桜風堂ものがたり [Kindle]

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著者 : 村山早紀
  • PHP研究所 (2016年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (389ページ)

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桜風堂ものがたりの感想・レビュー・書評

  • 半年以上小説を読んでなかったかも。

    kindleで、本屋さん減少とか、書籍が売れないとか、っていう話が出てくる小説を読むという、ちょっとした矛盾もありながら読破。

    まあ、書籍をAmazonで購入や、kindleで読むと、本屋さんは儲からないよね。
    著者は儲かるけどさ。
    私も、本屋は行く頻度減ったねぇ。

    老人や、子供には、本屋さん必要かもね。



    話自体は、スゴイどんでん返しや、波乱はない。淡々としてるかも。淡々とした話が、私は結構好きです。

  • 私は今とても悲しい。
    こんな素敵な物語をもう読み終えてしまったから。
    今年はもうこれ以上の物語に出逢えないかもしれないから。

    あぁ、作中のあの本を私も読みたい。
    あぁ、作中のあれを私もこの目で観てみたい。
    あぁ、作中のあの場所に私も立ってみたい。
    あぁ、作中のあの人と小説談義に花を咲かせたい。
    あぁ、なぜ私はこの物語の住人ではないのか。

    はい、すみません。どうにも興奮してしまいました。
    このあとは落ち着いて、いつものように感想を。


    『宝探しの月原』。
    そんな異名を持つ書店員が主人公の、とてもとても優しい物語。
    大学時代からバイトし、そのまま働き続けていた書店を、
    あることがきっかけで辞めざるを得なくなった月原。

    その直前、彼はどうしても「売りたい本」を見つける。
    結局それを自分の手で行うことができず、同僚たちに引き継ぐのだが、
    以前からネットを通じて仲良くしていた田舎の書店の老店主に会いに
    旅に出掛けることでまた状況が変わって・・・

    といった物語。
    月原以外にも各書店員さん、パートさん、出版社営業さん、
    そしてもちろん作家さんの試行錯誤・奮闘がとても分かりやすく
    描かれており、読み応え抜群。
    書店で働いたこと無いくせに、書店が好きでよく行くだけのくせに
    なんだかとても共感してしまった。

    また、物語では都合の良いことばかりが描かれているわけでもない。
    月原にもその他の登場人物にもそれぞれつらい過去や葛藤や悩みが
    あって、簡単なことじゃないんだけど、でも、それらが物語を
    余計に重たくしすぎてもいなくて。
    あ、決して半端なんじゃないよ。

    書店の話がメインではあるけれど、家族の話でも恋愛の話でもある。
    多少偶然が過ぎる部分があることは否定出来ないけれど、
    それはそれでいいかと許せるほど物語全体が素晴らしい。

    あとがきに著者本人が言及しているけれど、絶対に続編を書いて欲しい。
    まだ書いていない部分あるでしょ!
    そこんとこどうなっていくのよ?
    読者が勝手に想像してもいいんだろうけど、描いて欲しいなー、ぜひ。

    ちなみに、恋愛に関して、渚砂には大変共感しました。
    私は男だけど、恋の落ち方は、いや、恋に落ちたことを認めていく
    プロセスはまさにあんな感じだ。
    「いいや、もう、これで。」
    この言葉だけ聞くとそう感じてしまうかもしれないけれど、
    これは決してネガティブな意味ではないんだよ。

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