- Amazon.co.jp ・電子書籍 (178ページ)
感想・レビュー・書評
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フィリピン人は日本人から金をむしることしか考えていない。フィリピン人は貧しくて可哀想。日本人に騙されて日本に働きに来ているから助けてあげなくちゃいけない。ーーーどれも間違ってはいない、かもしれない。それも物事の一面として確かにある。でも、それだけじゃない。そんな、ネットのニュースでしか切り取られない一面ではなく、生の姿がどういうものか。実際にフィリピンパブ嬢と生活を共にすることでしか見えなかった真実を切り取ったルポ。間違いなく社会学のレポートであると同時に、ある若者たちの恋愛模様を応援する物語でもある。
よく書けている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フィリピンパブ嬢との交際を通して見えてくる、フィリピンパブの実態や、日本とフィリピンの違いなどが書かれた本。
著者が大学の研究でフィリピンパブを調査する中であるパブ嬢と知り合い、その女性との交際から結婚までが描かれています。その過程で見えてくる社会の裏側もしっかりと書かれています。
普通には知ることができない社会の裏側を知れる一冊。 -
大学院で在留フィリピン人を調査している内にフィリピンパブ嬢と出会い、最終的には結婚してしまうという体験談を綴った本。
でもただの伝記ではなくて、その裏にある社会問題も詳しく描かれており、「こんな世界があるのか」と驚きながらあっという間に読了してしまった。 -
安田峰俊:いままで読まなかったのを後悔するほど面白い。そうよなあ。若い頃だとカネがなくてもフィリピンパブやチャイナパブの姉ちゃんにモテるし、同じ目線で付き合えるんだよな。しかも、それにきっちり責任取ったのが素晴らしい
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東南アジアに駐在してたとき、フィリピン駐在の仲間と、ボラカイ島のホワイトビーチで、本書を電子書籍で2時間ぐらいで読んだのは良き思い出。 自分はフィリピンに駐在してたわけではなかったが、あるある的な面白さを感じた。
実体験を元にしているため非常に面白かった -
購入後しばらく積読状態だったのだが、読み始めると一気に読んでしまった。決して社会学的な考察に富んでいるとは言えないし、問題解決のための一般化された提案があるわけでもないけれど、そんなことはどうでもいいくらいに面白い。「面白い」というのは語弊があるかもしれないけれど。著者とミカさんに幸あれ!