ぴよこさんの感想
2017年7月19日
1988年製作のメタル・ドキュメンタリー映画。 俗にいうヘア・メタルの界隈のバンドが中心的に取り上げられていて、半分ぐらいは知らないバンドだった。 派手に、刹那的に生きているミュージシャンが、将来に関して問われ急に口ごもるシーンがなんだか切ない。 実際、この作品に登場するバンドは、ほぼもう生き残っていないのを知っているから。 レミーやオジーといった大物が若い姿で出てくるのもおもしろかった。 最後、Megadethの演奏でエンドロールに入るのが、ヘア・メタルのシーンの終焉を思わせて象徴的。 なお、この数年後、90年代に入るとオルタナティヴ・グランジのムーブメントに押され、メタルは長い冬の時代を迎えることとなる。