シャンデリア (Kindle Single) [Kindle]

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著者 : 川上未映子
  • 2017年1月11日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (20ページ)

シャンデリア (Kindle Single)の感想・レビュー・書評

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  • 「くたばれクソババア」の台詞は、
    小さな犯行をする梶井基次郎の「檸檬」を髣髴とさせた。

    小説は倫理的である必要はないと再確認した。

    最後のタクシーの運転手のくだりは、作者による、せめてもの救いか。

  • なんとなく梶井基次郎『檸檬』を思い出す。
    ありもしない、できもしない「檸檬」を置いてくる想像(妄想)と シャンデリアの落下を想像(妄想)する「わたし」が被った。

    デパート好きな作者ならではの作品で『おめかしの引力』などが好きな方にはオススメかもしれない。

    あらゆるブランド品名の羅列。
    洋服、コスメ、バッグ、アクセサリー。
    キラキラした表紙のシャンデリアのイメージとは真逆の、虚栄心に苛まれた満たされないココロ。闇、痛み。
    でも、シャンデリアってそんなものなのかな。いつかは壊れる硝子のココロ。
    誰かを傷つけ、傷つけられ、下敷きになって。
    だけど、どこかで夢見ている硝子の破片。
    硝子の破片で傷つけられて、自分を失い壊してしまった方がいっそラク。
    そんな葛藤が聞こえた気がした。

    個人的にはあまり好きではない未映子嬢パートではあったが、なぜか印象には残る作品でもあるかな。

  • 1日をデパートで過ごす人。どこからお金がないわいてくるのかわからないが、高級ブランドで欲しいと思ったものを買う。と言っても買いもの狂いという訳ではなさそう。
    この話から何を読み取れば良いのだろうか…

  • 老婆への最後の一言が、すごい。
    孤独さと悲しみを、デパートできらきらしいものを買うことで紛らせているのか。

  • デパート依存症な主人公。一見普通風な金持ちを演じているその言動に、読んでいて「普通じゃないなぁ」と思いながら、一番傷ついていたのは主人公自身。人の薄黒い頭の中の感情の洪水を表現する天才だと思います。

  • お金があればこころに余裕が生まれる。
    けど、お金だけが幸せじゃない。

  • この人の化粧品売り場の描写が大好きで、今回はファッションフロアも事細かに描かれてその色とりどり煌びやかな様子と、シャンデリアでこっぱ微塵になる姿を想像しながら、逆に爆弾を仕掛ける展開は、「檸檬」っぽいなーと思いながら読んで、しかし最後はアレほどの爽快感はなくて、センチメンタル的。

    莫大な収入を得た理由も面白かったし、確かに今ならあり得そう。

    カール・ラガーフェルドをカール様と言ったりする所ウケた!そして私はunlimitedで読んだけど、99円でダウンロードして読める短編と言うのも手軽でいいな。

  • 「わたし」は毎日のようにデパートに出かけ、気まぐれに買い物をして、ほぼ一日を過ごす暮らしを送っている。高い吹き抜けの天井にはシャンデリアが燦然と輝いている。

    有り余るお金があり、無為に毎日を過ごす主人公。
    深く考えることもなく、ブランド品を買う。
    ある意味、憧れの生活。
    面白かった。
    (電子書籍 kindle)

  • 「パンドラ」を思ったより早く読み終わってしまったため、
    久々にUnlimitedストアを徘徊。ピンと来るタイトルのモノが
    あれば読もう、とか思っていたのだけど、Unlimited商品に
    よく見る名前の作家を発見。芥川賞作家・川上未映子がソレ。

    ・・・因縁の芥川賞関係作品だが、「コンビニ人間」
    でややストレスが薄まった気がしていたので、取り敢えず読ん
    でみることにした。そしてこれまで作品こそ読んでいないもの
    の、川上未映子は若干気になっていた作家。いわゆる文学系ア
    イドルで、プロとして音楽活動も続けるミュージシャンでもあ
    る、という偏った予備知識アリ。ハッキリ言えば、その「見た
    目」に惹かれていただけなのだけど(^^;)。

    この作品はお馴染みのKindle Single。
    ものの数分で読み終わる短編が1本掲載されているだけなので、
    この作家について深く語る資格は本来僕には無いのだけど・・・。
    もし他の作品もこういう文体で書いているのだとすれば、僕に
    はちょっと敷居が高い(^^;)かもしれない。

    登場するアイテムの殆どが「女性」にしか解らないものであり、
    何がどう凄いのかが全く理解出来ない。というか、積極的に理
    解しようとも思えない(^^;)。その所為か、ラストの唐突な展開
    も全く心に響かなかった・・・。

    基本、そんなもんなんだろうなぁ、アクタガワ系統の人は(^^;)。
    ただ、僕にはなぁんの関係も無いのだけど、もしかしたらいわ
    ゆる「感度高い系」の女性陣には受ける可能性アリ、とだけ言
    っておく。

    この作家の他の作品を読む機会は・・・
    無いだろうなぁ、きっと(^^;)。

  • このくらいのお年頃の心の闇の部分でしょうか?私とは違う生き方の彼女だけれど、なんとなくわかる。
    多かれ少なかれモノに依存してしまうのは、寂しい時間を過ごすことが多くなった現代人ならではの現象とも言えるのかな。

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