団地 [DVD]

監督 : 阪本順治 
出演 : 藤山直美  岸部一徳  大楠道代  石橋蓮司  斎藤工  冨浦智嗣  竹内都子  濱田マリ  原田麻由  滝裕可里 
  • Happinet
3.21
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953086227

感想・レビュー・書評

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  • 好きです。まず主役が岸部一徳さん、藤山直美さん。これだけで絶対に面白いはずと何も情報を知らないで観ました。脇役人もすごい。石橋蓮司さん、大楠道代さん、斎藤工さん。声だけですが浜村淳さん。はじめはタイトルからして、こじんまりとしたコメディかと思いました。主人公の2人の絶妙な間合いに笑えます。細かく散りばめられた捨て台詞的なジョーク。それがストーリーが進むにつれて、えっという感じ。結末に、またまた、えっ。楽しめました。蛇足ですが、30年ほど前、藤山直美さんにお会いしたことがあります。オーラが、凄かったです。とても美しい方です。お声をかけさせて頂き、握手をして頂きました。大好きな女優さんです。

    • yhyby940さん
      こんばんは。えっ、その作品知らなかったです。観てみたいと思います。教えてくださり感謝です。よろしかったら「団地」も、ご覧になってみてください...
      こんばんは。えっ、その作品知らなかったです。観てみたいと思います。教えてくださり感謝です。よろしかったら「団地」も、ご覧になってみてください。
      2020/09/23
    • kuma0504さん
      団地も公開時に観ています。面白かったです。その時の感想。


      「団地」
      「団地てオモロイなあ‥噂のコインロッカーや」
      まさかのファンタジーだ...
      団地も公開時に観ています。面白かったです。その時の感想。


      「団地」
      「団地てオモロイなあ‥噂のコインロッカーや」
      まさかのファンタジーだとは思ってなかったので、戸惑ったのだが、それさえも許してしまう、「笑えたんやから、それも、まっエエか」という気になる。韓国のようにホラーにもせず、ヨーロッパのように社会派にもせず、松竹のように人情劇にもしないで、ゆるゆるしょうもない人間模様を描いて、大阪はやっぱすごいで。
      久しぶりにシネマクレールが二階部屋だけど九割入って盛り上がった。コメディはこうでなくちゃ。
      その後「思い出し笑い」もあった。
      質のいい作品にしかないことではある。宇宙人は笑いながら怒っていたのだが、あれは本当に怒っていたのだろうか。
      2020/09/23
    • yhyby940さん
      言い得て妙のコメントです。その通りですね。やっぱり、クスッとさせるコメディは、大阪やなあと実感しますね。ありがとうございます。
      言い得て妙のコメントです。その通りですね。やっぱり、クスッとさせるコメディは、大阪やなあと実感しますね。ありがとうございます。
      2020/09/23
  • なんとも言えないジャンル
    SFファンタジーコメディ?
    藤山直美さん岸部一徳さんの、かけあいが面白い。
    雨の日のぼんやりした時間に。

  • 大阪近郊にある、古ぼけた団地。昭和の面影を残すその一角で、山下ヒナ子は、夫で元漢方薬局店主の清治とひっそりと暮らしていた。半年ほど前に店を閉め、引っ越してきたばかり。腰は低いがどこか世を捨てた雰囲気に、住民たちは好奇心を隠せない。調子のいい自治会長の行徳と、妻で“ゴミ監視役”の君子。クレーマーで次期会長を狙う吉住に、暇を持て余した奥さま連中。ときおり訪れる妙な立ち居振る舞いの青年・真城だけが、山下夫妻の抱えた過去を知っていた──。そんなある日、些細な出来事でヘソを曲げた清治が「僕は死んだことにしてくれ」と床下に隠れてしまう。夫の姿が団地から消えても、淡々とパートに通い続けるヒナ子の言動に、隣人たちの妄想は膨らむばかり。「もう殺されてると思う…」。一人がつい口にしてしまった言葉をきっかけに、団地を覆った不安は一気にあらぬ方向へと走りだして……。
    「映画『団地』公式サイト」より

    いやー、なんとも不思議なSFコメディ.
    でも、「団地」だからありえる、のか?
    一度見ただけでは消化しきれないSF部分.結局シンジョウさんは異星人なのか?時空を超えても結局は「団地」なのか...
    日常と非日常が組み合わさっていて不思議な色合い.今生きている現実こそが非現実なのか?
    日常の生活部分は淡々としていて、奥様方の井戸端会議は昔あったような光景で、妄想はどんどん膨らんで.滑稽な団地の日常とうらはらな非日常の分からぬ世界.
    えー、今どっちだろう??

  • 国際線、ランダム邦画鑑賞そのいち。

    近頃はどうも邦画を優先して観てしまう。その次が旧作。新作が見れることに対して喜びを感じることはすっかりなくなってしまった。もうどれぐらい経つのだろう。

    で、本作はというと…。

    あたり。

    失礼ながら阪本順治という監督についての予備知識はなし。キャストで目を引いたのは藤山直美と岸部一徳、そして石橋蓮司にぷち興奮。そんな感じで鑑賞を開始する。とある団地の窓から漏れる背景音として浜村淳の声が流れ、それだけでこの風景が関西のとある街だと規定されるのだからその彼の声の存在感は十分。(ちなみに予告編は鑑賞後に観るのをオススメ。)

    まったり、ぼちぼちと会話が転がってゆく。ベタベタな関西ネタばかりでもなく、ダジャレ好きな米田未央氏にも気に入ってもらえそうな台詞がぽろぽろとあちこちに散らかってる。いい意味で。

    ほっこり、しんみり、にんまり、ケタケタ。

    そんな感じであっという間に鑑賞終了。いやー、毎日こんなセンスあふれる会話をしながら生きてゆけたらあらたな境地にたどり着けるなぁ…なんてことも考えさせられてしまう。

    他のキャストでは「団地妻 東南西北カルテット」の一角、西さんこと濱田マリの安定感を再認識し、東さんことピンクの電話・竹内都子のナチュラル関西弁(大阪出身とは知らず)にほっこりし、それに加え南さんこと原田麻由という方が原田芳雄の愛娘だったという事実に軽い驚き。石橋蓮司の妻役、大楠道代という方については復習が必須な模様。あと麿赤兒に気づけた幸せもプラス。

    復路の選択肢になかったことが悔やまれる。また観たい、リラックスしたい時に。

    • keiさん
      はい、私もそのへん興味深く読み漁りました。意外と一番驚いたのは後日談の「相楽晴子、LA移住。その後ハワイへ。」ってあたりでしたがw
      はい、私もそのへん興味深く読み漁りました。意外と一番驚いたのは後日談の「相楽晴子、LA移住。その後ハワイへ。」ってあたりでしたがw
      2022/04/04
    • yhyby940さん
      確かに相良晴子さんの件、驚きましたね。
      確かに相良晴子さんの件、驚きましたね。
      2022/04/04
    • yhyby940さん
      ごめんなさい。相楽でしたね。
      ごめんなさい。相楽でしたね。
      2022/04/04
  • 団地といったら、普通は「妻」か「ともお」が後に続くのだが、これは、たんに「団地」とシンプル(^^ゞ
    そんな「団地」だが、ずいぶん前にテレビで紹介していてて、「面白そうだなー」と思ったんだけど……。
    すぐ忘れちゃったなw

    そんな「団地」だけど、期待が大きすぎたのか、正直イマイチ……、
    だったかなぁー(´-ω-`)
    最後の「めでたし、めでたし」なド定番の終わりとか、大好きなんだけどね。
    でも、な~んかね。笑わせのところが可笑しくないの。
    テレビで紹介された時に「これ見たい!」と思った、
    漢方薬のおじさんが床下収納庫に籠っちゃう、あの何とも言えない可笑しさが笑わせの部分にないっていうのかなー。

    宇宙人ギャグにもっていく展開は知っていた。
    テレビでそういう風に紹介していたのか、それとも、誰かから聞いたのか?
    その辺はおぼえてないんだけど。
    ただ、宇宙人ギャグにもってくなら、大阪じゃなくて、関東の団地にした方が面白くなったんじゃない?w
    そういえば、最後に、漢方薬のおじさんがベランダでUFOを見つけて、ひな子さんと「なんかいいことあるかも」と言うシーンがあるけど、関東人の勝手な感覚として、大阪の人って、そういう柳に風的マイペースさがあると思うのだ(^^ゞ
    関東人っていうのは、UFOを見たら、「UFO! UFO!」と目の色変えて。奥さんに「カメラ! カメラ持ってこい!」と、夢中で大騒ぎするのがイメージだと思うのだw
    つまり、ここは、せっかくのUFO(ギャグ)なのだから。関東人によくある、独りよがりな大事態的メンタリティーの世界観で、団地にあの巨大UFOが現れた方が面白かったんじゃないかなぁーと思うんだけど……、
    まー、それは自分が関東人だからで。
    大阪や西日本の方からしたら、「なんであの可笑しさがわからないかなー」なのかもしれない(^^;

    そんな風に可笑しさがわからなかったのが、「五分刈りです」に始まるギャグ(あ、その前に「802号室ですよね」があったっけw)。
    それも含め、東西南北がやる定番コント的会話が退屈なのと、会話のテンポが変にまどろっこしくて。
    ぶっちゃけ、前半1時間くらいは長かった(^^ゞ
    そんなシラケまくりのギャグだったが、最後の方で町内会長(自治会長だっけ?)が、「文部科学省です。古墳が見つかったのでここから立ち入り禁止です」と言って、ドサクサ紛れに足で地面に線を引くのと、町内会長と奥さんが、帰っていいのかわからずに戸惑っているシーンは可笑しかったし。
    ひな子さんの「今日は久しぶりに休もと思うたけど、魚がいっぱいなのでりょーかーい」と言う、一瞬、「…?」となってからやっと笑えるおバカギャグはよかった。
    それって、町内会長のは関東の笑いっぽく、ひな子さんのは関西の笑いっぽい気がするんだけど、そういう意味でも、舞台となる団地は関東(東京の近郊or北関東辺り)にして。
    ひな子さんだけ関西人という設定だった方が面白かったんじゃないかなーと思うw


    ていうか。
    なんで、ガッチャマンだったんだろう?
    なんか裏の意味がある?なんて。つい考えちゃうんだよなー(^^ゞ

    そうそう。
    団地といえば、自分も子供の頃、団地に住んでいた。
    実はその団地、テレビの心霊番組で「呪われた団地」と紹介されていて。
    レポーターの人が「住民の方によれば、この団地では自殺や変死が異様に多いんだそうです」なんて、神妙な顔でのたまわっていた(爆)
    呪われていたくらいだったから、宇宙人も住んでたかもしれない(^^;

  • この夫婦、実在しそうで妙なリアリティがありました。
    そういえば、同級生のご両親が長年開いておられた薬局も、気づけば店じまいされていました。年齢のことを考えたら無理もないのですが、妙に共時性を感じてしまいました。
    途中からどんどんSF色が濃くなっていくところは、???でした。しかしコロナ騒動の中、ヒトはどこへ向かっているのかという命題は常に頭の片隅から離れず、なんとなく腑に落ちました。林の中でキノコを見つけたりする時間が私にも欲しい。そういう時間こそがくすりなんだと思う今日この頃です。


    団地 2015
    映画コメディSF
    日本 Color 103分
    初公開日: 2016/06/04 公開情報:キノフィルムズ 映倫:G

    監督 阪本順治
    製作総指揮 木下直哉
    プロデューサー 武部由実子 菅野和佳奈
    脚本 阪本順治
    撮影 大塚亮
    美術 原田満生
    衣装 岩崎文男
    編集 普嶋信一
    音楽 安川午朗
    音楽プロデューサー 津島玄一
    照明 杉本崇
    録音 尾崎聡
    スクリプター 今村治子
    装飾 栗山愛
    ヘアメイク 小沼みどり
    VFXプロデューサー 西尾健太郎
    助監督 小野寺昭洋

    出演
    藤山直美 山下ヒナ子
    岸部一徳 山下清治
    大楠道代 行徳君子
    石橋蓮司 行徳正三
    斎藤工 真城
    冨浦智嗣 吉住将太
    竹内都子 濱田マリ
    原田麻由 滝裕可里
    宅間孝行 小笠原弘晃
    三浦誠己
    麿赤兒 権藤

  • 録画を観ました。
    面白かったです。藤山直美さんと岸部一徳さんが夫婦役という時点で面白くなりそうな予感しかありません。
    長年連れ添った、という空気を醸し出す真面目で平凡な夫婦なのですがじわじわ面白くて可愛いです。
    漢方を買いに来る真城さんも好きでした。「ご無沙汰です」が言えなくて「五分刈りです」と言ってしまい、教えてもらった次回、やっぱり分からなくて「ごぶ……」で止まってるの面白かったです。斎藤工さん目線動かさなくて異様さがあって良かったです。
    旦那さんの清治が引き込もって姿を見なくなったからと「殺されてるんじゃないか」とヒナ子を疑い続ける団地の人間関係怖いしめんどくさい…となりました。子どもを虐待しているある父親の方を問題にせねば。。
    地下貯蔵庫に閉じ籠る清治を不思議に思った真城さんに「人生、ゴキブリなんで」と返すヒナ子さんがツボでした。レジの練習をしているシーンもおかしみと哀愁があって好きでした。
    終盤のSF展開も好きでした。団地の上に母船が浮いてるの良かったです。
    ラストシーン、あれ?変わらない日常に戻ってきたのかな?と思わせてからの息子さんが生きてるの…素敵でした。
    じんわり、良かったです。麿赤兒さんも良かったー。

  • 大阪の団地を舞台にしたシュールなコメディ映画。所々クスッと笑えるが内容がないのでイマイチ。

  • 何とも言へぬ不思議なをかしみ
     予告篇など前情報を入れずに見たが、せりふもうまく、惹きつけられるやうに注目して見た。コメディとしておもしろかったし、思はず笑ってしまった。胸にグッとくるシーンもある。しかし総じて見た事がないタイプの映画だと思った。最後も何とも言へぬ感じが残り、どう感想にしたためてよいものか悩む。

  • 団地って住んだことなかったけど、こんなところだったんだ。

    ラスト、冒険に出かけるようなひなこさんのワンピース姿が可愛くて、蝶の柄のワンピースで、
    やっぱりいつでも出立にはこれだよね、って思った。
    わたしもいつでもいつまでも、自分のスタイルで行こう。

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著者プロフィール

映画監督。
1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。
『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。
その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。
最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。

「2013年 『大阪に東洋1の撮影所があった頃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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