- Amazon.co.jp ・電子書籍 (334ページ)
感想・レビュー・書評
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解説は、かなりかみ砕かれている。竹田青嗣『現代思想の冒険』より断然読みやすい。よって、「はじめの一冊」としては強力におすすめしたいのだが。
わかりやすさと引き換えに、割り切っている記述が多々見受けられる。
ウィトゲンシュタインの「語りえないものについては、沈黙しなくてはならない」の解釈には違和感を感じた(個人的にこの発言は、ソシュール→丸山の「言分け構造」に関する指摘ではないかと思った)。
よくも悪くも断言調。大学受験予備校の講義みたいな感じ。本書だけ読んで、類書を読まずに本質をわかった気になるのは危険。
でも事実の羅列ではなく、哲学史の変遷を読み解いたりするあたりは単なる入門書を超えていると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニーチェ、デカルト、ヒューム、カント、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、レヴィーストロース、ウィトゲンシュタイン、デリダ、ボードリヤール。合理主義→実存主義→構造主義→ポスト構造主義→と、以前の哲学を打破してきたが、とうとうこれからの哲学はどうなるのか?
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遅ればせながら読了。カーチャンの全能感…!
本書の先に、池田先生のご著書に触れていてよかった。
あとがきの重みが違う。 -
哲学の興りから現代までを流れに沿ってまとめられており、ものすごくわかりやすかったです。
文体が2ちゃんねら的な部分が多々あるので、そこは好き嫌いが分かれるところかなと。