- Amazon.co.jp ・電子書籍 (405ページ)
感想・レビュー・書評
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いやぁすごい本だった。
巻末の「本書は書き下ろしの小説です。登場する組織や人物はすべてフィクションであり、実在の組織や人物とは関係ありません。」が妙にずしりと響くほど。
しかしながら「電機、機械が軒並みダウンした今、トヨトミが潰れたら日本は終わりです!」というフレーズもあり、本当にそう思う。 彼らが今後どのような道を目指していくのか、『小説・巨大自動車企業』というサブタイトルも含めて、非常に勉強になった。
池井戸さんなどの経済小説とならんで並行して読みました。
ぐいぐい引き込まれました。 とにかく、あぁあのことねと思いながら、すごいなぁ、と。 すみませんレビューになってないですね。 -
会社のおじさん達から面白いと勧められて読んだ本。タイトルから分かるように某日本最大手自動車メーカーをモデルに書かれた小説。内容はとても現場感溢れる生々しい話で、実際モデルとなった企業がこんな感じなのかは知る由もないけど、創業家に支配されて、社長ですら外部の従業員であれば使用人に過ぎないという統治体制と、それに挑もうとするやり手社長の駆け引きがとても面白かった。かなりおじさんくさい小説ではあるけど、若い人も楽しめるはず。
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めっちゃ面白かった。トヨタ自動車栄光の時期を築き上げたあの人を中心に描かれたフィクションなんだかノンフィクションなんだか分からない経済小説。
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あっという間に読んでしまった。
たくさん脚色はあるであろうが、実際の出来事との関連で興味深い。トヨタに勤めている人の感想が聞きたい。 -
抜群に面白い。この本が、日本有数の某自動車メーカーをモデルにしていることは一目瞭然だ。
しかし、小説の中でいうトヨトミ家に対する批判もあり、トヨトミの莫大な広告費の前に新聞などでは宣伝されていないという。
勿体無い!! -
奥田碩〜豊田章男まで、トヨタ四代の社長期をモデルにした企業小説。国内最大クライアント故に、メディアではなかなか切り込めない、創業家の深い影響力や、〝企業都市ではなく、宗教都市〟とまで表現される、お膝元事情は、フィクションだとしてもやはり興味深い。奥田氏への評価バイアスに比べて、御膳立てに乗ることが役割。と揶揄し書かれている『プリンス』も、今や先頭に立って米国と向き合う姿には力強さを感じるが、実際はどうなんでしょうね。かの『トヨタ式』も他社が真似出来ないのは、この特異なガバナンスあってこそなのかも。