文芸 2016年 11 月号 [雑誌]

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  • 河出書房新社 (2016年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910078211160

文芸 2016年 11 月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 青が破れる
    第53回文藝賞受賞作

    軽快な文体で、短い期間に3人の親しい人を亡くしたボクサーのことが書いてある。
    どう考えても不自然な内容に見えるけど、途中でやめさせない魅力があった。
    ドラマチックなことは何もないし、激しい感情を、書いていながらどこか穏やか。

  • 囚われの島
    作品の構成としては破綻しているように思うが、心に残る作品だった

  • 死んでから読め!とか
    こういう時はこうしておくものみたいな
    そこに疑問とかを挟まなくて良いと思われているようなことも、丁寧に眺めて本当かな?って実はこう感じてる人もいるんじゃない?って柔らかく差し出すような、
    そんな物語を描いていて、だから有さんは素敵なんだよな。

  • 町屋良平「青が破れる」について。
    それはもう仕方ないことだ。どんなチャチな小説だろうと、そこに死が描かれれば、我々は死を考えざるを得ない。
    我々だけでなく、とう子も考えている。考えすぎて、「疲れちゃった」と途中で言う。
    とう子だけでなく、ハルオも梅生も秋吉も考える。
    ハルオはうつ病だが、それが後半で明かされるまでは「看病の人」として死を考えている。ハルオがワンダーボーイなのは戯けるからではなく、自分の死と恋人の死をふらふらしている。
    秋吉は考えるということをできるだけ拒絶する。その拒絶へと至る道具が彼にとってボクシングであり、小説内では梅生がそれを成し遂げている。
    主人公は思考と非ー思考の間を彷徨う。

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