刺青 [Kindle]

著者 : 谷崎潤一郎

• 2016年8月25日発売

感想・レビュー・書評

[yaokumaさんの感想 · 2018年11月2日]

最高と思う女の背中に彫った女郎蜘蛛の刺青か…。美術品という意味では、刺青だけは美術館では見れない、保存もできない芸術だなと思い至った。

[まちかさんの感想 · 2022年8月23日]

谷崎潤一郎、初見です。
こーゆー感じなんですね。
入門編としては読みやすかった。

[えみりんさんの感想 · 2021年5月6日]

どんなに見事な蜘蛛の刺青だったんだろう。。。

[クラチョフさんの感想 · 2020年4月21日]

美しい文章だと思うけれど、怖い性癖だ…。

[kinotoushiさんの感想 · 2020年4月6日]

谷崎潤一郎の最初の作品。

脚に対する執着心が凄まじかったと言われる谷崎潤一郎。墓跡は女の脚の形にして欲しいとまで言ったとか言わなかったとか。

とにかく、脚で個人を判別できる(しかも半月も前に一度きり見た脚を)ほどに、美しい女性の身体に刺青を彫ることに執着している主人公清吉と、彼に人生を変えられる少女の毒々しく鮮やかな短編小説。

[happybooklifeさんの感想 · 2018年11月18日]

ゾクゾクきますね。
短編ですが印象に残る作品だと思います。
他の谷崎潤一郎の作品も読んでみたくなりました。

[suwakotaroさんの感想 · 2017年5月19日]

とにかく文章が格好良いです。"若い刺青師の霊(こころ)は墨汁の中に溶けて、皮膚に滲んだ"のところとか。男性も女性も、わかっている感じのするのがスタイリッシュだなと思いました。

著者プロフィール

1886年7月24日～1965年７月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師　 谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」