屋根裏の散歩者 [Kindle]

著者 : 江戸川乱歩

• 2016年8月25日発売

感想・レビュー・書評

[celeste0808さんの感想 · 2020年4月17日]

引越し先の下宿の屋根裏を見つけ、俳諧する、殺人願望の高い主人公が巻き起こす、完全犯罪？ただし、明智の慧眼と推理でいとも簡単に見破られてしまう。

この辺りの技巧は古さを感じるが、今となっては、新しいシンプルな推理小説として新鮮。

[eriko01さんの感想 · 2024年2月21日]

変態

[のんすけさんの感想 · 2023年9月16日]

「彼の不幸は、世の中の減ての事柄に興味を感じないで、事もあろうに「犯罪」に丈け、いい知れぬ魅力を覚えることでした。そして、一層の不幸は、発覚を恐れる為にその「犯罪」を行い得ないということでした。」

著者プロフィール

1894（明治27）—1965（昭和40）。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩　大活字本シリーズ　全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」