天才たちの日課 [Kindle]

  • フィルムアート社
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感想・レビュー・書評

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  • 各分野(特に作家が多い)の著名人の一日のルーティンをまとめた本。
    こういうタイトルだけど、凡人もいっぱい出てきます。
    カポーティは横になって執筆する以外はそこそこ普通で、安心したようなそうでないような。

    フロイト(床屋(フロイトの家に通わされてる)にひげを剃らせたり、奥さんに歯ブラシに歯磨き粉をつけてもらったりする)やユング(鍋や釜におはようって言う)はさすがに偏屈な感じが出てました。
    カフカは1日2回、窓を開けて裸で運動しているそうです。
    チェーホフもパンツ一丁で執筆してたらしいので、裸には集中力を上げるパワーがあるのかもしれませんね。(そういえばウエンツ瑛士も裸で受験勉強をしていたと思います)

  • テーマは素晴らしい。
    惜しむらくは作家がほとんどで、簡単に言うと「どう時間を使ってもいい人が、どうやってクリエイティブな仕事をするためにルーティンを作っていたか」となる。
    それぞれの作家の人となりは垣間見えるものの、自分としてはビジネスマン的な人も取り上げて欲しかった。

  • 新聞で書評を読んだ時はもっと面白いものかと思ったけど、皆さんそこまで変わっているわけでは無い。
    でもその中で面白かった例は、『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』の作者パトリシア・ハイスミスは、午前中3,4時間、ベッドの上でタバコ、コーヒー、ドーナツを周りに置き執筆。でもその前にきついお酒を飲んで、躁状態を抑制する⁉︎
    そして猫とカタツムリ好き。300匹!のカタツムリをイングランドの庭で飼い、カクテルパーティではバッグにお伴のカタツムリ100匹とレタスを入れて持ち歩く‼️
    そして、フランスに引っ越すときに(生きたカタツムリの持ち込みを禁止されてたから)左右の乳房の下に‼️隠して何度も国境を往復したと…

  • 天才の日課を真似したから天才になれるというわけではない。

  • 偉人達の暮らしぶり、生活リズムが淡々と書かれている。

    お茶の時間、起きる時間寝る時間、仕事する時間…
    偉人でなくとも、こういう生活してる人はいるよなと思う。タイトルほどの内容ではなかった。

  • 細切れのチャプターは数人分なら楽しめるが、個々が余りにも短く、知っている人物について読んでも、短すぎて未消化感が強く、全体として何かの形になっているようでもない。

  • この本はタイトルの通り、天才と呼ばれる人たちの生活習慣について書かれている。この「天才たち」は主にクリエイター、特に作家が多い。そんな彼らがどのように一日を過ごし、仕事に取り掛かっていたのかが分かる。人物ごとに独立した構成となっているため、共通点などから天才の法則を導き出すというものではない。単にあの人はこのように過ごしていた、ということが分かるだけである。

    これを読むと生活スタイルは人それぞれであり、成功者に共通することは何かを成し遂げたという一点にすぎないと言える。ベートーヴェンのように夜明けと共に起きて仕事を始める朝型もいれば、夕暮れに活動を開始するグレン・グールドのような夜型もいる。なので自己啓発本にありがちな「成功する習慣」は、この本を使えばどのような場合でも作れる。例えそれが「薬物に浸かれ」という内容だとしても。

  • 一人1ページペースで作家、哲学者、作曲家など中心に天才と呼ばれる人たちの日課が綴られている。100者100様の生活スタイル。仕事をする時間、寝る時間、散歩の習慣、一日に飲むコーヒーや紅茶酒タバコの量。毎日を辛く過ごした人そうでない人。
    色々な習慣に触れてみて、自分と比べてみてなにかインスピレーションを得たいと思ったときに読む本。かなりの人数ピックアップされているので本棚に置いて気が向いたときに読んでみたりするといいかも。

著者プロフィール

ペンシルベニア州ホーンズデール生まれ。ノースカロライナ大学アッシュビル校卒業。著書に、個人で運営していたブログ「Daily Routine」を元にした『Daily Rituals』(New York: Alfred A. Knopf, 2013)〔邦訳『天才たちの日課──クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』フィルムアート社、2014年〕がある。ロザンゼルス在住。

「2019年 『天才たちの日課 女性編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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