クリーピー 偽りの隣人[DVD]

監督 : 黒沢清 
出演 : 西島秀俊  竹内結子  川口春奈  東出昌大  香川照之  藤野涼子  戸田昌宏  馬場徹  最所美咲  池田道枝  佐藤直子  笹野高史 
  • 松竹
2.90
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本棚登録 : 462
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105072077

感想・レビュー・書評

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  • 終始緊張を強いる黒沢作品。本作も然り。
    サスペンスとしてはリアリティに欠ける。

  • あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。
    未解決の一家失踪事件×奇妙な隣人家族
    犯罪心理学者が迷い込んだ2つの≪謎≫に隠された真実とは-?

    ■西島秀俊×竹内結子×香川照之 日本映画界を代表する豪華キャストの共演
    主演は、4度目の黒沢清監督作への出演となる西島秀俊。その妻役に竹内結子。奇妙な隣人を香川照之が怪演。更に黒沢組初参加となる、川口春奈、東出昌大、藤野涼子などの若手実力派俳優の活躍も光る。
    <第66回ベルリン国際映画祭正式出品作品 ベルリナーレ・スペシャル部門>
    <第40回香港国際映画祭クロージング上映作品>

  • 犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)は、刑事・野上(東出昌大)から6年前に起きた一家失踪事件の分析を頼まれる。しかし事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。 
    一方、高倉が愛する妻・康子(竹内結子)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこか奇妙な家族だった。病弱な妻(最所美咲)と中学生の娘・澪(藤野涼子)をもつ主人・西野(香川照之)との何気ない会話に翻弄され、困惑する高倉夫妻。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は驚愕する。 
    「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」 
    未解決の一家失踪事件と、隣人一家の不可解な関係。2つの繋がりに高倉が気付いた時、康子の身に【深い闇】が迫っていた。元刑事の高倉が未解決の失踪事件と奇妙な隣人家族のつながりを調べている中で、隣人・西野の無礼なほど無愛想だったり不自然なほど明るく振る舞ったり相手の心理を見抜き操るような奇妙な言動に潜んだ違和感と失踪事件との関わりに気付き西野の闇に引き摺り込まれる展開が、黒沢清監督特有の日常の風景の中に不吉さや不気味さを漂わせた描写や西野の奇妙な言動の中にあるサイコパスの本性、刑事の仕事に未練のある高倉に不満のある心のスキマを突かれて取り込まれる康子と暴力で支配され西野の共犯にされる澪の恐怖とマインドコントロール地獄、後半に登場する西野の家の地下にあるもの、和製サイコホラーサスペンス映画の傑作。西島秀俊、竹内結子、川口春奈の演技も印象的だが、藤野涼子と香川照之の不気味さに背筋が凍ります。

  • 黒沢清監督作なので観たが全く面白くなかった。必要以上にサイコパスを意識し過ぎた過剰演出で、折角の香川照之が台無し。科白まわしや会話のテンポが不自然過ぎてイライラした。観る価値はない。

  • 最後、この後どうなっちゃったのかなー…とモヤモヤ。
    薬が打てなくて康子(奥さん)は辛いし、高倉の言い分をみんな信じてくれるのかどうか…。警察ポンコツすぎて…。
    早紀、西野の娘が自由になって幸せになれたらいいね。

  • まともな人が1人も居ない。見なきゃ良かった。

  • また登録できなかったから別のdvdで登録
    本来は親しい隣人 ドイツ映画 2011
    アマプラで米国映画以外は結構当たりが多い気がする まあ欧州映画でアマプラに登録されているのが元々フィルタリングされているんだろうけど
    いや〜 こういう結構ねちっとしたのは好きなんですよね
    それにしても常識的日本人からすると2011年に バーに車で行くかね〜というのがね やっぱ違和感はありますが
    ビールは酒じゃないらしいですよドイツでは(笑)
    ベルリンだったかな〜平日の真昼間にかっこいいスーツの女性サラリーマンがランチで大ジョッキ飲んでたのには唖然としましたががが、

    https://www.amazon.co.jp/%E8%A6%AA%E3%81%97%E3%81%84%E9%9A%A3%E4%BA%BA-Maxim-Mehmet/dp/B08WJVKM1S

  • 黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』、ようやく鑑賞。ブクログの評価がやたらと低いので驚いたけど、観たら納得。冒頭からツッコミ所がめちゃくちゃ多くて、賛否両論映画だと思います。でも私は好きです。

    これ竹内結子が出てたのか……。私は昔竹内結子さんが好きな時期がちょっとだけありました。直後に中村獅童と結婚して「くそが!!」(ガンバレルーヤのよっちゃん風)となって、さらに獅童が岡本綾と浮気するという……。獅童に対してはもはや恨みもなにもありません。竹内結子さん、良い女優さんだったと思うので残念です。

    黒沢清作品は少ししか観たことない。『ドレミファ娘の血は騒ぐ』『DOOR3』『CURE』のみ。『ドレミファ娘』は置いといて、他のふたつはけっこう怖かった。その怖さは通常の怖さではなくて、不穏な感じ。常に不協和音が鳴り響いてるような怖さです。不条理で変な感じ。

    この映画で好きなのは、単純に後半に何個かジャンプスケアのシーンがあるからです。バァン!→ヒイッ!となる。それがなければ★2ぐらいだったかもしれない。ほんとにツッコミ所が多くて、話の前提からおかしい……そもそもタイトルが「偽りの隣人」だし、香川照之は最初からずっと怪しい人だもんね笑。

    ただ、他の方のレビューで書かれている「キャラクターの背景の描写不足」という点、これは私は良い点だと感じました。意図的に省略している。竹内結子演じる妻がなぜああいう行動を取るのか?ふたりの間に子供がいないし、想像力で補える部分です。意図的な空白があって、そこが怖い。

    西島さんが香川さんに「狂ってる」と言われるけど、私もそう思った。西島さんも狂ってるという話。他の映画でもわりとあるけど、主人公が泥沼にハマっていって、本人がどんどん狂っていく……というパターン。描写不足で、はっきりとそうなってないけど。
    私はてっきりバッドエンドになるかと思っていて、そうなって欲しかった。ラストで藤野涼子を撃ち殺すかと思いました。そういうのをかつて作ったのが北野武で、だから私は北野作品が好きなんです。

    ちなみに、西島さんも北野武好きで有名ですね。北野武と黒沢清から教えを受けたのが『寝ても覚めても』の濱口竜介監督。

    フォロワーさんが黒沢清とポンジュノのことを書かれていて、これ観たら納得。『パラサイト』の元ネタのひとつじゃないかなと。『パラサイト』の元ネタ、私が思ったのは他にトリュフォーの『終電車』(さらにその元ネタは『生きるべきか死ぬべきか』)。

    他に『愛のむきだし』なども連想。この映画は隣人との話なので、それだと『レッドファミリー』。こちらは韓国映画なので38度線の社会派要素が入っているけど、『クリーピー』は隣人トラブルやコミュニケーションの断絶の話なので、とても日本的。

    香川さんの演技を褒める方が多いけど、けっこう見慣れてしまっているので、いつもの香川照之だった。私が香川さんで一番好きなのはなんだろう……カマキリ先生のウルトラセブンネタ。じゃなくて、鬼平。でもなくて『ゆれる』ですかね。
    香川&西島コンビは『MOZU』で、西島さんがメシ食ってるシーンはもはやシロさんにしか見えない笑。

    それより藤野涼子さんの演技の方が良かったです。この子は色々やるから良い。今年の大河にも出ますね。川口春奈も好きです。

    それで、こういうキャストと、製作委員会に木下グループが入ってるのを忘れちゃいけない。町山さんが以前「社長さんの酔狂」とも言ってたけど、映画がめっちゃ好きで、古い日本映画の特集上映会も協賛していたりする。でも変な会社で、ちょっとズレていて、ガチで評価されている作品は少ないんじゃないかなあ。『クリーピー』もそういう傾向の映画だと思う。キネ旬では評価されてるけど、ヨコハマ映画祭ではベスト10に入ってません。

  • 胸糞映画

  • 別途

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