SFマガジン 2017年 04 月号

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  • 早川書房 (2017年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910019750475

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SFマガジン 2017年 04 月号の感想・レビュー・書評

  • ルーシィ、月、星、太陽★4
    浄化後の世界。透明感。滅びの美とプリムの希望が調和して澄んだ気持ちになれた。

    ちょっといいね、小さな人間★3
    小さな人間、彼を造ったせいで迫害にあう。主人公は耐えかねて彼を叩き潰そうとするが、「お母さん」と呼ばれて、自分が彼より小さい人間であると悟る。・・・小難しい話。

    エターナル・レガシー★5
    今話題のアルファ碁に絡んで、レガシーであるZ80ネタを混ぜ、なおかつ涙ぐむ展開となるとは。GOOD。

    精神構造相関性物理剛性★3
    丁寧さだけが取り柄の、蕎麦屋の職人。丁寧に作れば硬度の高い折鶴ができるという。でもこれ、SFなのかな?

    忘られのリメメント(1)★5
    手軽に他人の記憶を体験できる素子MEM。超記憶症候群である主人公の深菜がシリアルキラーの朝来野唯を探すハメに。朝来野の言った最後の言葉「神の記憶を見つけた」とは何なのか?惹きこまれた。次も読む。

    らくだ★3
    砂漠でらくだの子宮に入って移動する主人公。最後に、神なみの長寿であることがわかるが・・・あんまりインパクトはなかった。

    プラスチックの恋人(2)★5
    いざ鎌倉!?マシンと人間の、違いを理解しつつもsexという行為をしようと試みる対話が面白い。魂って何なんだろう。

    交換人間は平静を欠く(後)★3
    製造人間、交換人間、無能人間・・・・そういう名称をもった異能力者バトルの話だった。ちょっとがっかり。

    白昼月★3
    透明感のある月の暮らし。シャトル事故のときだけ生きがいを感じた女性。その生きがいを感じるために事故をわざと起こそうとする。地球に帰ってくれ。

    最後のウサマ★3
    ビンラディンの意志は飛び火して、永遠に消えることはない。米国の暴力的解決を暗に批判する話。でもこの話の中では、ウサマは胞子で次々増えるので…ヴィジュアル的に気持ち悪い。

    ライカの亡霊★4
    荒廃した未来での核査察官…夢も希望もない世界で、秘密裏に進められていた火星移住。不覚にも、陰謀と火星移住にときめいた。

  • "鳥子 迷い込む人が多いならあんまり役に立ってないんじゃ?
    空魚 私もそう思う。
    鳥子 熟練工が減ったのかもね。"[p.319_特別コラム 空魚と鳥子のだらだら怪談元ネタトーク 時空のおっさん]

    「ちょっといいね、小さな人間」ハーラン・エリスン 宮脇孝雄訳
    「精神構造相関性物理剛性」野﨑まど
    「と、ある日の月と翻訳機」宮崎夏次系
    「あしたの記憶装置 第14回」やくしまるえつこ
    「『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』刊行記念 宮澤伊織インタビュウ」
    「白昼月」六冬和生

  • 「SFが読みたい!2017年版」でランキング上位だった作家の短編を収録。最も楽しめたのは上田早夕里さんの「ルーシィ、月、星、太陽」。オーシャンクロニクル・シリーズのルーシィ篇の最初の作品に位置づけられるものだ。独特の世界観を描いた作品で、素直に世界観に浸れるのが楽しい。宮内悠介さんの「エターナル・レガシー」も良い。PCがまだマイコンと呼ばれていた時代のパソコンに入っていたCPUであるZ80(を自称する男)が登場し、現在もZ80が現役であることを語る。現役と言っても、物理的な半導体チップとしての存在ではなく、あくまでも論理的な機能が存在しているだけなのであるが。それでもZ80が存在しないと生活が成り立たないことが示されて、なんかほのぼのとしたノスタルジックな読後感を味わえる。

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