鉄道技術の日本史 SLから、電車、超電導リニアまで (中公新書) [Kindle]
- 中央公論新社 (2015年3月25日発売)
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (298ページ)
感想・レビュー・書評
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自分が読んだのは紙の本ですが、紙の本は出て来なかったので、電子書籍のところに書いております。
タイトル通りの本です。
自分の知識がいろいろとつながる瞬間がたくさんあって、鉄道技術やその歴史についての理解が深まった1冊でした。
知識レベルやタイミングが、ドンピシャだったのだと思います。
若干、気になる点があるとすれば、国鉄万歳、日本万歳な傾向があるところですが、著者の世代を考えると、許容範囲かと。
ちなみに、この本を読んでいる際に、以前読んだ梅棹忠夫氏の本のことを思い出しました。
梅棹氏が言うには、開国後、西洋の文化を日本が取り入れるスピードが速かったのは、封建制度をはじめ、文化的に似た土壌があったから、らしいのですが、鉄道技術についても、欧米の技術を日本が取り入れるスピードは速くて、これについては、技術的に似たものをすでに持っていたから、といえそうです。
日本については、外国から何かを取り入れるのが得意、と言われることが多いですが、実はその背景には取り入れを可能にする土壌があることについては、もう少し評価してもよいかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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