島はぼくらと (講談社文庫) [Kindle]

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著者 : 辻村深月
  • 講談社 (2016年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)

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島はぼくらと (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 瀬戸内海の離島、冴島が舞台。
    高校の同級生である朱里、衣花、源樹、新の4人それぞれを語り手及び
    主人公にした物語。離島の暮らし、日常。彼らの青春を細やかに描く。

    良い本に出会えたよ。
    そう思えることってあんまり無いんだけど、これは本当に素晴らしい。
    現実感、日常感とフィクション的な部分のバランスがとても良い。
    過剰で奇跡的なサクセス・ストーリーでもないし、
    ただ淡々と日常が描かれているつまんないものでもない。

    それに、主人公たちの心理描写もとても良い。
    語りすぎず、隠しすぎず。
    だからこそ、この4人のことが(その他の登場人物も)読み進めるうちに
    どんどん好きになっていくし、共感する部分も増えてくる。
    彼らの純粋すぎるほどの好ましい関係性も全然嘘くさくないしね。

    いや、本当に読み終えてしまうのがもったいないと感じてしまった。
    終盤とエンディングとの間にある空白の期間を続編として描いてほしい。
    彼らの成長の過程をもっと一緒に付き合っていきたいよ。
    私が好きな本を好きだと言ってくれる人にはぜひとも読んでもらいたい一冊。

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