罪の声 [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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感想・レビュー・書評

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  • グリコ・森永事件を原案にした小説です。
    数年前?に王様のブランチで特集されていたのを見て電子書籍で初めて書い、電子書籍が肌に合わず放置してしまっていたのですが、本日読み終わりました…(積本すぎる)

    途中まではシンプルな過去の事件を紐解く推理小説として読んでいたのですが、終盤テープに使われた子供たちが成長し、この事件のせいで人生を踏みにじられた様子と、けりをつけていく様子を読むのはあまりに悲劇で辛いものでした。
    現実ではなにも表に出ていないけれど、実際に子どもの声は使われていて、いまその人たちがその記憶を胸に生きているのかと思うと胸が苦しくなります。

    現実ではその当時の子供達になにも降り懸からずにしあわせな人生を送っていることを祈るばかりです。

  • グリコ森永事件はうっすらとしか知らなかったけれど、本当は同なんだろ?と気になりながら面白く読めました。

  • 事実は小説より奇なりというけれど、事実を忠実に小説として再現しようとするとこうなるのだろうか。
    勿論、題材とテーマは同時代に生きてきた者ととしてわかり過ぎるくらいわかるけれど、生意気いうようだが、エンタテイメントとしては破たんしているように思う。

著者プロフィール

1979年、兵庫県生まれ。神戸新聞社在職中の2011年、『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞し、“「週刊文春」ミステリーベスト10 2016”国内部門第1位、2017年本屋大賞3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2019年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化された。

「2022年 『朱色の化身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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