- Amazon.co.jp ・電子書籍 (420ページ)
感想・レビュー・書評
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統計学をビジネスシーンでどのように使うべきかを細かいハウを除き、ざっくりとしたプロセスで解説してくれる本。
ビジネスにおける使い方の概ねのイメージを掴むのに最適。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ざっと一読。
本来定性的で、変数が多すぎて解析できない類のものを、たとえば未来とか、人の心、人の成功とかを、データで何とか解決しようとしているように見える。
だいたいそんなもの洞察はできても分析できない。洞察できない人が下手な分析しても、何ら価値を生み出さない。
未知のものを未知として扱うことのほうが実務的には成功確率が高い。
統計やデータの重要性は、”ファクトフルネス”を読めば十分かと。
P210統計学が天才に打ち勝つ、と言っているが、統計学のプロが画期的な商品を作り出すことはまずない。数字は、特に統計がはじき出した結果が、デザイナーやクリエイターの確信や感性に影響を及ぼすことができないからだ。
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ターゲットが不明確どころか逆にこの本を読んで得する読者がいるのかと思うほど中途半端な一冊だった。おまけに内容に具体性がなく、ビジネス統計としても常識的なことしか書かれておらず、少なくとも自分にとっては新たな発見はほとんどなかった。
一方で、著者が専門外であるはずの経営学についての知識を書いていたのは意外だった。おそらく勉強したのだろう。そこは評価する。しかしながら、申し訳ないのだけど経営学者でもなければ実際のビジネスマンでもない著者が話したところで、内容がなんというか一般の人が勉強した内容をちょろっと書いたような希薄さだと感じてしまい、読むに値しないと思って途中からそういう部分の記述は読み飛ばしてしまった。