もいちどあなたにあいたいな(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 私の新井素子人生の第一歩(?)
    初読の印象は正直謎いです。どういうこっちゃと何回か思った記憶。もうすっごく感動して「面白い!」というような感じではなく不思議なイメージ
    で感想書くのもなんとも言い難いので放棄ポーイしていた状態だったのですが、、、
    後味が良いというか余韻がながいというかで時間がたつにつれ私のなかで印象深い小説になっていきました。ときおりフッと物語のワンシーンを思いだしてしまうようなそんな小説。
    ということで私は新井素子さんを読み出しガッツリハマっていく運命をたどるわけですね、ハイ。今から思えば新井素子さんらしい小説だと思います

  • 呼んだのは文庫ではなくハードカバー本
    なんか今一つは無しの中に溶け込むことが出来なかった。
    パラレルワールド?変わった家族の変わった関係。
    母子の関係が良くなくてそのせいでこのっ物語に違和感を持ったまま読んでいたので残念ながら面白い小説ではなかった。

  • あとがきを読んでびっくりしたのは、新井素子さんがこのお話しを書くのに8年を費やしていた事です。
    .
    お話の語り手は、澪湖、澪湖の父、澪湖の母、そして、オープニングとエンディングでやまとばちゃん。
    .
    それぞれの視点の一人称で語られている完成版。
    .
    それまでに、澪湖だけの一人称、やまとばちゃんだけの一人称、三人称と、色々試して没にするという試行錯誤を重ねて出来上がったというエピソードを読んで、どれもみんな読みたかったなーって思いました。
    .
    新井素子さんの、なんとも言えない独特の文体が好きです。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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