- Amazon.co.jp ・電子書籍 (129ページ)
感想・レビュー・書評
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『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』など、絵画や画家を題材にした小説を発表している、原田マハ。
『楽園のカンヴァス』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101259615
『ジヴェルニーの食卓』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4087453278
僕もこれらの作品を読んで、美術に対する興味を深めさせてもらいました。
その原田マハが美術鑑賞についての新書を発表したと知って、電子書籍版で読んでみることにしました。
題名の通り、「印象派」の象徴的な存在で、著者自身も大きく影響を受けたという、クロード・モネが主題になっています。
モネとはどのような画家だったのか、印象派と言われる絵画はどのような特徴があるのか。
印象派の絵画がどのような点で、それまでの絵画と違っていたのか、本書を読んで頭を整理することができました。
また日本や日本人との関係についても、ページを割いて書かれています。
これまで日本各地の美術館を見て回っていて、「なんでこんなにモネの絵があるのだろう」と不思議に思っていたのですが、本書を読んでようやく、納得することが出来ました。
専門的な知識を持った人には、既知の内容が多いのかもしれませんが、僕のような美術鑑賞初心者にとっては、気づかせてもらえる部分の多い一冊でした。
個人的には、このような形でアンリ・ルソーに関する本も発表してもらえれば、と願っています。
『太陽の棘』原田マハ
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B01N0A1DQC
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原田さんはやはり小説がいいねえ。。。