64-ロクヨン-前編 通常版DVD

監督 : 瀬々敬久 
出演 : 佐藤浩市  綾野 剛  榮倉奈々  瑛太  三浦友和  永瀬正敏 
  • TCエンタテインメント
3.40
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本棚登録 : 407
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474178150

感想・レビュー・書評

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  • 原作は未読。横山秀夫の小説を読み漁った時期があったのですがで、組織の中で板挟みの苦悩を味わう男たちというのは、横山秀夫作品ではお馴染み。本作の主な舞台は警察の広報室で、これまた彼の十八番。ああ、これが横山節だと懐かしく感じました(二渡が出てくるのも嬉しい)。この熱い人間ドラマに、迷宮入りした犯罪をめぐるミステリーが絡むストーリーは後篇への期待が高まります。

    それにしても、ここで描かれる記者クラブの記者たちががあまりに粗暴でえらそうなのにはむかむか。作者は記者出身なのに、なぜここまで露悪的に描くのかな?

  • 原作未読。
    凄く楽しみにしてたんですがイマイチでした。
    たった7日間しかなかった昭和64年。
    その時起きた少女誘拐殺人事件(通称ロクヨン)の話をずっとやっていくと思っていたら、あっさり14年も経っちゃって拍子抜け。
    この事件が重要になってくるのは後編みたいですね・・・これ前編いる?

    この前編、正直観るの疲れました。
    とりあえず記者クラブがうざすぎて、どうでもよくなった(笑)
    なんでこいつら、こんなに偉そうなの?実際もこんな感じなの?
    そんな事で後編もどうでもよくなったんですが、新たな誘拐事件しかもロクヨンの模倣っぽいのが起きたので後編頑張って観てみます。

  • 本題の事件は全くと言っていいほど、解決には進んで行きません。ひたすら広報官と新聞記者たちとの確執を見せられます。それから、警察内部のドロドロした人間関係。後編で、どのように展開していくのか楽しみにしています。

  • 君のせいじゃない
    たった一言。ずっと言ってもらいたかった一言なんだよね。グワッと泣けた。熱くなる箇所がたくさんあった。

  • 後編にて。

  • 64はNHKのドラマで観た時に、
    その熱量と複雑さに心を持って行かれたが、
    映画になるとまた異なる、
    映像の色合いと、
    そこに含まれる抑えた熱量があった。

    前編は主に、
    記者達と警察の信念、
    倫理観への問いが繰り広げられるが、
    それは後編への非常に大切な道筋である。

  •  昭和64年に起きた誘拐事件は子どもは殺され、犯人は捕まらないという最悪の結果を迎えた。14年後、事件は再び動き出す。。。(レビュー前後編まとめて)。

     うーん。。。小説としては面白い話なんだろうけど、映画としては無駄に長い印象を受けたなぁ。。。
     父親が犯人に辿り着いた方法が壮絶過ぎる。これは過去に引きずられ、過去に留まった人達の話だと思い知らされる。ロクヨンというタイトルはうまい。
     
     

  • 昭和と平成の間にある七日間。そこで、女の子が失踪、身代金事件か発生、そして未解決となった。
    当時の刑事だった男は、広報の報道官に追いやられているが、本庁からのトップの来訪を機に、事件に引き戻されていく。警務課と刑事課の確執、マスコミ各社とのいざこざに挟まれ、追い詰められていく。自身の娘も失踪していて見つからず。
    事件当時、実は知られざる犯人からの電話があった。幸田メモと名付けられ、隠し通してきた刑事部長の申し送り事項。これが、犯人追求への糸口となり始めていく。
    緊迫した事件当時から、忘れ去られていく事件に、危機感を募らせていく。一方、マスコミ各社と、真っ直ぐ向かいあおうとする報道官。名優たちの競演が見事。

  • 飽きずに観れたけど盛り上がりがわからなかった。
    個人的に組織の内部事情とかに興味を持てなかったからかもしれないけど。中間管理職はつらいですね…と思いながら観ていました。

    あ、あと有名な役者さんそんな多くなくていいと思った。視覚的に満腹すぎる感じが…してしまったなぁ

  • ★の数は後編を含めて一つ。

    酷評が多いのは知っていたけど、原作が大好きなのと
    慇懃無礼な赤間を滝籐賢一さんが演じるのを見たかったから期待せずに見た。

    それでも酷かった。特に後編は笑いながらツッコミしてしまうくらい酷かった。

    そもそも外見が残念な主人公の三上を佐藤浩市を演じるのに無理があった。
    それをツッコまれるのを避けるためか三上に似た娘が醜形恐怖であることの描写が少ない。
    だけど娘の家出は醜形恐怖が原因で、物語の中で娘の家出は物語の中で大事なファクター。
    つまり物語が根本から欠けていることになる。
    前編では物語を起承転結の起承なので気にならないが
    後編で転結しようとして整合性がとれなくなっている。

    全編通して三上が好戦的過ぎた。
    それが後編のラスト30分の映画オリジナル展開に繋がるのかもしれない。
    だけど原作最大の見どころは三上が己を失いながらも仕事をしていたが
    実名報道を決めるに至ったカタルシスにあると思う。
    それが映画では全く感情移入できなかったのがめちゃくちゃ残念だった。

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著者プロフィール

1960年大分県生まれ。映画監督、脚本家。1989年に『課外授業 暴行』(ピンク大賞新人監督賞受賞)で商業映画監督デビュー。主な監督作品に『冷血の罠』(98)『ドック・スター』(02)『MOON CHILD』(03)『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』(07)『泪壺』(08)『ドキュメンタリー 頭脳警察』(09)『ヘヴンズ ストーリー』(10)『アントキノイノチ』(11)『64-ロクヨン』(16)『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)『友罪』(18)『菊とギロチン』(18) 。

「2018年 『平成の黙示録「ヘヴンズ ストーリー」をよむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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