シャンデリア (Kindle Single) [Kindle]

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著者 : 川上未映子
  • 2017年1月11日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (20ページ)

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シャンデリア (Kindle Single)の感想・レビュー・書評

  • 「くたばれクソババア」の台詞は、
    小さな犯行をする梶井基次郎の「檸檬」を髣髴とさせた。

    小説は倫理的である必要はないと再確認した。

    最後のタクシーの運転手のくだりは、作者による、せめてもの救いか。

  • お金があればこころに余裕が生まれる。
    けど、お金だけが幸せじゃない。

  • この人の化粧品売り場の描写が大好きで、今回はファッションフロアも事細かに描かれてその色とりどり煌びやかな様子と、シャンデリアでこっぱ微塵になる姿を想像しながら、逆に爆弾を仕掛ける展開は、「檸檬」っぽいなーと思いながら読んで、しかし最後はアレほどの爽快感はなくて、センチメンタル的。

    莫大な収入を得た理由も面白かったし、確かに今ならあり得そう。

    カール・ラガーフェルドをカール様と言ったりする所ウケた!そして私はunlimitedで読んだけど、99円でダウンロードして読める短編と言うのも手軽でいいな。

  • 「わたし」は毎日のようにデパートに出かけ、気まぐれに買い物をして、ほぼ一日を過ごす暮らしを送っている。高い吹き抜けの天井にはシャンデリアが燦然と輝いている。

    有り余るお金があり、無為に毎日を過ごす主人公。
    深く考えることもなく、ブランド品を買う。
    ある意味、憧れの生活。
    面白かった。
    (電子書籍 kindle)

  • 「パンドラ」を思ったより早く読み終わってしまったため、
    久々にUnlimitedストアを徘徊。ピンと来るタイトルのモノが
    あれば読もう、とか思っていたのだけど、Unlimited商品に
    よく見る名前の作家を発見。芥川賞作家・川上未映子がソレ。

    ・・・因縁の芥川賞関係作品だが、「コンビニ人間」
    でややストレスが薄まった気がしていたので、取り敢えず読ん
    でみることにした。そしてこれまで作品こそ読んでいないもの
    の、川上未映子は若干気になっていた作家。いわゆる文学系ア
    イドルで、プロとして音楽活動も続けるミュージシャンでもあ
    る、という偏った予備知識アリ。ハッキリ言えば、その「見た
    目」に惹かれていただけなのだけど(^^;)。

    この作品はお馴染みのKindle Single。
    ものの数分で読み終わる短編が1本掲載されているだけなので、
    この作家について深く語る資格は本来僕には無いのだけど・・・。
    もし他の作品もこういう文体で書いているのだとすれば、僕に
    はちょっと敷居が高い(^^;)かもしれない。

    登場するアイテムの殆どが「女性」にしか解らないものであり、
    何がどう凄いのかが全く理解出来ない。というか、積極的に理
    解しようとも思えない(^^;)。その所為か、ラストの唐突な展開
    も全く心に響かなかった・・・。

    基本、そんなもんなんだろうなぁ、アクタガワ系統の人は(^^;)。
    ただ、僕にはなぁんの関係も無いのだけど、もしかしたらいわ
    ゆる「感度高い系」の女性陣には受ける可能性アリ、とだけ言
    っておく。

    この作家の他の作品を読む機会は・・・
    無いだろうなぁ、きっと(^^;)。

  • このくらいのお年頃の心の闇の部分でしょうか?私とは違う生き方の彼女だけれど、なんとなくわかる。
    多かれ少なかれモノに依存してしまうのは、寂しい時間を過ごすことが多くなった現代人ならではの現象とも言えるのかな。

  • 川上さんの小説、ノーガードで他人の悪意にぶん殴られるようなことがよくあるけれど、
    主人公が殴る側なのは珍しいと思った。
    でも攻撃というよりは自傷行為っていうか、自爆っていうか。
    主人公もボロボロになってて痛々しい。

    そして、どこか虚しい買い物描写にとても共感した。
    高価なものを買ったあとの、あの後ろめたさってなんなんだろう。
    ちゃんと対価を払ってるのに、卑怯なことをしてる気持ちになる。
    自分の場合は、「普通の人より苦労してないんだから、普通の人よりいい思いをしてはいけない」
    っていう思い込み?があるのかも。

  • この感性にはちょっと理解できない、と最初は思ったけど、よく考えてみたら、自分も確かにそういう買い物に夢中してた時期があった。
    それは就活の真最中で、第一志望の会社に落ちてからはなかなか進路が決まらなくて、彼氏とも喧嘩したり、何もかもうまくいかなかった。その時、デパートに行って、BAさんと話したり、買い物をしたりすることだけが、ワクワク感じた。
    説明会に行く前に、わざわざ会場と違う方面のデパートによって、アルマーニのファンデーションを試して購入したり、普段絶対買おうと思わないアルビオンの高い美容液を買ったり、学生ながら月に十万円ぐらい使って、化粧品を購入していた時期はあった。
    今振り返ってみると、その時は多分、すっごく孤独だったからだと思う。一人暮らしで、友達もみんな論文や就活に追われて、彼氏ともほぼ交流がない状態のなか、優しく接してくれたのは、BAさんしかいなかった。
    主人公の「わたし」もそうかもしれない。身近に親しい人居なさそうだけど、お客様としてなら、店員に親切にしてもらえる、だからデパートで毎日過ごせる。
    ただ、就活中の自分には、まだ未来への希望があって、彼女はそれすらなくなってるのではないかと思う。
    年取ってからの絶望は、若い人が想像できないほどのものかもしれない。

  • おとぎ話みたいな話。
    どこか、この世にはありえない世界に迷い込んでしまったような。

    洪水のように、とめどなく押し寄せつづける高級ブランド。あくまでも流れ。とどまりつづけることはなく、ただ流れる。どこに行き着くのかもわからない。

    この女性は、
    なぜこんなに孤独なのか?
    なぜ毎日通いつづけるのか?
    なぜ。その答えはこの本にはない。想像を巡らせるしかない。

  • 世の中で自分だけが絶望する権利を有すると思っている女の話

  • 作者の感性に惹かれた。

  • 川上未映子さんの小説を初めて読んだ。ほぉ、なるほど。

  • 独特の文体。

    「シャンデリア」の比喩?がよかった。

  • この人の作品は文章にリズム感があって読みやすい。本作は着想がなかなか面白いと思った。

  • 川上未映子さんの本はとても好き。女としての何かが癒されます。そんな話じゃなくても。

  • キラキラしたシャンデリア、落ちるのはきまってわたしの上なのだ。

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