一体何なんでしょうね。うまくいっている家族といっていない家族。違いは何だろうか?

  • 何気ない会話、団地、実家にありがちな整頓されているようで物であふれた食卓テーブルの上。祖母の家の中にそっくり。
    「(宝くじが当たったら)大きなお家建てておばあちゃんも一緒に住もう」っ孫に言われた時の樹木希林の表情を見たとき、それからラジオを聴きながら話す場面「いなくなってから幾ら思ったって駄目よ、目の前にいる時にきちんとあれしないとね」など他にもグサグサと言葉が刺さりました。
    台風にわくわくする気持ち、なんとなくわかるなあ。
    興信所の後輩の池松壮亮とのやりとりも良かった。
    ぼそぼそと続く何気ない会話がすきです。

  • 親という存在は本当にありがたいと思う映画だった

    離れてみて家族のつながりを必死にとりもとうとするダメ男の阿部寛
    息子との接点を求めながら、いつのまにか自分の親がしてきたことをなぞっている
    自然な「いつのまにか」が良いなと思う

    どうしようもないダメ男だけど、探偵の後輩の池松くんの存在があって、なんだかんだでも憎めない男なんだと思わせる、さりげなさも好きだった

    団地育ちのわたしには団地のロケーションはドストライク!
    うちもエレーベーターなくて階段上り下りしたなーと懐かしかった

  • 樹木希林さん、すごい。
    小林聡美さんとの母娘の会話が私は何気に好き。
    リアリティある飾り気のない作品。

    うまくいかない人生だってある。

  • こんなハズではなかったと悔やむ阿部寛。

    どこにでもありそうな普通の人々の日常。
    必ずしもうまくいかない人生。
    だからこそ、面白い。

    大きな盛り上がりがないが、引き込まれる内容。

  • 樹木希林と阿部寛親子が本当の親子みたい

  • 樹木希林ってすごい。

  • 是枝裕和監督、2016年作。阿部寛、樹木希林、真木よう子、吉沢太陽、小林聡美出演。
    コメントから。

    <コメント>
    ・是枝監督がインタビューで説くように、登場する誰もが「こんなはずじゃなかった」と思いながら現実をやり過ごす映画である。
    それぞれの人がそれぞれの判断で選んだ道なのに、思い描いたのとは違う現実に喪失感をもつ。
    ・真吾が、なりたいのは公務員と答えたのは、そんな周囲の大人たちを見ているからだろう。「純文学作家になりたい」のとは実現可能性に雲泥の差がある。なのに「なれたかより気持ちが大事」との良多のコメントは自分への言い訳。この先もこの人は変わりない。
    ・結婚は離婚しない覚悟でしないといけない。離婚は周りに与える影響が大きすぎる。性格の不一致くらいなら我慢すべきだ。といっても、良多の体たらくではどうしようもなく、響子も一旦は選んでしまったところが、こんなはずじゃなかったのだろう。
    ・何も起こらず、誰も救われないけど、生の現実を淡々と描いた映画でした。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    小説家で身を立てる夢を追う篠田良多(阿部)は、興信所に勤めながら細々と生活するが、純文学作家として仕事を選ぶうえ、少しの実入りをギャンブルにつぎ込む。良多には別れた妻の響子(真木)との間に一人息子の真吾(吉沢)がいたが、そのために毎月の生活費も滞り、母の淑子(樹木)や姉の千奈津(小林)に金を無心し、月1で会うには欲しい物を買ってあげた。
    真吾に会った晩、響子は良多から淑子の住む公団に呼び出され、台風が来るため真吾とともに泊まることに。
    良多は台風の深夜に真吾を連れて公園の滑り台の中に入り、お菓子を食べながら将来の夢を問うと、真吾は公務員と。良多は「大切なのはなれたかどうかより、気持ちを持つことだ」と。響子が二人を迎えに来、真悟が探し物で離れている間に、響子は良多に「こんなはずじゃなかった」「前に進ませて」と伝えると「分かってた」と答える。
    翌朝、父の硯を質に入れて金を作る良多が駅で2人と別れて終わる。

  • レンタルして鑑賞した。映画も見に行った。嫌な話であるが、それほど気分が悪くならないのは、作り方なのかなと感じる。でも離婚は、かわいそうだなと感じた。なんとか、もどれないのかなと考えたりする。

  • 離婚家庭の物語りなんだけど、味わい深くてほっこりした。良い映画だな。配役もイイね。

  • ケン・ローチが、あるいは橋口亮輔氏が挑んでいることに(良い意味でも悪い意味でも)愚直に是枝裕和監督らしく取り組んだ一作。つまり、現実から逃げずに何処まで泥臭く、しかしさり気ないユーモアを含んだ作品として昇華させるかに挑んだ作品なのではないかと思う。孤独死、貧困問題、格差の拡大等など……そう言ったものを背景として丁寧に塗り重ねながら、一方で分かりやすい人生模様を描いたものとして描いた傑作なのではないかと思う。このあたり評価は割れるだろう。個人的には是枝監督がいつも男性関係を夢見がちに(「ロマンティスト」ですね)描き、女性同士が極めてサバサバした感じで描くことに興味を惹かれている。この作品でも男たちは(ネタは割らないが)夢を諦めない一方で、女性たちは彼女たちのやり方で現実に適応しようとしているようにも見える。これがこの映画を貶めないことを願うが、『歩いても 歩いても』を拡大再生産させたかのような作品だ。

  • なんといっても 
    肩のチカラがぬけた樹木希林の演技がすばらしい。
    阿部寛との 間合いもいい。
    『あんた、お父さんと違って、嘘つくのヘタだね』
    というのが、いい。

    台風の時に、樹木希林と阿部寛の語り合い
    そして 真木よう子との語り合い。

    樹木希林は、阿部寛にいう。
    『オトコはなぜ 今を愛せないかなぁ。
    過去のことを 捨てきれないことや
    夢を追いかけたりして。』

    そこで テレサテンの歌が流れる。
    『海よりも まだ深く
    空よりも まだ青く』

    台風のなかで
    『こんなはずじゃなかった』
    と阿部寛と真木よう子が言う。

    阿部寛は、父親を知り、家族とは何かを、
    やっと、理解をするのだった。

  • 壊れている家族の
    ダメ親父が何とか頑張ってる。

    いろいろと良いセリフがあったり、
    じーんと来るシーンがあるけど、
    全体的には、ほっこり。

    父親に共感できれば、良い映画。

  • テーマなどもよくわかるんだけど、結局は是枝監督の自己回想かな、と。是枝監督作品の中では一番か二番かで好きではない作品。映画の補完を小説の文章で、小説の補完を映画のカットでしている。

  • 是枝監督はこういう家族の物語を描くのが本当にうまいなぁ。
    阿部ちゃんのダメ男ぶりが観てて悲しくて切なくなる。

    なりたかった大人に簡単にはなれない。
    なりたくなかった父親みたいになってしまっている現状。

    「幸せってのはね、何かを諦めないと手にできないものなのよ。」

    なくしてから気付く、いなくなってからいくら思ってもダメよ、目の前にいる時にきちんとあれしないと、なんで今を愛せないのかね。

  • “『海街diary』などの是枝裕和監督が、『奇跡』以来の阿部寛と樹木希林とのタッグで、なかなか大人になれない男の姿を描く感動のホームドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま探偵事務所で働く男が、たまたま実家に集まった母、元妻、息子と台風の一夜を過ごすさまを映す。阿部と樹木のほか真木よう子や小林聡美、リリー・フランキーらが共演。思っていた未来とは少し違う現実を生きる家族の姿が印象的につづられる。
    15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。”

    特に何かが起こるわけではないのだけど、結構好き。
    樹木希林が良いです。

  • 是枝作品。住人の高齢化が住む郊外の団地が舞台のドラマ。登場するのは、ダメ男・姉・義兄・母・元妻・息子・元警官の探偵事務所長・職場の後輩・職場の姉ちゃん・質屋の親父。是枝映画のほかの映画とキャストが被る。団地の台所と樹木希林が一番良い。ダラダラとストーリーは進み、台風が一応のクライマックス。羽田→ロンドンのBA便で視聴。

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