水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4弾。毎回ストーリーが独立しているので、それぞれで楽しめます。
    4巻までしか読んでいませんが、シリーズの中で一番面白かった。今回は少女集団失踪事件がテーマ。スリリングな内容と親子愛がいい感じです。オススメ!

  • 水鏡瑞希シリーズ第四弾。
    6月に第三弾が出たばかりだから、半年もしないうちの続編リ
    リースとなる。松岡圭祐の筆の速さ、本当に驚異的。

    一般職の国家公務員・水鏡瑞希が所属するのは、
    「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフ
    ォース」。今回のネタは「気象コントロール」及び「不良少年
    少女更正」。パッと見ただけでは関連が全く無いネタが、中盤
    から後半で絶妙にリンクしてくる。

    さすがに今回の「気象」に関する記述は難解だったかも(^^;)。
    前回の地磁気逆転は何故だか途中から理解した気になったのだ
    が、今回はちんぷんかんぷんなママ読了を迎えてしまった。
    そこ、ちょっと無念(^^;)。

    だからと言って物語がつまらないか?というと全くそんな事は
    無い。全篇に渡って静かに、しかし圧倒的に流れ続ける緊迫感
    はシリーズ中随一だし、各所で繰り広げられる心理戦の描写も
    見事。早くも次が楽しみになるほど。

    そうそう、毎回苦言として書いている“過去キャラ活用”に関
    しては、もう諦めました(^^;)。そこはもう期待しないので、
    新しい魅力的な登場人物をバシバシ登場し続けさせて欲しい。
    すっごく惜しいけど(^^;)。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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