闇に香る嘘 (講談社文庫) [Kindle]

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著者 : 下村敦史
  • 講談社 (2016年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)

闇に香る嘘 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • これも一応"叙述トリック"になるのだろうか?

    いわゆる「映像化不可」のトリックがいくつも使われていて、映像として一目見ることができればミステリーとしては機能しない。
    とは言え、主人公が視力を失った人物ということで、読者"だけ"を騙すトリックではなく、感情移入する主人公も同様に騙される側である点が仕掛けとしておもしろい。

    "映像"を持たないメディアである小説において、この主人公設定はものすごく効果的に機能していて、普段何気なくやっている小説を読むという行為が、ミステリーにおける"手探り状態で謎の真相に向き合う"という行為とリンクしている。

    ストーリー自体は、主人公が"障害者"であることや、真相を探る同期が孫娘の重病にあったり。また謎に深く関係する要素が"戦争孤児"であるなど、ゲンナリするほど重いアイテムが幾重にも重なっている。
    そういう意味で、序盤はちょっと読むのが辛い。

    ただ、それを乗り越えた先にあるのは、暖かく幸せな気持ちだった。
    ただ、その落差が正直あまりにも激しすぎて…。まさかのハッピーエンドに心がついていかないと言いますか。。ちょっと置いてけぼりすら感じてしまったのも事実です。
    「どんでん返し」がハマるのはミステリーの醍醐味のはずなんですが…、ここまであまりにも何もかもが唐突にハッピーエンドに倒れてしまうと、感動の気持ちを育む時間が足りなすぎる気もしてしまった。
    いや、いい話なんですけどね。。

  • 中国残留孤児の話。兄は何者だ?
    盲目で情報が制限されているため、あらゆることに疑いがかかる。
    逆にもどかしい部分もあるけど。

    点字の手紙と記憶障害はいらない気がする。

  • 電子書籍。評判が良いミステリーということで。冒頭の描写がなかなかつながらず、???だったのですが、終盤の展開はさすがのものがありました。最後はなるほどと。盲目の主人公の心の内面の描写が素晴らしかった印象です。

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