本日は、お日柄もよく (徳間文庫) [Kindle]

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著者 : 原田マハ
  • 徳間書店 (2013年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (233ページ)

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本日は、お日柄もよく (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

  • 二ノ宮こと葉がスピーチライターとして成長していく物語。展開に波乱や驚きは少ないので読みやすく、サクセスストーリーなので読後感も良い。
    こと葉が親友の千華に贈った結婚披露宴でのスピーチはよかった。
    後半は、幼馴染の厚志が総選挙に立候補することとなり、彼のスピーチライターとして、こと葉が活躍する。
    厚志の選挙演説もなかなか聞かせる(読ませる)ものだったが、今一つ、心に響かなかった。
    そもそも、この小説のストーリーは「民主党(当時)の政権交代」が下敷きになっている。
    「現実の民主党政権が、特に大きな成果をあげることなく、失望のうちに終わってしまった」事実が頭にこびりついているから、心に響かなかったのだと思う。
    当時の民主党、何か世の中が変わりそうな、夢のあること、言っていましたもんね。
    もし仮に、民主党政権がうまくいっていたとしたら、もっともっと、この作品は(実感込みで)面白く読めたのだと思う。

  • これは名作でした。
    自分の親しい人に対してどんなスピーチがしたいかなと読んだ後ひたすらに考える作品でした。
    言葉には力がある、言葉のセンス(言葉だけじゃなくて話すときの身振りも含めて)ってものすごく大事で周りの人を動かす元になるんだなということを感じました。
    序盤政治の話が多くなり少し読み進めにくくなるが最後はまた感動できました。
    是非忘れた頃にもう一度読みたい。

  • 涙をながしました。
    女性お仕事小説!というよりは、言葉の良さを感じさせられ前向きになれる小説。とても心あたたまりました。

  • 【あらすじ】
    OLのこと葉は、密かに想いを寄せていた幼なじみの結婚式で、号泣してしまうほどの忘れがたいスピーチと出会う。伝説のスピーチライターと呼ばれる久遠久美の生み出す言葉に惹かれ、弟子入りしたことから、こと葉は選挙戦のスピーチライターを務めることに…。
    ***
    【感想】
    オバマさんのおかげで、だいぶ「スピーチライター」という職業は知られるようになったのかもしれない。でも、まだまだ知らない人も多いだろうし、正しく職業理解をしている人はとても少ないような気がする。私もそうだった。ゴーストライターのようなイメージがあって、「どうして自分で考えないの?」と本人がお飾りのように思えてしまっていた。が、そんなことはないのだということを本作を通じて知ることができた。本人の考えたメッセージを、その場の空気やトレンド、本人の口調まで考慮した上で「伝わる」ように表現する。並大抵の努力ではない。この仕事の本質を知ることができるだけでも、読む価値があると思う。

  • 商社勤務、美術館勤務(キュレーター)という異色の経歴を持つ小説家、原田マハ。
    この方が小説に取り上げる題材は自分の好みに合うようで、電子書籍化されている作品を探しては読む、ということをここ数年繰り返しています。
    本作は、「スピーチライター」という職業を取り上げた、お仕事小説。
    主人公は、お菓子メーカーの総務部に勤める、20代後半の女性。
    一般的な生活を送っていた彼女ですが、ある日、出席した結婚式で感動的なスピーチに出会います。
    そのスピーチをした女性の職業は、「スピーチライター」。
    巡り巡って、主人公自身がスピーチライター”見習い”として、選挙活動に携わることになって・・・という展開。
    主人公の女性がスピーチライターとして成長していく姿、そして選挙戦の展開が、物語の大きな流れとなっています。
    そして全体を通じて、いかに「言葉の持つ力」が大きいかについて、考えさせられました。
    また21世紀の選挙というものがどのような形で行われているかについても、勉強させてもらいました。
    ふだん自分が接しない世界に触れられるというのも、小説の大きな魅力の一つですね。
    今回も楽しませてもらったので、他の作品も探して、読んでいきたいと思います。

  • 泣かされてしまった。

    言葉とは不思議なものだ、とありきたりなことを改めて思う。
    きっと、この作品のスピーチ部分を読んでいる時、自分の中で自分にとって適切で、自分の琴線に響くような、そんなリズム、抑揚で読んでいるのだろうと思う。
    たたでさえ、キラキラと瑞々しい軽やかな言葉や、時にふっと胸をつくような言葉が、
    胸に響き、ハッとさせられ、思わず泣けてしまう。
    話す言葉には形はないけれど、言葉には確かに温度というものがあるのだろうと思う。

    お仕事小説、と括ってしまうにはいささか戸惑うほどの骨太さ。
    結婚スピーチに始まり、恋愛、あたたかい家族、そしてスピーチライターという仕事の話から、深く深く掘り下げて言って、いつの間にかあ、これって…と身に覚えのある話になっている。
    先に読了した友人がしきりに、発売当初に読みたかったと言っていたが、なるほど確かにそうかもしれないなと思った。
    2010年というと私はまだ未成年だった。
    もしこの本を読んでいたら、成人してからの心持ちも、もしかしたら変わったのかもしれない。
    でも今だからこそ読んでよかったのかもしれないなとも思う。
    大きな変化はなくとも、言葉に対しての向き合い方が少しずつ少しずつ変わっている気がする。
    きっと、今の私と当時の私では受け取り方は違ったかもしれない。

    御都合主義だ、理想論だという人もいるかもしれないが、だからいいんじゃないかと思う。
    エンターテイメントとは楽しむためにあるものだ。
    現実的なものや、ありそうでなさそうな冒険、謎解き話もすきだけれど、
    リアリティを追求しすぎて、苦しく、悲しい思いをするのはせめて現実にとどめて欲しいと思う。
    そして、「本日は、お日柄もよく」の人々のような、まっすぐな言葉や心持ちを心掛けることができたならそれだけで、今日がいい日になる気がする。

  • ひさしぶりに原田マハ。ほろりと泣けて、元気出た。素敵な言葉がたくさんあった。

  • この著者の作品を読むのは、楽園のカンヴァス以来となるが、本作の出来もかなり良かった。スピーチライターというオバマ以降話題となった職業にスポットライトを当てた一種のお仕事小説ではあるが、恋愛も絡めてあり、気分を良くさせてくれる小説である。しかしながら取り扱った政治の話は、現実が酷過ぎて、おとぎ話になってしまったのが、日本の現実で情けない。フォローして行きたい作家が又増えてしまった。 

  • 困難に向かい合った時、もうだめだと思った時、
    想像してみるといい、
    三時間ごの君、涙がとまっている。
    二十四時間後の君、涙は乾いている。
    二日後の君、顔を上げている。
    三日後の君、歩き出している。

    ウルウルきてしまった。

    スピーチライターの話。
    お気楽のほほんOL「こと葉」がひょんなことからスピーチライターを目指す。
    言葉の力ってすごい。

  • スピーチライターを取り上げたお仕事小説。出来すぎな話ではあるけれど、さすが原田さんであって泣かせるところは泣かせるし、人物もよく描けてます。沁みるフレーズもあるしねえ。もちろん実際にスピーチする人の参考にもなるよ。

  • 私たちは普段、どれほど言葉の力を感じて生きているだろうか。政策の内容はさておき、丁寧に作られたスピーチに感動し、心温まる言葉に胸を打たれた一冊。

  • 「電光石火、理路整然、軽妙洒脱、拍手喝采、私は号泣」スピーチを控えている方も控えていない方も、眠気に襲われるスピーチを聴きたくない方も、心を打たれる一冊です。

  • ほのぼの系かなぁ。
    皆んな良い人で安心して読めました。

  • 言葉が軽くて、響かない。すべてのことが都合がよすぎて、薄っぺらい。

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