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感想・レビュー・書評
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ヴェルーヴェン警部三部作の最終巻。前作の『その女アレックス』以上に、第一作の『悲しみのイレーヌ』との繋がりもネタバレ度合いも強く、絶対に本作から読んではいけない。イレーヌのことがあったカミーユにアンヌという恋人が出来ているという始まりにまず驚くが、この女性が被害者として事件に巻き込まれるところから幕が開ける。構成こそ奇をてらわないが、これまでより視点の数が増えていることが謎を作り上げていくことを助けている。これで完結とは残念過ぎる。
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イレーヌの死から立ち直ったのかと思った矢先、恋人のアンヌが強盗に襲われ、激情に駆られたカミーユが独断で突き進んでいくんだけど、実を言うとそれもうまく仕組まれた罠だという・・・・とにかく面白かった!
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3部作の最後。
本当にのめり込ませ方が上手いと思う。
前半や初めはスリルやシーンで見せて、後半は内容と展開で読者を虜にしてくる。
また3部作通して思ったがルイとカミーユも全員キャラが立ってて良い。カミーユが内省的で自分の行動原理を改めることがあるのも、カミーユの身体的背景が関わっていたり、過去の事件があるからなどがあると思う。ただそれを共感ではなく、カミーユとして読者も感じながら物語を進めていくことが出来た。
とても良い作品に出会えて良かった。 -
切ない。三部作の最後の一冊で、これだけは最後に読まないといけない。しかし、やりきれない。
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面白い。
これで終わりみたいだけど、もっと続きが読みたいな。