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- / ISBN・EAN: 4547462107251
感想・レビュー・書評
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「300」なんかを見ても感じますが、ローマ人や紀元前後の物語での戦争における「盾」の使用法は物凄く理にかなっていて、防具であり武器であり道具や壁や通路でもあるんですね。この戦術的な多用途性には本当に驚かされます。
城の内部、大きな空間に仕切りがあるだけで密閉した空間に扉で出入りするような部屋みたいな構造になっているのはパブリックスペースか執務室としての機能がメインだからかな?個人の部屋みたいなプライバシーのあるようなところは寝室だけなのかな。建屋内部に蓮の浮かんだ水槽や堀の様な物を作るのはこんな砂漠地域ではとても贅沢なものなんだろうな。
左右にいる従者は顔をはっきりと磔の苦悩を映しているがイエス様はなかなか顔を見させない。ここの勿体ぶった演出は監督の意図を推し量る想像を膨らませますね。面白いです。記憶では刑場だったのはゴルゴダの丘…だったのに丘というか、谷間みたいな場所だなぁ…
入浴の習慣があるのは「テルマエロマエ」とかで知っているけどどうやって湯を沸かしていたのかな?そもそも水は貴重だった地域だと思う。それにローマで地位と権力を得て余生は田舎で…なんてこんな今時みたいな台詞、本当に言いますかね。ローマみたいなインフラの整備された街ってそうはないでしょうからね…信憑性を疑っちゃうなぁ
聖骸布が出来た経緯をサラッと流すように描いてるなぁ〜没薬とアロエ…それに汗が染み付いたって、それホントかよ?
匂い消しとしてローズマリーを執務机の上に…歯に手を擦りつけて臭いを消す…ここは良いですね。こう言った知恵は非常に面白い。窓ガラスなんてないし、器やコップも銅や木みたいなものなのに砂時計はガラス製だ。この頃だとまだ高価だろうけどローマガラスが既にあった筈。恐らく砂時計はかなりの高級品だったろうな。
なぜ彼がイエスを信じるようになったのか?
そこは少し説明不足で分かりにくい。だけど使徒たちと行動を共にするようになり、再会を果たした時の彼らの表情は兎に角歓喜が溢れていて全てを説明しているように思える。
「信じる」ことが全てなのだ。
磔から復活までのわずか三日間の物語であった。でもそこに世界を変える出来事が凝縮されていたように思える。良い物語でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イエスの磔刑から昇天までの出来事を、イエスの死に立ち会ったローマ兵の視点で描いた宗教映画。復活したイエスが出現する場面は、主に聖書の「マタイ福音書」や「ヨハネ福音書」に載っているエピソードになぞらえて描かれている。この国ではキリスト教嫌いが多いためか、ネットでの評判は最悪だが、あまり宣教・宣教ときばっている印象は無く、最後まで楽しく見れた。