モネのあしあと 私の印象派鑑賞術 (幻冬舎新書) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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  • 『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』など、絵画や画家を題材にした小説を発表している、原田マハ。

    『楽園のカンヴァス』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101259615
    『ジヴェルニーの食卓』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4087453278

    僕もこれらの作品を読んで、美術に対する興味を深めさせてもらいました。

    その原田マハが美術鑑賞についての新書を発表したと知って、電子書籍版で読んでみることにしました。

    題名の通り、「印象派」の象徴的な存在で、著者自身も大きく影響を受けたという、クロード・モネが主題になっています。

    モネとはどのような画家だったのか、印象派と言われる絵画はどのような特徴があるのか。
    印象派の絵画がどのような点で、それまでの絵画と違っていたのか、本書を読んで頭を整理することができました。

    また日本や日本人との関係についても、ページを割いて書かれています。
    これまで日本各地の美術館を見て回っていて、「なんでこんなにモネの絵があるのだろう」と不思議に思っていたのですが、本書を読んでようやく、納得することが出来ました。

    専門的な知識を持った人には、既知の内容が多いのかもしれませんが、僕のような美術鑑賞初心者にとっては、気づかせてもらえる部分の多い一冊でした。
    個人的には、このような形でアンリ・ルソーに関する本も発表してもらえれば、と願っています。
     
    『太陽の棘』原田マハ
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B01N0A1DQC
     .

  • 原田さんはやはり小説がいいねえ。。。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

原田マハの作品

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