SFマガジン 2017年 02 月号 [雑誌]

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910019750277

感想・レビュー・書評

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  • 2018.12.26 図書館 博物館惑星2

  • 特集テーマは”ディストピア”。
    ガイドにて紹介されている作品で既読は、『タイム・マシン』、《人類補完機構》シリーズ、『華氏451度』、『ハイ・ライズ』、『ハーモニー』、『ねじまき少女』、『ガタカ』。
    好きな作品が多い!個人的に『ハーモニー』はユートピアかと思ったけど。『ねじまき少女』が割としっくり来る。

    小川一水のインタビュー良かった。『天冥の標』読まねば…。
    連載では、宮澤伊織『裏世界ピクニック』が気になる。著者を調べたらライトノベル出身の作家さんらしい。やはり…。

  • セキュリティ・チェック★2
      セキュリティチェックまみれのアメリカ。中国が世界一というナショナリズム入りすぎだが・・・。プレゼントは検閲され、中身も決まっているというディストピアは憂鬱。

    力の経済★2
    ドローンがルームを攻撃。ルームの意図もドローンの意図もわからないということだが・・・。頭で話を構成しずらく読みにくい。

    新入りは定時に帰れない★4
    ポータルというゲートを通って過去から労働者を雇用する世界。アウシュビッツ的。自身らも未来から雇用招待がくる。面白い設定だと思う。

    プラスチックの恋人(1)★4
    一番期待の連載。ついに・・・マシンとのsexですか。しかし単なるエロではなく、恋愛というプロセスとは何なのか?を問いかけてきそう。

    交換人間は平静を欠く(前)
    後編でまとめて。

    裏世界ピクニック ステーション・フェブラリー★4
    裏世界がなかなか猟奇的でおどろおどろしい。けっこう好きかも?米軍は置き去りかわいそう。

  • "「くびりやらいので、あぶらがらすがきます」
    ……そんな風に聞こえた。
    「は?」
    何を言われたかわからず、ぽかんと見上げる。
    「あぶらがらすがくるので」
    店員は苛立ったように繰り返した。よく見ると片手にさっきのガスバーナーを握ったままだ。
    「はあ……」
    何一つわからないまま曖昧に頷くと、店員はくるりと踵を返して厨房に戻っていった。"[p.311_裏世界ピクニック ステーション・フェブラリー]

    「と、ある日の訪問者」宮崎夏次系
    「あしたの記憶装置 第13回」やくしまるえつこ
    「裏世界ピクニック ステーション・フェブラリー」宮澤伊織

  • 伊藤計劃の原作である映画「虐殺器官」が紆余曲折の末、ようやく公開される。公開を記念したディストピアSF特集だ。最も役に立ったのは「ディストピアSFガイド」の記事。代表的な小説や映画などを紹介している。これまで意識してディストピアSFを読んでいたわけではないが、各作品の紹介文を読んでいると、「結構好きかも」と知らない自分に気づかされた。現代の世相がディストピアSFを欲しているのかもしれない。読みたい作品が増えてしまった。前号のVR特集で紹介されていた作品もまだ読んでないのに、さらに読みたい本が増えてしまう。映画「虐殺器官」を観る前に小説を再読しておきたいし、やることいっぱいだ。

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