或る終焉 [DVD]

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監督 : ミシェル・フランコ 
出演 : ティム・ロス  ロビン・バートレット  マイケル・クリストファー  ナイレア・ノルビンド  レイチェル・ピックアップ 
  • ギャガ (2016年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921403603

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或る終焉 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  •  あまりに献身的な終末患者の訪問介護士。彼の過去には。。。

     序盤にかけて不思議な違和感がこの映画を支配する。主人公は患者の介護に不気味なほどのめり込み、かと思えば私生活ではあまりにドライな一面を見せる。
     やがて語られる彼の過去から、主人公が自身の心の傷からターミナル・ケアをしていることが分かってくる。ある意味で病的ですらあるが、彼のケアに患者達は確かに救われている。
     ラストについては、主人公は道路の方を見てると監督自身も語っている。ただ、はっきりとした自殺でもない。
     もし主人公がターミナル・ケアの道に進まなければどうなっていたかを考えると、この映画がさらに深まるように思う。

     原題の『chronic(長患い)』も邦題の『或る終焉』もそれぞれの患者と主人公(ストーリー)のダブル・ミーニングになっているが、原題の方が作品のテーマをより表していると思う。

  • なにを、終焉とするのか。
    苦しみか悲しみか。

  • まるで静止画を見ているような静かな生活。
    力なく生気を感じさせないほどの弱々しさが、
    間も無く生を終えるのだと伝える。
    人生の終末に寄り添って誠心誠意で献身的な看護だが、何か焦燥感にかられるような苦しさが染み出してるようで居た堪れない気持ちになる。愛する誰かを喪った哀しみが何か不自然に発露しているようで重苦しさが払拭されない。
    自身の心の傷の為か行動が少なからず突飛な印象を受ける。運動している場面なんかを見ると追い詰めれて自分を痛めつけているようで胸が痛い。

    なんか予想通りの終わり方をしてしまった(涙)
    事故には思えない…行き場を求めて彷徨っていたんだ。安楽死を助けた時点でもう決めていたんだろうな…
    私の愛する人が歳を重ね、病や加齢によって介護が必要になったりした時、彼のように私心を捨てて寄り添い続けることができるだろうか…
    自信はないな…

  • 2017/1/18 BGMがないように 最初は車中から 家の前の映像から始まる 何気ない日常のような設定から かなり 重い終焉をテーマにした映画
    何だか とても理不尽な悲しいけど、何も感情持てぬまま 呆気なく終わってしまう
    でも、人生そのものなのかな…

  • <2016/8/25:京都シネマにて>
    BGMが一切なかったことにエンドロールで気づく。
    これがとてもよかったかも。
    最後は驚くが、それも含めて「人生」がリアル。
    これを36歳の監督が撮ったというのが、またいい。
    未来を悲観せずに済む。

  • ◇ 看護師の"孤独"の支えは、どこに… ◇





    それはいきなり衝撃的な場面から始まる。終末期の患者の看護師を務めるデヴィッド。息子の死をきっかけに妻と娘と確執、疎遠の状態の中で、彼は黙々と献身的に看護師として働いている。


    ティム・ロス扮する寡黙な看護師主デヴィッドを、等身大の自然体な演技で淡々とこなしていく様は、演技を超えて観る側を、"看護(介護)の現場"に、まさしく立ち会わさせているかのようなリアル館があり見事。


    在宅介護にある終末期の患者たちの意に添うように、彼は患者を単に「介護というハード面」だけの介助ではなく、メンタル(ソフト)面からも彼の出し得るサポート力で全面的に支えようとするのだった。


    しかし・・・
    患者の一人であった老人の家族から、思わぬ誤解・偏見をかってしまう。
    《それは、死に面してもまだ失せることのない “性欲” を満たすための幇助》

    そうした彼の行為が患者の家族に理解されず、彼は解雇されてしまう。

    また、ある時には尊厳死を望む婦人から安楽死の幇助を頼まれ、彼は・・・


    原作、脚本、監督ともにミシェル・フランコ。1979年、メキシコシティ生まれのフランコ監督自身のエピソードとして以下を引用。


    【「祖母が脳卒中を起こし二度と動けない半身不随の身体になった。 残りの人生すべてをベッドの上で過ごさなければならないと宣告され、日常的な動作に助けが必要となった。話すことさえ不可能となってしまった。
    親戚達は彼女が孤独を感じないよう毎日そばにいたが、本当に祖母の世話をしていたのは看護師だったーーー】


    そうした経験を持つ人であるからこそ、人生の終末を迎えた者の苦悶と、その家族の苦悩を描き切ることができたのだという気がする。この “重い課題”を、映像化にするには半端な気持ちであっては断じてならない。
    それを見事に成し得た監督の才腕は、この若さでなかなかのものだ。

    ティム・ロス扮するデヴィッドの娘、ナディア役を務めた女優さんの名がサラ・サザーランドとあったので、もしや?と思いきや案の定、キーファー・サザーランドのお嬢さん(1988年生まれ)であった。清楚感漂う素敵な女性である。今後の活躍が楽しみである。



    ラストは、あまりに衝撃的。観る者の心に言い知れぬ波紋を広げて終わる。


    ジョギングするデヴィッドの脳裏を、一瞬かすめていったもの。それが、何だったのか・・・

  • ラストが好きじゃない

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