BACK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年12月22日発売)
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感想 : 12件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (233ページ)
感想・レビュー・書評
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謎だらけ。
事件もだけど厚田班メンバーの動向も気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冒頭で神奈川で去年おきた障害者施設殺傷事件を一瞬思い出しました。
今回は厚田班の人たちが自分で選んだか否かの違いはあれど、岐路に立っているので時間がとても気になります。
シリーズの終わりが見えてきたような。 -
内藤了『BACK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』角川ホラー文庫。シリーズ第7弾。
シリーズを重ねる度に明らかに猟奇度が増している。そもそもの設定がトマス・ハリスのハンニバル・レクター・シリーズを模しているから当然と言えば当然なのだが。主人公の藤堂比奈子がクラリス・スターリングなら、中島保がハンニバル・レクターといった位置付けなのだろう。
プロローグに描かれた豚による残虐シーンは『ハンニバル』から引っ張ってきたアイディアのようだ。物語の発端となる病院での大量殺人は、2016年に起きた相模原市の障害者施設の残虐事件を思い出させる。
今回もお馴染みのメンバーが猟奇犯罪の犯人に迫り、なかなか読み応えがある。しかし、多くの謎を残したままの歯切れの悪い結末。次作に続くということだから仕方無いが…