砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫) [Kindle]

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著者 : 竹宮ゆゆこ
  • 新潮社 (2016年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (188ページ)

砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ジャンルとしてはライトノベルで、ラブコメ系列とも言えるのかもしれませんが、実は内容はヘビー、シリアス系。ネタバレにならないように面白さを説明するのが難しい本で、ミステリー好きならまず読んで間違いありません。

  • 読んでいる最中は引き込まれていただけに、最後の一文が理解できていない自分が悔しくて、読了後しばらく考えていました。

    叙述トリックには驚いたものの、それはそれほど重要ではなかったです。
    むしろ、叙述トリックへの驚きがゆえに、登場人物の感覚・想いへの接触感を混同しそうになりそうでした。

    ・清澄と玻璃にとってUFOの描写が何に値するのか。
    ・そして、彼らにとってのヒーローとはどういった存在なのか。
    ・それらがあの家族の中で何を(愛を)与えているのか。
    といった感覚が気になるところ。

    私の中での1つの答えは、
    ヒーローは側にいなくても、その存在感だけで周囲への安心や信頼を生み出している。そして、ヒーローは語られ伝聞され、物語として永遠になる。と私は考えます。

    となると、
    UFOを落とした瞬間がヒーローなのではなくて、清澄がヒーローになれたと自覚し、彼はヒーローだったという物語として玻璃と息子の間で語られ、そして息子がヒーロー(清澄)に憧れることで、まさにヒーローが誕生し、あの家族の中で永遠の存在になったのではないか。

    そして、いつだって、そんなヒーローへ想いを寄せられることが、玻璃にとっての安心であり、清澄の愛情を感じるところであり、幸福感につながっているのだろう。

    ※いまは姿を見せないだけ(最小単位)、いつも側にいる、それがヒーロー。

    そう考えると、最後の一文が少しだけ分かるような気がしました。

    >母さんがいて、俺がいて、父さんがいる。そしてみんな、愛には終わりがないことを信じている。

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