ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2017年 03 月号 [雑誌] (顧客は何にお金を払うのか)

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  • / ISBN・EAN: 4910059690373

感想・レビュー・書評

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  • ”クリステンセン教授の「なされるべき仕事(Jobs to be done)」論文掲載。

    <キーフレーズ>

    <きっかけ>
    田中伶さんのビジネス書キュレーションサロンにて激賞されてたので。”

  • 内容紹介
    │特集│顧客は何にお金を払うのか

    ●運頼みのイノベーションから脱却する方法
    Jobs to Be Done:顧客のニーズを見極めよ
    ・クレイトン M. クリステンセン ハーバード・ビジネス・スクール 教授
    ・タディ・ホール ケンブリッジ・グループ プリンシパル
    ・カレン・ディロン 元『ハーバード・ビジネス・レビュー』編集者
    ・デイビッド S. ダンカン イノサイト シニアパートナー

    ●なぜ値上げをしても来場者が増えるのか
    USJで実践した数学マーケティング
    ・森岡 毅 元 ユー・エス・ジェイ チーフ・マーケティング・オフィサー
    ・今西聖貴 ユー・エス・ジェイ シニア・アナリスト

    ●すべての商品・サービスに通用する
    顧客がほしいと思う30の「価値要素」
    ・エリック・アルムキスト ベイン・アンド・カンパニー パートナー
    ・ジョン・シニア ベイン・アンド・カンパニー パートナー
    ・ニコラス・ブロック ベイン・アンド・カンパニー パートナー

    ●【インタビュー】曖昧さと複雑さがサービスのカギ
    人の好みはいまも昔も変わらない
    ・古川健介 Supership 取締役

    ●新たな競争優位の源泉
    インサイトエンジン:データから顧客を知る力
    ・フランク・ファンデンドリースト カンター・フェルメール 最高クライアント責任者
    ・スタン・スタヌナサン ユニリーバ エグゼクティブバイスプレジデント
    ・キース・ウィード ユニリーバ 最高マーケティング・アンド・コミュニケーション責任者


    │HBR翻訳論文│
    ●「戦略」【インタビュー】自動運転、電気自動車、移動オフィス……
    (自動車産業はどこへ向かうのか)
    ・カルロス・ゴーン ルノー・日産アライアンス 会長兼CEO

    ●「コミュニケーション」認知面と情緒面の成功感覚を育む
    職場のイヤな奴から身を守る法
    ・クリスティーン・ポラス ジョージタウン大学 マクドナースクール・オブ・ビジネス 准教授

    │連載│
    ●SHIFT:イノベーションの作法5
    市場を実験場にしない
    ・濱口秀司 ビジネスデザイナー

    ●世界標準の経営理論30
    社会学ベースの制度理論
    我々は常識という幻想に従うか、活用するか、塗り変えるのか
    入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授

    │巻頭インタビュー│
    ●Inventing the Future:未来をつくる4
    稼げる家族経営の農業を日本全国に広げたい
    宮治勇輔 みやじ豚 代表取締役社長

    │Idea Watch│
    ●人材確保にテクノロジーの活用を
    『ハーバード・ビジネス・レビュー』編

    ●「いいね」を過大評価するな
    『ハーバード・ビジネス・レビュー』編

    ●「一晩置く」ことで意思決定は向上するのか
    レベッカ・スペンサー マサチューセッツ大学 アマースト校 教授

    │リーダーは「描く」│
    ●いろいろな人とともにオーケストラをつくり上げる
    孫 泰蔵 Mistletoe 代表取締役社長兼CEO

    │前号を読んで│
    ●時々のテーマやイシューの啓蒙にも期待したい
    麻野耕司 リンクアンドモチベーション 執行役員

    ●実務から理論へ、さらに実務へとループする雑誌に
    ・松田光憲 はてな 人事・総務部長

  • 顧客は何にお金を払うのかを考える時の
    「ヒントとなるワードとそのざっくりとした考え方」
    が結構沢山載っている。

  • 【USJで実践した数学的マーケティング】p44~53
    ・人間は主観から逃れることができないのか?
    →いくら客観的なデータをもとに判断しようとしても
    最終的にそれをもとに判断するのは人間の主観。
    だからこそ、経験があるほど、その主観の鋭さは磨かれるし、思考の深さも磨かれる。


    そして、マーケッターとしての経験を積めば積むほど、顧客にとって自社の価値を上げるドライバーがなんなのかを主観的に判断できる。

    やはり、マーケッターは人の心理に関わる面白い仕事だ、


    メモ:すぐれたマーケッターの性質
    →ターゲットとなる消費者の行動から彼らの心理を読み解く力が養われ、消費者にも共感することができる。
    いろいろなことに興味関心を持ち、情報を入手して、トレンド研究をしている。

  • P9:人材確保にテクノロジーの活用を
    一般的に人が仕事を辞める理由
    ・上司が気に入らない
    ・昇進や成長が見込めない
    ・もっとよい仕事(給与)を提示された
    新しい調査では辞める理由だけでなく時期にも焦点をあてている。
    ・会社での節目(入社して何年経ったか6%増加/部署異動して何年経ったか9%増加)
    ・誕生日(特に30,40を目前にしたタイミング12%増加)
    ・同窓会などの仲間との大きな集まり(16%増加)

  • クリステンセン教授ほかによる『顧客のニーズを見極めよ』(原題:Jobs To Be Done)は、タイトルこそありきたりですが、内容には刮目すべきものがあります。

    現代のテクノロジーがもたらす膨大なデータを収集したり、あるいはそれを定量的に分析して相関を見ようとすると誤るぞ、というあたり、冒頭から刺激的でした。

    いわく、顧客がなにを達成しようとしているか、なにを片付けるべき用事としているか、にこそ商機があるとのこと。
    つまり、顧客のカテゴリに焦点をあてたり、商品の特質を強調したマーケティングではなく、顧客がおかれた「状況」こそが購買に直結するポイントだというのです。


    エリック・アムルキスト氏ほかの『顧客がほしいと思う30の「価値要素」』もこれに通じるものがあります。

    マズローの欲求5段階説を引用しながら、顧客のニーズを30項目に類型化。調査によると、そのれらの要素において複数項目で高い評価を受けている商品は、顧客の忠誠度が高く、また売上高の増加率も高いようです。


    これらの内容は、顧客が商品を購入すること、という企業のある種の究極のテーマに対する新しいアプローチになるように思いました。

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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