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- / ISBN・EAN: 4571487566366
感想・レビュー・書評
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シェイクスピア戯曲の映画版で、魔女の予言と妻の唆しから、権力に欲を出して殺人を重ね、疑心暗鬼から破滅していく男の物語です。
時間的な感覚など、言葉や舞台上では完全に表現しきれない点を、映像の利点を上手く活かして表現している点は見事です。でも、逆にやっぱり舞台の方がいいかなと思ってしまう点もありという感じでした。
ちょっと注意しないといけないのは、映像であるため、たくさんある殺人のシーンで、やたらと血が飛び散ったり、首を切るシーンがやけにスローだったりと、残酷さがけっこう生々しくて、そういったものが苦手な人は気をつけたほうがいいです。
あと、最初から最後まで明るい要素ゼロなので、観ると確実に気分が沈みます。特に、体調が悪い時はやめたほうがいいかもです。
とはいえ、舞台よりも、時間を選ばない、金額的に手軽に観られるという点では、やはり映画の力ありですし、一度シェイクスピア作品を観てみたい、という人にはいいきっかけになる作品だと思います。
ただ、キャッチコピーは偽りありで、愛の物語では全くないのでご注意を。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016/12/27 マクベスって こんな感じだっけ?と思うほど、やはり これって舞台の方がよいのでは?と思う映画だった気がする。内容が あまりこちらの感情を刺激しない流れだった いい俳優と女優だったけど、内容を忠実にしてるのか?面白味に欠けた感じでした。
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請求記号:16D166(館内視聴のみ)
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マクベス夫人をマリオン・コティヤールさんが演じた2015年公開の映画。
シェイクスピア四大悲劇の1つ『マクベス』をかなり忠実に映画化しているからか、どうもセリフ回しが舞台的で映画だと大袈裟に感じてしまう点と物語が複雑なうえに似たような顔の俳優さんたちが出ているので、途中から話がわかりにくくなる点が残念。
原作を読んでから見ると、映像の妙を楽しめるかもしれませんね。