最高の結果を引き出す質問力 その問い方が、脳を変える! [Kindle]

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  • 河出書房新社
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  • いい質問とは、
     質問したことで、自分に気づきを促すような質問
     場の空気を変えることができる質問

    理解できない人がいたら、
     どうしてそのようにふるまっているのか考えろ

    優しい人とは、冷静な分析を積み重ねることができる人

    一つのことをずっと考えるな。質問を脳に投げかけて、無意識に頼れ

    うまくいかなかったり、つらいことがあった時
     どの辺からうまくいかなくなったのか
     なぜそれを止めることができなかったのか
     今の自分にできることは何か
    と問いかけろ

  • 推敲しきられていないというか、十分に練られた内容ではないと思う。全体的に感覚で書かれ得ている上に、良い質問の例にしても要素間のレベルがバラバラに感じた。

    ただ、そうは言っても、良いと思われる質問をするためにどういった視点で考えると、どういったことを問うのが良いのか、というヒントは得られると思う。

    茂木さんの著書だから成り立っている感じはあるかも。エッセイとして読むと良い。

  • 質問について、著者の経験からその重要性、何が良い質問で何が悪い質問なのか、質問力を鍛えるための具体的な方法などについて紹介された本。分量も少なめでサラッと読めます。

    質問は、理想と現実のギャップを埋め、現実を変えていく力がある。また価値観の多様化、技術の進歩などを背景に正解を探すよりも問題提起する力の方が重要になりつつあり、その文脈の中で、問題提起=質問である。それ故にいい質問ができることは、現代においてますます必要な能力となってきている。

    良い質問とは、①空気を変える、②相手の経験を聞く、③好きなものを聞く、④本心に気づかせる、⑤自分の生き方を問う。

    部分的には力強く説得力ある説明もあるが、全体的には具体例が乏しく、説得力の欠けるパートはあったかなと思いました。サラッと読めるので、質問力の一つの考えとして読んでみるのもいいと思います。 

  • 「こういうときはどうすればいいんだろう?」
    「どうすれば、うまくできるようになりますか?」
    仕事でもプライベートでも、日常生活において、自分自身や他人に対して、たくさんの質問をしている。
    質問ほど自分を変え、世界を変えるものはないと言っても過言ではない。

    その重要性は、これからも変わらない。
    自分の求める生き方を推進し、誰にも縛られずに自由な生き方ができる。
    質問には、そんな秘められた力がある。
    質問はスキル。変化の激しい時代を生き抜くために最も必要なものの1つ。

    質問は脳の可能性を引き出すものだから。質問は脳を活性化させるだけでなく、
    目の前にあるさまざまな問題を解決に導いてくれる。

    始まりは、「どうしたらいい?」「どうすればいい?」というささいな質問。そこから問題解決のヒントを導き出し、それらを1つ1つ実践していって、大きな成果を出すに至った。彼らが質問しなければ、私たちの生活は今よりもはるかに不便なものになっていたはずだ。

    質問の歴史は、人類の歴史。
    「どうしたら今よりよくなるか?」
    そんな大きな力を秘めているのに、日本人は質問をするのが下手。
    「こんな質問をしたら、バカだと思われる」
    「こういう質問したら、笑われてしまう」
    そう考えて、質問することをためらう。

    また日本人の質問は、海外では通用しないことが多い。
    「能率を上げるには、なにから始めるのがいいですか?」
    「英語は何歳から始めるのがいいですか?」
    他人に正解を求めるこれらの質問は「ナイーブな質問」として、
    海外ではまるでなかったかのように、スルーされてしまうものなのだ。

    質問はイノベーションを興し、問題解決に導く。
    それを効果的に使えるようになれば、自分を変え、ライバルがいない「ブルー・オーシャンの世界」にたどり着ける。
    質問力は、ときめき力。カウンセリング力でもあり予測力。何より現状を大きく変える力。

  • 「よい質問」「悪い質問」の基準、思考ロジックなどが参考になりました(主に前半部分)。後半部分は少し主観的な印象が強かったので、多少斜め読みになりました。
    質問について、エッセイ的に読むのにオススメです。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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