校閲ガール トルネード (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
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感想・レビュー・書評

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  • ドラマを観てから読んだため、
    あまりに原作と違って驚く。
    文体自体は嫌いではないが、
    登場人物のキャラ感と物語が語られる口調が
    ちぐはぐに感じた。
    あとひたすらに登場人物が多い。
    全員がキャラ立ちしてる分、
    余計にうるさく感じる。
    よくドラマ化される漫画や小説は
    原作の方が良いと思うのだが
    今回ばかりはドラマ化されてこそ
    輝く作品だと思った。

  • ぎゃははと笑いながら読んだが、最後はやっぱり奥が深い。
    やりたい仕事と向いてる仕事は違う。
    それを受け入れ生きていく。
    みんな必死で生きていく。
    がんばれ、と応援したくなる本。

  • もう少し引っ張ろうかなぁ、とか思いながら、結局ガマン
    出来ずに買ってしまった宮木あや子・校閲ガールシリーズ
    の第三作にしておそらく最終作「校閲ガール トルネード」。

    前作の「ア・ラ・モード」が主人公・河野悦子の周囲の
    人間の集大成=アラモードであったことを考えると、今回
    のサブタイトルにもきっと意味がある、と予測して読書開
    始。そしたら・・・。

    予測通り(^^;)。
    今回は最強の校閲ガール・悦子に「人生の岐路」が続出し、
    伴って色々な人たちにもターニングポイントが。それに巻
    き込まれていく様は、まさしくトルネード(竜巻)。
    出版業界のトルネードは、ちょっとばかり凄い。

    そして今回いちばんグッと来たのは、終盤であの人の口か
    ら説得力抜群に語られる「やりたい仕事と向いている仕事
    が、違ったんです」という言葉。僕自身もどこかの段階で
    コレに気が付いた。その時に感じたどうしようも無い絶望
    感を、まるで昨日のことのように思い出し、胸が痛くなっ
    たほど。

    ・・・やっぱこのシリーズ、共感度が半端じゃない。
    巻末のマンガに「もう出ません」とあったけど、それはち
    ょっと寂しすぎる。出来れば数年後の景凡社の風景を見た
    いなぁ・・・。

  • シリーズ3作目、個人的に興味深い点が多々あり、最高に面白かった!最後に、やりたい仕事と向いてる仕事は違う、ことに気づき、それを受け入れて前に進む悦子の切なさと強さ、そして、そんな彼女に、人生の岐路は一度きりではない、と言葉をかける校閲部長。なんて素敵な人たちだろう。泣けました。

  • シリーズものは好きじゃないし、こんな軽い文章も好きじゃないんだけど、すごく好きだった。まるで歌舞伎のようだった。まるでディズニーみたいだった。いいとこばっかり好き放題やってる感じ。いよいよ完結って雰囲気が最初からあって、見逃せなかった。宮木あや子さん、いろんなのかける人なんでしょ。あの人やあの人のように。こんなのも楽しいけど、あなたのナイルパーチがぜひ読みたいです。

  • 面白い。脇の登場人物までしっかりキャラが立ってて見事。ドラマの方は設定が違いすぎて興ざめなのでパス。でも,主人公はどうしても石原さとみちゃんの顔が浮かんでしまう。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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