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- / ISBN・EAN: 4571431213001
感想・レビュー・書評
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niwagurashi_booksさんのおすすめ映画
アイスランドに最近旅行に行った知人がSNSにあげていた。
又吉さんがYoutubeで紹介していて、気になっていた映画だったという。
あらすじは、
”アイスランド・レイキャビクの空港で荷物係として働く43歳のフーシ。母親と二人暮らしで、会社では単調な作業をこなし、金曜日はなじみのレストランでパッタイを食べる、日課通りの毎日を送っている。ささやかな楽しみは戦車や兵士の小さなフィギュアでジオラマを作り、エル・アラメインの戦いを再現することと、大好きなヘビメタをラジオ番組にリクエストすること。..."公式サイトより転載
映像が美しい。アイスランドの空港、彼女はこの国にいったのね。
そして、主演のフーシ演じるグンナル・ヨンソンの魅力に尽きる。
なんとも感情の余韻が残る、余白。心のひだに染み渡るような映画。
また観ようと思う「するめ映画」。
観る人の経験値や心情によって評価は分かれると思います。
映画としては、予算の関係でカットされたエジプトのシーンなどがなくなって残念。おそらくこれで、テンポが変わってしまったのかな。前半のしんどいシーン、展開のテンポで疲れて最後まで見なかったかもだけど、又吉さんと彼女の感想を聞かせてのメッセージに最後までみて良かった。
見終わって、監督の情報を知りたくて調べてみる。
監督・脚本 ダーグル・カウリ
撮影はラスムス・ヴィデベック
監督は、主演のグンナル・ヨンソンに惚れ込み、彼ありきで書かれた脚本。
主演のフーシ役のグンナル・ヨンソン GUNNAR JÓNSSONのインタビュー記事も秀逸。
”バルト海を航海する貨物船で料理人として働いていた時に電話を受けた。私のために脚本を書いたから、まずはそれを読んで欲しい、私が受けなければ作らないと言われた。なんとも。それで脚本を読んだけど、最初はよく分からなかった。進行は遅いし、特に事件もないし、彼には「あまりいい映画にはならない」としか言えないと思った。でも貨物船は荷待ちで時間もあったから、再度読むことにした。数度読み返して、4日後に「受けるよ」と電話した。”
マラケシュ 国際映画祭で主演男優賞を受賞、コッポラ監督からトロフィーを渡される時に”あなたのような人が増えれば、世界はもっと幸せになれるのに”というようなことを言われたという。
記事は、音楽ジャーナリストの小倉悠加 さん
https://www.magichour.co.jp/fusi/cast/
日曜日の遅い朝、映画を見終わって、お昼ご飯にバッタイを作った。
美味しいバッタイを食べて友人のイラストの個展初日へでかける。
米粉の麺は、ぬるま湯でゆっくり戻すともっちり感がでて美味しいらしいよ。
niwagurashi_booksさんと会いたくなったよ。また会いましょうよ。
ダーグル監督とフーシ役のグンナル・ヨンソン。
ノーベル賞の受賞者用に10名の監督がそれぞれ短編を撮る企画で、パンケーキを焼いてるだけの1、2分の動画があるらしい。
これ、どこかでひらえないかな〜
みてみたいな。 -
優しすぎる大男フーシの話。優しすぎてせつない…!言いたいことだらけだろうにぐっと堪えて過ごしてる。ある意味臆病だし逃げてるのかもしれない。終わり方がよかった。
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優しい…優しすぎるよフーシ。尽くしすぎだよ…不器用すぎて切ないよ…フーシ。ラストとかもうなんとも言えないモヤモヤ感。。エジプトでいい思い出ができてるといいな、フーシ泣。