パン屋再襲撃 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 好きな短編集。何度目かの再読。

  •  やっぱり短編はいいな!

    ・パン屋再襲撃
    絵本版でよんだけど、行動のリアルなところと発想のファンタジーさのギャップがいい。

    ・象の消滅
    象はよくでてくるよね。消滅することの大きさによる違和感の有無みたいなのがそうかとおもって残った。

    ・ファミリー・アフェア
    正直こんな兄妹は気持ち悪い。

    ・双子と沈んだ大陸
    双子!ピンボールの世界ふたたび。

    ・ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界
    自分しか思い出せない暗号的書き方ってあるなと思った。

    ・ねじまき鳥と火曜日の女たち
    ねじまき鳥クロニクルの冒頭部分。一部違うけど。

    心情表現が独特の詩的なものがあるだけに、行動のリアルさが描写の向こうから自分の中に現れたときにそのギャップみたいなものがいいなと思うのだ。

  • その昔「エレファント・バニッシュ」という舞台を観に行った。
    その原作で、はじめて村上作品に触れたきっかけの本。
    舞台も素晴らしかったけれど、原作を読んでみて文体に惹かれた。

  • 直截的な言葉にひりひりします。酔って読むくらいがわたしにはちょうどよいかな

  • 村上春樹全開の本だった。初めは短編集かと思ったが、「象の消滅」から出てくる渡辺昇がそのあとの話にもちょくちょく出てきて、象が消滅した理由があるのかもしれないと思ったが、最後まで分からなかった。兄妹の章の兄の性格が好きだった。

  • 「パン屋再襲撃」(村上春樹)を読んだ。もう何回目だろうか。今回は電子書籍版。この短編集を読むとどういう訳か必ずこれまでのわたしの人生の来し方に思いがおよびちょっとだけ悲しくなるのである。だけどこの中の作品はどれも大好きなので、また読んでしまい、またちょっとだけ悲しくなるのだよ。

  • 旅行中に読もうと思って電子版を買ってた短編集。
    どれも結構好きだったけど『ファミリー・アフェア』が一番好きだった。いや、でも『象の消滅』
    ミッケラー・バーで高アルコール度のビール飲みながら読むのかなり良かったのでいずれまたやりたい。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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