デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? Wシリーズ (講談社タイガ) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 2023.05. audible

    モン・サン・ミシェルを想像しながら読みました。

    トランスファとか、怖いなぁ。
    私だったら簡単に乗っ取られそうだよ。

    ウグイもアネバネもいい感じ。
    ペイシェンスが気の毒だったな。

    また次も楽しみ

    amzon本の紹介
    祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。施設構造は、ナクチュのものと相似。ヴォッシュ博士は調査に参加し、ハギリを呼び寄せる。 一方、ナクチュの頭脳が再起動。失われていたネットワークの 再構築が開始され、新たにトランスファの存在が明らかになる。 拡大と縮小が織りなす無限。知性が挑発する閃きの物語。

  • やばい、止まらない(笑)デボラという、ネットワーク環境を自由に行き来できる体を持たない知性が登場し、物語を豊かなものにしている。ハギリ博士を中心に、それぞれ違った面でどこか浮世離れしている個性ゆ故か、真剣さに欠ける雰囲気を感じるのに、ふとした局面で急にドキッとするような思考に入ったり、危機が迫ったりするから、飽きが来ない。

    やみつきになりそうです。

  • Wシリーズ4つ目。サリノが登場。デボラに操られている。トランスファーとの攻防で、人間だけが「思いつく」ことができる、というところに感動した。優れたトランスファーでも思いつけない方法。ウグイが怪我して気を失っていたから、アネバネが膜の中に入ることを自ら志願。あの大きな手は耐熱性だからなのね。ちゃんと役割があった。そしてペイシェンス。力持ちで銃をもって戦うこともできるし、怪我したけど大丈夫ですと微笑む強さ。お母さん、って感じ。旧式ロボだったので病院では敵トランスファーに乗っ取られたけど、その後気が付いてから正座で謝るとか勉強してるね。アネバネはやっぱりいい動きしたよね。彼だか彼女だかわからないけど(笑)、やっぱりいいなあ。

  • この巻以降なろう

  • 2020/2

  • 2019/10/25 Amazonより講談社タイガ4周年フェア&タイムサービスにて531円でDL購入。

  • 情報量の多さに頭がついていかない!(喜)
    今までの森さんのお話が全てこのシリーズにたどり着いたような感覚。すべFから読み返したくなる。
    デボラだし。城だし。完全にミチル来てたよね。
    ほんと、このシリーズ最高だわ。森さんが描くSF、面白いなぁ。

  • じわじわきているようでときどきスパークするのが見逃せない。そんなお話でした。

  • 遠い未来の物語を小説という媒体の特徴を生かし、あえて読者の想像に任せるという形でリアリティを持たせる文体になっています。
    例えば、想像もつかない形になっているであろうスマホやPCのようなメディアを、「端末」とのみ表現していたり。

    これまでの氏の著作に比べると、淡々と物語が進んでいくように感じますが、ここにきて無機質に感じたキャラの性格に変化が出てきて面白いです。

  •  キャラクターが魅力的。

    読んでいると、科学や生や死について考えさせられる。

  • 伏線は張られてきたけど、デボラがようやく登場した。トランスファは今後どう展開していくのかなあ。それでいうとパティ(ペゥシェンス)は真賀田四季のパトリシアと名前似てるし、ほかのシリーズよりも四季の要素が強く出ていて飽きない。

  • Wシリーズの第4巻。Kindleにて。
    トランスファであるデボラが登場。そしてもう一つのスーパ・コンピュータが発見されて、ハギリ博士とヴォッシュ博士が調査に行く。百年シリーズに出てきたような城。また読み直したいなー。
    物語はますます哲学的になってゆく。人工知能は人間に比べてデフォルトが天使寄りっていう表現が可愛く思える。
    第5巻『私たちは生きているのか?』は、来年の2月に刊行予定らしい。今からタイトルが気になってる!
    161105

  • 何が面白いのかわからないけどすごく面白い。多分自分の歳もある程度積み重なってる今だからこそ考えさせられるのだと思う。
    今回の舞台の何年まえにサエバミチルは訪れたことになるのかな?
    ウグイ可愛くてビックリ(o^^o)

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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