Pen(ペン) 2016年 11/1号 [ゴッホ、君は誰?]
- CCCメディアハウス (2016年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910279611165
感想・レビュー・書評
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Penの2016年11月1日号ゴッホ特集に載っていた弟テオへの手紙。
人生には、周りの世間が取っておいてくれた
地位に押し込まれるよりは、たとえ、
それがどんなにきついものであろうと、
一撃を受けた方がいいという瞬間があると思う。(1883年)
私はゴッホは全く解らなかった。昔から黄色があまり好きじゃない色と言う事もあり…星月夜が自分の見た夢に似てるなぁ、って。若い時に絵を描いていた私にはゴッホの絵は通り過ぎるものだった。解らなかった。今、この時、なんて綺麗な色を使っているんだろうか、と思うし、ゴッホの画風は「絵を描くのが好きだ!」と描かずにいられない漫画家に影響与えまくってると思う。馬鈴薯を食べる人たち(食卓についた5人の農民)とか。
この特集を読んだら、如何にゴッホの絵が色彩豊かで、見ていると「綺麗だな」「いいなー」と素直に思う気持ちが湧いて来る。書簡集を絶対に読む!!
〈ああ、お母さん、彼はまさしくぼくだけの
たったひとりの兄さんだったのです!〉
兄であるゴッホが亡くなった時、弟のテオが母親に送った手紙(1890年)
この、簡単な言葉の羅列の中に含まれる愛の深さに泣く。
「愛する」ってこう言う事なんだなぁ、って。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴッホ特集の森村泰昌と安野光雅のコメントを読みたくて。 再読なので展開はわかっているのだけど、毛人の純情がかわいい。建築家の自邸に学ぶ家づくりのアイデアもちょっと興味を惹かれたけど、基本的に特集部分以外には読むところがほとんどない雑誌なのだな。
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表紙の色がきれい。